水野智博(みずのともひろ) | ページ 3 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

株式会社グローバル・リンク・マネジメント

経営企画室

経営企画室 次長

水野 智博 みずの ともひろ

ベンチャー企業に評論家はいらない。自ら率先して行動することでプレイングマネージャーを実践

1977年12月23日生まれ(46歳)
愛知県出身 ・ 東京都在住
一橋大学 社会学部 卒業

7人生の目的と公認会計士という資格

人生は楽しく過ごしたいと思っています。それには最低条件としてある程度は経済的にも余裕が必要になります。私の人生において、今のところ公認会計士という資格は経済的に恵まれた仕事にアクセスするのに役立ったと思っています。
また人生において仕事の時間というのは大きな割合を占めることとなりますので、自分が満足の行く仕事に就くというのは人生を楽しく過ごすために大きな要素になってくるように思います。
私は図らずもこれまで3回転職しています。私が今まで経験した4社全て異なる業界です。今の会社の前の直近2社は在籍期間が短かったですが、2社とも毎日充実した日々を過ごせ、この2社に籍を置けてよかったなと感じています。公認会計士の資格がなかったらこのような全く異なる業界への転職はできなかっただろうなと思います。

また公認会計士資格を持っていることで、同じ資格を保有している素晴らしい先輩、後輩に出会うことができました。監査法人を辞めた後の方が同じ資格を保有している者同士のつながりをより強く意識するようになり、良い出会いが多くなったと思います。公認会計士という資格を持っていることで人生が楽しくなった一面であると思います。

8これから成し遂げたい事、将来の夢

目先は今の仕事をひとつひとつ確実にこなしていきたいと考えています。当たり前のことですが、それしかキャリアでの成功への道のりはあり得ないからです。

あと会計の勉強をちゃんとやっていこうと思います。現状会計とは関わりのない仕事も増えており、意識的に勉強するようにしないと会計の分野で取り残されてしまうと危機感を感じています。このようなことを書くと「最終的に経理部長になりたいのね」と言われそうですが、そうではなく、公認会計士資格を保有しているものとして人並以上に会計に関する知見を備えておくのは当然だと考えています。
以上のような地道な積み重ねをしていけば、しかるべきポジションに辿り着けるものと信じています。そしてポジション的にも経済的にも成功する、それが将来の夢です。

9キャリアを模索する会計士、会計士受験生へのアドバイス

会計士としてキャリアをスタートさせる場所として、監査法人がやはり最適ではと思っています。その理由は、下記の通りです。
①さまざまな会社の会計処理、ケースに携わることができ、会計に関する知識、経験を自分の血肉とすることができる。
②ロジカルに考える、説明する訓練を積むことができる。
③監査法人が考えていることを体得できる。
シニアの中盤ぐらいになれば、監査に関する限りパートナーと同じ目線で仕事できるようになると思いますので、それ以降ネクストキャリアを模索すれば良いと思います。

また監査法人の外に出てキャリアを積む設計をしているのであれば、そんなに長くいるのも良くないと思います。その理由は下記の通りです。
①長くい過ぎると先生仕事の匂いを消し去ることができなくなる。
②監査法人のキャリアは大概の場合、ネクストキャリアにおいてサラリー面では評価されない。
③自分が目指しているキャリアの経験を積む時間がその分短くなる。

ネクストキャリアとして事業会社を考える人もいるかと思いますが、時間のある若い人であればいきなり事業会社に入るのではなく、FAS・戦略系コンサルティング会社に入るのもいいのではと思います。事業会社で財務会計だけやっていれば務まるなんてことはまずありえません。CFOになろうという人であれば、社長と他の経営陣と対等に議論し意思決定をしていかなければならないので、財務会計以外の付加価値をつけておかなければならないのは尚更だと思います。
私は実際にFAS・戦略系コンサルティング会社で働いた経験はないですが、働いた経験がある方から何人もお話を伺ったところ、良い経験を積めたという方がほとんどで、羨ましくもあります。

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