横川堅太(よこがわけんた) | ページ 2 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

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CEO

横川 堅太 よこがわ けんた

税務・会計コンサル・メディア事業を多角的に経営。すぐれた組織を構築できるかどうかが成功のカギ
革命家タイプ
革命家タイプ

1978年10月3日生まれ(46歳)
兵庫県出身 ・ 兵庫県在住
国立明石工業高等専門学校 中退

4あなた独自の強みと今現在の仕事との関係性

私自身の強みといえば、人を見抜けることと分析力および決断力かと勝手に自負しています。まず私一人では何もできないと想定して事業を立ち上げるイメージから物事を考えるため、そのために必要な人材やスキルが自分以外で補えるかどうかを意識します。その上でいけると判断すれば自分自身のパワーは+オンであるため、失敗する道理が見つからないという幸せな考え方です。ですので、そのために必要な人を見抜く目(これは完全に経験値)およびいけると思えるまで分析することと、あとは進むための決断力が上述した今現在の多様な仕事の幅を広げることに役立っています。

少し広くいえば、私は1人の力は限られているため、いかにすぐれた組織を構築できるかがビジネスとして社会で戦うための基本だと思います。そのための組織作りに必要なものをどのように構築するかについては幅広い考え方を心掛けています。つまり、何かをしたいと思った時に、まずどのような組織を構築できるかを想定して、その組織での必要なスキルの共有とスキルアップを常に行って勝負をしていきます。組織を作って社会で勝負していくという流れはほとんどのビジネスについて共通でありますので、それを着実に実践していけることが強みであり、今現在の仕事につながっていると思いますし、これからも増え続ける気がしています。

5仕事をしている中で、心が大きく動いた瞬間

最初に仕事をした税理士事務所でまず感じたことが、会社では思うようなことができず実力もまだまだ不足していましたが、クライアント先にしてみれば、会社の窓口として期待されているので、それがプレッシャーでもあり充実感でもありました。それでも会社の方針や業務内容と自身がやりたいこととの板挟みで辞めることとなり、会計士試験へのチャレンジの原動力ともなって、その後の監査法人から独立までを経ても当時の感覚が残っていました。そして、いざ独立をすると今度は会社の窓口としての期待ではなく、会社そのものとしての期待を受けることになりますが、それに応えられた時の充実感は勤務時代のものとは雲泥の差であり、生き様そのものを認めてもらえたような感覚がして心が大きく動いたといえます。そうなるまでの経緯として、独立してからはどうすればまず期待してもらえるか、つまり仕事でお金がもらえるかという原点からの構築であったため、様々な構想を実践しては失敗し、その繰り返しでした。その中でもただ闇雲に進むのではなく、失敗の原因を追究し、反省と改善を繰り返して初めて少しの光明が見えてきたような状況から積み上げて、期待してもらえるようになれているので、まさに生き様という言葉は言い過ぎではないと思っています。

6公認会計士という仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか

公認会計士という仕事を広義で捉えるのであれば、上述したように社会からの期待に応えられる立場になるまでの苦悩は当然にあり、それを乗り越えているのかどうかはまだこれからの努力次第だと思っています。苦悩することで大きく考え方が変わったきっかけとしては、任される仕事というのは公認会計士の資格があるから出来る仕事ではなく、公認会計士だから出来るであろうという期待されているからこそ任されているいう認識を持った時に、妥協せずより一層の努力をしてこそ資格に見合った仕事ができる人間になれると思いました。

私には監査法人時代の監査という特殊な仕事に関して、クライアント先から報酬をもらいながらクライアント先の監査を実施し、それなのに公正中立な立場から監査意見を表明しろという監査業界のいびつな構造が腹落ちしませんでした。それに関して私は乗り越えるのではなく考え方を変えて、公認会計士はなんだってできるという可能性の追求にシフトチェンジしました。ですので監査業界にとどまるのではなく、外に出て活躍することで世間が公認会計士は監査もできる、社内ではCFOもできる、経営もできる、様々なサポートもしてくれるというイメージになってくれれば、これからの公認会計士の活躍の場はより多様になるので、そのプラットフォーム作りの一助になればと活動しています。

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