外山裕之(とやまひろゆき) | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

MODコンサルティング株式会社

代表取締役副社長

外山 裕之 とやま ひろゆき

再生支援企業と共に業績改善を目指す企業のドクター。数値に基づく分析力と人間力を磨き続けることが何より大切
革命家タイプ
革命家タイプ

1978年6月24日生まれ(46歳)
東京都出身 ・ 東京都在住
慶應義塾大学 経済学部 卒業

革命家タイプの特徴
  • 内向的
  • 臨機応変型
  • 大局タイプ
  • 個人主義
  • 伝統型
  • 外向的
  • 計画管理型
  • こだわりタイプ
  • 集団主義
  • 革新型
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  • このタイプの割合
    回答者全体の
  • 21.4%

自身の仕事に対して情熱を持って取り組む傾向にある。
また高いコミュニケーション能力を活かして、周囲と協力しながら物事を進めることができる。
知的好奇心も強いため、新しい考えや意見を取り入れることをいとわない。
物事を抽象化して考えるため、大局的な判断力を持つ。
ストレスを感じても過敏に反応することなく的確に対処ができるため、周囲からは誠実かつ落ち着いて見られることが多い。

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1キャリアサマリー
大学卒業後は家業を継ぐ予定だったのが急遽状況が変わり公認会計士を目指す事を決意。公認会計士試験の予備校で、後に一緒に会社を設立することになる金子と出会う。
2004年
会計士試験合格後中小規模の監査法人へ入所。
2009年
山田ビジネスコンサルティングへ入社。
2017年
MODコンサルティング株式会社を設立し、中小企業の事業の再生や業績改善の支援等を行っている。
2監査法人における経験およびその後のキャリア選択のきっかけ

監査法人における経験は4年程度。だが、その後の仕事のベースにもなる非常に大きな経験だった。
振り返ると、4年間という期間を考えると就職先が大手監査法人ではなく中小規模の監査法人であった事が良かったと思う。会計士試験合格後のキャリアについては、とにかく早く成長をして将来独立しても活躍できるだけの実力を身につけたいという理由から、監査法人ではなく事業会社かコンサルティング会社へ行きたかったのだが、私が会計士試験に合格した当時は採用の市場が厳しく断念したというのが実情である。

監査法人に行くのであれば大手よりも中小の方が早い段階で仕事を任せられるため成長スピードが早いという話を聞き入所を決意したのだが、実際に入所してみると業務はそれなりにハードだった。だが、法定監査だけでなくIPO支援からデューデリジェンス業務まで幅広い経験を積むことができた。従業員の人数が少ない分、1年目から主体的に業務に向き合わないと仕事が回らないという事もあり早い段階で監査対象会社の手続全般を見る事ができたのは非常に良かったと感じている。

また、代表の動き方を間近で見る事ができたのも後のビジネス人生では非常に役立っている。代表は監査法人のパートナーというよりもビジネスマンという印象で監査対象会社の方からも信頼されており、代表の動きを観察することでクライアントは我々に何を求めていて、そのためにはどのようなスキルが必要かという事を身近で感じる事が出来た。その後のキャリア選択のきっかけは、私が公認会計士を目指したきっかけにもつながる。詳細は後述するが、より経営者の視点に近い立場で業務を行いたいという思いから監査法人からコンサルティング会社への転職を決意した。

コンサルティング会社では事業再生支援業務が中心であったが、M&Aや事業承継にも関与する事ができ業務の幅が一気に広がった。また、新卒社員をはじめ金融機関出身者等様々なバックグラウンドを持つメンバーが多く在籍していた事から会計的な視点にとらわれない柔軟な考え方を身につける事ができたと感じている。さらに、社風としてビジネスマンとしての常識や人間力を非常に重視していたことから、若手でもしっかりとして魅力的な社員が多く、彼らの刺激を受けて人間力という面で成長させてもらえた事が現在の仕事でも大いに役立っていると実感している。

3今現在の仕事の内容、特徴、キャリアパス

今現在はMODコンサルティング株式会社を設立し、中小企業の事業再生支援や業績改善のための支援等を行っている。中小企業の事業再生支援という仕事は、一般的には、業績不振等の理由で銀行借入金の返済が困難になった企業の財務および事業の実態を把握(財務デューデリジェンスおよび事業デューデリジェンス)し、企業が資金的に苦しくなった要因を特定しどうすれば窮境を打破できるかを企業と一緒に考え再生計画を作成し、その計画をもって金融機関に説明し借入金の返済猶予や債務免除等の協力を得ながらクライアントが継続して事業活動を行う事ができるように支援をするという仕事である。日常生活に例えると、病気になった患者が医者の診察を受けて治療を行い元気になっていくという例に似ている事から企業のドクターという言い方をされる事もある。

弊社の特徴としては、一般的な再生支援業務の究極の目的である中小企業の業績改善という結果にこだわり、コンサルタントというよりも中小企業の社員もしくは役員等当事者に近い立場でプロフェッショナルとして仕事をするという点にある。いわゆる再生支援業務を謳っているコンサルティング会社は多く存在するが、自身が当事者的立場で業績改善の支援までを行っているコンサルティング会社は少ない。その理由の一つとして、業績改善の支援は個人の力量に大きく左右される事から規模のメリットが働きづらく、大規模なコンサルティング会社であっても組織的に行う事が難しくコンサルティング会社としての収益源にはなりづらいという点が挙げられると思う。

私自身も前職のコンサルティング会社時代に再生業務を行っていたのでその点については実感をしており、逆に小規模でも実力さえあれば十分に勝負ができると確信をして独立をしたのだが、この点について会社を設立して間もない段階からクライアントの業績改善支援業務に力を注ぐ事が出来ているのは一緒に会社を設立した代表の金子の存在が大きい。金子とは公認会計士試験の予備校で知り合ったのだが、彼は前職のコンサルティング会社時代に事業再生支援の部隊を自ら立ち上げ、場合によってはクライアントの役員という立場で事業再生の結果を出してきており、その実績を知る金融関係者の方々から会社設立当初から新規案件の引合いを頂いたため営業活動に時間を割く事なく本業に没頭することができている。

独立をした税理士や公認会計士の多くは、営業面で苦労して結局は当初やりたいと思っていた仕事とは異なる仕事をして生計を立てているという話をよく聞くが、その点私は非常に幸運であったと思う。人との出会いがその後のビジネス人生を大きく変えるという事を身をもって体験し、改めて縁の大切さを実感している。

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