稲田淳(いなだじゅん) | ページ 3 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

株式会社ブリーチ

管理部

取締役 管理部長

稲田 淳 いなだ じゅん

IPO実現に向けて推進力を発揮。業績達成責任とCFO職務を両立するバランス感覚を持つ
自由人タイプ
自由人タイプ

1982年1月18日生まれ(42歳)
埼玉県出身 ・ 神奈川県在住
早稲田大学 商学部 卒業

7人生の目的と公認会計士という資格

公認会計士という資格があるからこそ、これまで様々な経験を積むことができたし、キャリアを形成することができたと思う。そして何よりも自信を持つことができた。慢心・過信につながらないように自制は必要ではあるが。

最終的には、公認会計士という資格にこだわらずに、もう少し踏み込んだ言い方をすれば肩書きに頼らなくても生きていけるようになりたいとも思っている。尊敬する公認会計士の先輩方を見ていると、公認会計士という資格に拘束されている訳ではなく、それを上手に使いながら仕事をされているし、尊敬する経営者の方は、IT分野で活躍していたかと思えば、デザインに対する考察が鋭くそちらの方面に進出したり、最近では、ヘルスケア分野で事業を創出し地方自治体とも連携したりと、幅広い業務を難なくこなしている。そのような諸先輩方を見ていると、本当に人生そして仕事を楽しんでおられると心より思う。会計・財務・税務はもちろんではあるが、それ以外にも多方面に知識を広げ経験を積んでいくことにより、どのような分野であれ依頼された業務に対してきちんと価値を提供できるようにしていきたい。また将来的には、自分の興味が湧く分野で仕事をしていくことができるように願っている。それが公認会計士の仕事に関わるのかどうかは今後次第ではあるが、最終的には肩書きに頼らなくても生きていけるように、脱公認会計士を目指せればいいと思う。

8これから成し遂げたい事、将来の夢

私はこれまでのキャリアで、様々な人からチャンスをもらい、典型的な日本人なのかもしれないが、「YES」と多くの場面で言っていたことで色々と上手くいったと自負しているが、最初にIPOという業務に携わらせていただけたことはラッキーであった。

公認会計士試験を合格された方であれば、会計・法律・経営と事業を運営する上で必要な知識を一通り勉強してきているであろうし、監査法人に行っていれば他社事例も多く見ている。さらに、その知識を活かした経験、チームで何かをやり遂げるという経験やパソコンスキルも含めて多くのスキルを身につけたり学んだりしていると思っている。

IPOに関連した業務は、このような公認会計士が持っている知識・経験・スキルと相性が抜群に良いと認識しているし、自分もその恩恵に預かったと思う。まだまだ自分自身がスキルアップをして経営者として勉強しなければならないことは自覚をしているが、ゆくゆくは自分がもらったチャンスや身につけた経験やスキル、周りの人たち、特に若手世代の公認会計士に還元できたら嬉しい。そのため、将来はベンチャー企業のCFOに就任した公認会計士をサポートして、多くの公認会計士が上場会社のCFOとして日本経済を牽引していく手助けをできたら幸いである。

9キャリアを模索する会計士、会計士受験生へのアドバイス

キャリア形成でも書かせていただいたが、私の初期のキャリア形成は慎重に何かを考えて決定したというよりも、とりあえずやってみてから考えるという流れに身を任せる形で築いてきた。これを良しとするかどうかは、人によっても違うと思うし、もちろん確固たるやりたいことがある人にとっては駄目な考え方であると思う。ただ、今は何をするのか漠然としか見えていないというのであれば、流れ(チャンス)に乗っかることも大事だと言いたい。

仕事で考えると分かりやすいと思うが、基本的に仕事は解決できる人や完結できる人に優先的に回ってくるわけであって、そもそも無理だろうなと思われている人には教育や指導という特別の意思がない限りは分担されない。それと同じで、チャンスというのもつかみ取れる人にしかやはり回ってこないし、後戻りのきかないものだと認識している。

立ち止まってじっくりと考えることも大事ではあるが、そのチャンスに乗っかることで仕事自体や一緒に働くメンバーに関して何か楽しそう、面白そう、もしくはわくわくしそうな感情がちょっとでも湧くのであれば、それには乗っかってみることも大事だと思う。昔よりも転職に寛容な社会であるし、これからよりそのような風潮が強くなるのではないかと考えると、例え失敗したとしても挽回することはいくらでも可能である。しかし一方で、チャンスはそう数多くは来ないし、待ってはくれない。いつでもチャンスというボールが来たときに、バットを振る準備をしておいて欲しい。

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