森下直也(もりしたなおや) | ページ 2 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

Tokyo Sushi-Making Tour 他

代表

森下 直也 もりした なおや

外国人向け寿司教室 Tokyo Sushi-Making Tour創業。監査と二足のわらじで理想とする働き方を実現
参謀タイプ
参謀タイプ

1987年12月13日生まれ(36歳)
東京都出身 ・ 東京都在住
慶應義塾大学 経済学部 卒業

4あなた独自の強みと今現在の仕事との関係性

昔から人に何かを教えることが得意だったし、好きだったように感じる。小さいときは小学校の先生になりたかったし、会計士試験合格後にやっていて専門学校講師のバイトも自分に向いていると感じていた。また、自分の考えたことを形に起こす作業が得意で、ロゴデザイン、ホームページ制作、教材作成など、Tokyo Sushi-Making Tourの仕事に活きている。また、監査の領域においても、監査戦略の立案や調書をゼロから作る作業、勉強会の資料作りなど、どちらかというと0から1にする仕事が得意であると感じる。

5仕事をしている中で、心が大きく動いた瞬間

やはり仕事で心が大きく動く瞬間というのは、寿司教室の最後に「Fabulous!」「Fantastic!」「Amazing!」などの言葉をかけてもらった時である。自分の作った商品が顧客の喜びに変わった瞬間を直接感謝の気持ちとして伝えてもらえるというのは、経営者として冥利につきる。

その中でも、ある日本語学校から値上げを打診されたことは強く覚えている。「森下さんの講義は素晴らしいし、生徒もいつも楽しそうにしている。何よりも森下さんがとっても信頼できて安心して授業をお任せできるので、もう少しお支払いさせて欲しい」と、顧客側から値上げの打診が来たのである。それまでやってきたことが報われた気がして、これからも、お支払いいただく対価をはるかに超えるサービスを提供し続けようと改めて心に決めた瞬間であった。

トーマツにいた時には“トーマツの森下直也”と会社の看板を背負うことで信用を得ていたところが少なからずあったが、フリーで仕事をする以上“森下直也”という個人の看板を磨いていくことがいかに重要かを改めて感じた瞬間でもあった。

6公認会計士という仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか

公認会計士といっても独占業務の会計監査だけでなく、経理、税務、コンサルティングなど、その関連領域の広さ、また、活動拠点として、国内でやるのか、海外でやるのか、その仕事の選択肢が多岐に渡るが故に、何を自分の専門領域にしていくのか悩んだ時期があった。

そんな中で、まずは、自分をよりよく知ってみることで、会計士としてのキャリアをどう歩むべきか見えてくると考えた。具体的には、学生生活を通じて、学業やスポーツにおいて、どのように自分が得意領域を定めてきたのか過去を振り返ってみることとした。
すると、自分がスペシャリストタイプではなく、ジェネラリストタイプであることが分かってきた。今まで何か一つのものを究極的に極めた経験はなく、全てのことを満遍なくできる状態にしてきたことを思い出したのである。その方が、自分としては居心地がいいのだと改めて気付いた。

そのため、会計士の領域においても、何か一つの分野のスペシャリストを目指すことは向いていないのだろうとの結論に至り、各分野について、満遍なく知識を持っておこうと考えた。不明点が出る都度、調べて考えればいいし、どうしても自分の知識や経験でカバーしきれないときは、それを専門としている人にお願いすればいいのだと開き直ることにした。

全ての領域を極めることは不可能であるし、何よりも自分の特性に合っていないことをすることは、精神衛生上、好ましくない事だと思う。周りの力を上手く使う力も、専門家としては重要なスキルの一つと考えることとした。過去の自分を振り返り、自分の特性を知ることで、会計士としてどうあるべきか悩んだ経験を乗り越えた。

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