横山正宏(よこやままさひろ) | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

認定NPO法人フローレンス

働き方革命事業部

CFO

横山 正宏 よこやま まさひろ

NPO法人CFOの先駆け的存在。ソーシャルセクターの社会的信用力の向上のため日夜奔走
チャレンジャータイプ
チャレンジャータイプ

1990年2月28日生まれ(30歳)
千葉県出身 ・ 東京都在住
早稲田大学 商学部 卒業

会計士データ
  • 年齢
    20代以下
    回答者全体の
    7.5%
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  • 役職
    取締役
    回答者全体の
    17.5%
    一覧へ
  • 企業種別
    その他
    回答者全体の
    9.0%
    一覧へ
  • 出身
    関東
    回答者全体の
    54.2%
    一覧へ
チャレンジャータイプの特徴
  • 内向的
  • 臨機応変型
  • 大局タイプ
  • 個人主義
  • 伝統型
  • 外向的
  • 計画管理型
  • こだわりタイプ
  • 集団主義
  • 革新型
  • 30
  • 20
  • 10
  • 0
  • 10
  • 20
  • 30
  • このタイプの割合
    回答者全体の
  • 4.7%

社交的で、周囲と積極的に関わりながら仕事を進めることができる。
またルールや固定概念に縛られることなく物事を捉えることができるため、積極的に新しい考えを取り入れたり、自分と違う意見に耳を傾けたりすることができる。
主体性を持って仕事に取り組むが、細かなところで注意力が散漫になることも少なくない。
ストレス耐性があり感情をうまくコントロールできるため、周囲からはタフな印象を持たれる傾向にある

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1キャリアサマリー
2012年11月
大学4年生で公認会計士試験に合格。
2013年2月
有限責任監査法人トーマツに入社。国内上場企業の監査や内部統制コンサルなどを経験。
2014年9月
社会課題解決を促進する公認会計士集団Accountability for Changeの立ち上げに参画。
2015年1月
認定NPO法人Living in Peaceに参画。
2016年3月
監査法人スタッフとしては初の認定NPOの会計担当理事に就任し、“監査法人で働きながら社会を変える公認会計士”として活動。
2017年7月
トーマツを退職し、河野公認会計士事務所に転職。社会起業家の会計面での支援を実施。
2018年4月
認定NPO法人フローレンスのCFOに就任。
2監査法人における経験およびその後のキャリア選択のきっかけ

いざNPOへ

監査法人トーマツには、公認会計士試験に合格した翌年の2013年2月~2017年7月までの4年半在籍していました。トーマツで仕事を始めてから2年ほど経って、大きな転機が訪れました。それは、二枚目の名刺というNPOのイベントです。その頃は、人並みに仕事はできるようになったものの、もっとやりがいのあることをやってみたいという想いが強くなっていた時期。NPOは初めてだったものの、当時から軽かったフットワークでイベントに行くと、何やら熱気が帯びた雰囲気。イベントが始まると次々とNPOの代表が出てきて、団体のプレゼンしていきました。その話がとにかく熱い!そしてワクワクする。このイベントを通じて、 「こんな熱く、かっこいい世界があるのか。ぜひNPOにチャレンジしてみたい。」と、私の脳裏にNPOが刻み込まれました。

何の因果かその数カ月後、PwCからTeach for JapanというNPOに出向していた会計士の方が、活動説明会をするとのことで、すぐに参加を決めました。活動説明会では、どのような想いを持ってPwCからTeach for Japanに出向したのか、NPOで会計士が出せる価値はどのようなものかの想いを聞くことができ、ますますNPOに関わりたいという気持ちが強まりました。説明会の後、居ても立ってもいられなくなり、お礼を兼ねてメッセージを送りました。「ありがとうございました。私もNPOに関わってみたいのですがどうすればいいですか?」と。そして、彼から「社会課題解決を目指す会計士の集まりを作るのですが、一緒に参加しませんか?」とお誘いを受けて、晴れてAccountability for Changeの立ち上げプロジェクトに参加することになりました。私がNPO関わることになった一歩目になります。

