相亰俊信(あいきょうとしのぶ) | ページ 3 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

株式会社M&Aコンサルティング

管理部

取締役(常勤監査等委員)

相亰 俊信 あいきょう としのぶ

監査法人勤務、起業を経て会社経営へ。原理原則を大切に人と運を引き寄せる
革命家タイプ
革命家タイプ

1981年12月11日生まれ(42歳)
兵庫県出身 ・ 東京都在住
慶應義塾大学 商学部商学科 卒業

7人生の目的と公認会計士という資格

自分にしかできない事、つまり使命を100%以上達成するように動くことが人生の目的であると思う。

そして方向性は①家族、②仕事、③社会の3方向を見なければならない。①家族については言うまでもなく、代役がいない。両親、親族、妻、子供について自分の役割というものをしっかりと果たさなければならない。例えば自分の家族である妻、子供に対して、それぞれ個人によって役割が異なるものの、我が家での使命というと、最低限は経済的に支えること、何といっても自分が楽しんでいる姿を見せること、そして子供と一緒の夕食の時間をできるだけ過ごしたりお風呂に入れたりすること、教育環境を整えること、海外旅行に連れて行ってあげること、など。ただ、自分とその限られた周囲だけが良いかというとそうではない。しっかりと②仕事というものを行って、世の中の人々、そして経済発展にも貢献することが求められる。しかし、これが①家族のための手段になってはいけない。手段になってしまうと①家族にも楽しんでいる姿を見せられなくなってしまう。また、③社会のためになっているのか、ということも考えなければならない。②仕事がうまくいって①家族が楽しめてもそれが③社会のためになっていなければ、それは長続きするものではない。自分自身の強みは正しいと思ったことをやり抜く力、明るさ、そして周囲の方々に理解を得る力であり、これらを通じて社会にも貢献することが勝手ながら使命と思っている。

常に、この3方向を意識して自分の使命を100%以上達成できるように心がけたい。これは想像以上にチャレンジングな目標である。これにチャレンジできるための土台となるのが「公認会計士」という資格である。公認会計士として約13年間の監査業務に携わり、誰もが知るような上場企業の社長・会長、取締役などの方々とも仕事を通じてお話・会食をする機会があった。そこでは今まで読み漁ったような本に書いてあること以上に、実際に大局観をもって高い誠実性・理念をもって経営をされている姿を目の当たりにすることができ、①~③のすべてを見なければならないということを痛感した。このような機会を得られたのも、私個人だけの力だけでは無理で、やはり「公認会計士」の資格があったからだと思う。また、円満退職ができた(と認識している)ので、自分のビジネスで失敗したらまた監査に戻ればよいという太い命綱ができた。

これらから人生の目的である①家族、②仕事、③社会の3方向に対して自分の使命を100%以上達成するための土台となり、必須であるのが「公認会計士」という資格であると考える。

8これから成し遂げたい事、将来の夢

素敵な人々に囲まれ、ワクワクする新しいことにチャレンジし続けられるように、自分も正しい方向に成長していきたい。

上記のように現在は、株式会社M&Aコンサルティングという会社への参画にコミットしているので、当面は同社の成長に向けてできることをしていきたい。

9キャリアを模索する会計士、会計士受験生へのアドバイス

会計士になってキャリアを模索するのは当然。私自身も何度も迷走した。正直、つまらない単純作業もあった。そんな時には、誤解を恐れずに言ってしまうと、ゲームのような感覚で、何が求められていて、いかに早く終わらせるか、どうやったらより効率よくできるか、といったことを考えて楽しんでしまえばよい。そうすれば、一緒に働いている先輩・上司からも、XXさんはとっても楽しく効率よく仕事してくれる、XXさんいいよ、ということが評判になって新しいチャレンジングな仕事が入ったときにはアサインされるようになる。僭越ながらアサインをする立場も経験し、このようにアサインが決まるのを目の当たりにしているので、間違えない。この繰り返しで、幅も広がり、自身のやりたいことも実現してくるはず。いきなり「やりたい」と思っていることをできるわけではないだろうし、そもそも若手で経験・情報量が少ない中で「やりたい」と思っていること自体が、本当は「やりたい」ことではなかった、ということも多々あるはず。具体的に言うと、(自分自身もそうだったが笑)とにかく中小規模の会社を担当したい、自分にはそれしかない、と言い続けていたが実際に担当してみると、グローバル企業を担当していたほうが楽しかった、ということもよく聞く。

また、会計士の業務をしているとどこかで壁にぶち当たる。例えば、会計・監査基準にバッチリ記載がないようなグレーの事象が生じたときにどのような判断をするか。クライアントが望んでいることと、あなた、あなたの上位者、審査員が思っていることが異なることが多々ある。その時に、中長期的な観点でどうあるべきか、原理原則に戻って考えて欲しい。まだ自身で判断がつかないときは、上位者たちがどのように判断をしているか、よく見て・聴いて欲しい。そして、その原理原則の判断基準を磨くために、上位者としっかりとディスカッションをし、会計・監査の専門書だけでなく様々な本を読む、趣味を磨く、最近よく言われている芸術を学ぶ(ここは私も課題)、そして色んな人の話を聞く等。困ったときは最終的には原理原則が一番、大事になる。また、間違った判断をしてしまうこともあると思う。その時は素直に非を認めて謝りましょう。必ず周囲の方が手をさしのべてくれるはず。

会計士を受験しようと思っている方も、原理原則に戻り、なぜ会計士を受験したいのか、合格してどんな人になりたいか、ということをしっかりと考えて、勉強をゲームのように楽しめることができれば、必ず合格にたどり着けるはず。逆に言うと、そのイメージができないのであれば、他の道を選んだほうが幸せになるかもしれない。実際、私の知人でも別の道を選んで幸せになっている方は何人もいる。

ここまで長々と記載したが、会計士は無限の可能性があり、楽しい。一人でも多くの方が会計士を目指してくれる社会になることを心から祈っている。

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