監査法人で働きながら社会を変える

その後Accountability for Changeのメンバーの紹介で、Living in Peaceという子どもの貧困の削減を目指すNPOにも関わり始めました。NPOのことは右も左もわからない状態だったのですが、Living in Peaceのメンバーは快く受け入れてくれました。私のLiving in Peaceでの役割は会計担当。今まで自分が磨いてきたスキルが社会に役に立っているのがうれしくて、のめり込んでいきました。こうしてLiving in Peaceに関わるようになってから1年ほど経ったころ、また転機が訪れます。Accountability for Changeのメンバーでもあり、Living in Peace会計担当理事だった会計士の方から、自分の後任をやってみないかとお誘いを受けました。正直迷いました。26歳の監査法人の一スタッフが、こんな良い組織の会計担当理事をやっていいものかと。悩んだ末に思い返したのは、尊敬する大学のゼミの先生の言葉でした。「悩んだ時は困難な道を選びなさい。そうすれば後悔はないから。」この言葉に後押しされる形で、会計担当理事を引き受けることにしました。

しかし、引き受けるとはいったものの、監査法人の兼業規程に引っかかるのではないかという懸念が出てきました。人事におそるおそる「無報酬のプロボノでNPOの理事になりたいのですが、どうしたらいいですか…?」と聞いてみたのですが、人事の方は明らかに頭の上にクエスチョンマーク。案の定、「調べて後日連絡します」と言われました。数日後、手順の書いたメールと一緒に送られてきたのはパートナー用の兼業申請書。今でこそ副業と騒がれていますが、2016年当時副業はそこまでメジャーではなく、監査法人のスタッフがそれ以外に何かをやるという発想はなかったようです。それでもパートナー用の兼業申請書を書き上げ、所属部署のパートナーに相談し兼業申請しました。私がとても幸運だったのは、そのパートナーが私の活動について応援するスタンスでいてくれたことです。詳細は聞けていませんが、おそらく上層部に掛け合ってくれたのはないかと思います。こんな異端な活動を応援してくれて本当に感謝しても感謝しきれません。この後無事に兼業申請は通り、Living in Peaceのモットーである「働きながら、社会を変える」にかこつけて、「監査法人で働きながら、社会を変える」をキャッチコピーにして、私のLiving in Peace会計担当理事としての活動は始まりました。

フローレンスへの参画

Living in Peaceの理事として活動する中で、「土日だけではなく本業として社会貢献に関わりたい」という想いが強まりました。監査法人でもインチャージまで経験し、自分の中ではやり切ったと思えるようになった2017年7月。監査法人トーマツを退職し、河野公認会計士事務所に転職。新規事業としてNPO向けの会計・税務支援を始めました。そんな中で、フローレンスで経理財務の人材を求めているという話を友人に聞き、直感的に「これは関わるべきだ!」と思ったため、副業的に関われないかをフローレンス・会計事務所双方に交渉。その結果、会計事務所の仕事とは別に、副業としてフローレンスに関わることになりました。

それから数ヶ月間、メインは会計事務所でNPO向けの会計税務顧問として、副業でフローレンスの財務担当として働きました。しかし、会計事務所で働く中で、会計・税務顧問としてのNPO支援に可能性を感じる一方、自分が思い描いていた支援とは違うなと思い始めました。ちょうど同じ時期に、副業として関わっていたフローレンスからフルタイムでCFOとして働いてみないかという誘いを受けました。最初聞いたときはとても驚きましたが、フローレンスに関わることでNPOセクターに大きなインパクトを与えられる可能性があるし、一番やりたいことができる環境でもあったので、思い切って飛び込んでみる決意をしました。こうして、私はフローレンスCFOとなりました。

3今現在の仕事の内容、特徴、キャリアパス

現在はフローレンスでCFOとして働いています。予算策定や予実管理、経理財務のディレクション、事業部への会計財務面でのサポート、代表が進める案件への参画、法務案件の対応などを行っています。ソーシャルベンチャーのバックオフィス業務をやる上で醍醐味でもあり苦労するのは、社会課題解決と財務的な視点を両立させる必要があることです。例えば、フローレンスが行っている障害児保育は普通に事業を行えば財務的に成り立ちません。国からの補助金をもらってもダメです。そこでフローレンスは2つの制度を用いて財務的に成り立つモデルとしているのです。誰かを助ける手法というのは必ずしも最初から財務的に成り立つものとは限りません。そこを成り立たせるように経営者やフロントメンバーを手助けするのが私の仕事の一つです。

ソーシャルベンチャーのバックオフィスはサッカーでいう「ボランチ」であるべきだと私は考えています。時には事業を加速させるブースターであり、時にはフロントが引っかかりそうな落とし穴を事前に塞いであげられるような存在、いわば影の司令塔。そのような存在になれれば、ソーシャルベンチャーのバックオフィスとしては成功なのではないかと思っています。

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