相亰俊信(あいきょうとしのぶ) | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

株式会社TOREVIAM

代表取締役社長

相亰 俊信 あいきょう としのぶ

駐在時に魅了されたワインで起業。原理原則を大切に人と運を引き寄せる
革命家タイプ
革命家タイプ

1981年12月11日生まれ(37歳)
兵庫県出身 ・ 東京都在住
慶應義塾大学 商学部商学科 卒業

会計士データ
  • 年齢
    30代
    回答者全体の
    68.1%
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  • 役職
    代表取締役
    回答者全体の
    34.1%
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  • 企業種別
    独立
    回答者全体の
    24.3%
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  • 出身
    近畿
    回答者全体の
    19.5%
    一覧へ
革命家タイプの特徴
  • 内向的
  • 臨機応変型
  • 大局タイプ
  • 個人主義
  • 伝統型
  • 外向的
  • 計画管理型
  • こだわりタイプ
  • 集団主義
  • 革新型
  • 30
  • 20
  • 10
  • 0
  • 10
  • 20
  • 30
  • このタイプの割合
    回答者全体の
  • 19.5%

自身の仕事に対して情熱を持って取り組む傾向にある。
また高いコミュニケーション能力を活かして、周囲と協力しながら物事を進めることができる。
知的好奇心も強いため、新しい考えや意見を取り入れることをいとわない。
物事を抽象化して考えるため、大局的な判断力を持つ。
ストレスを感じても過敏に反応することなく的確に対処ができるため、周囲からは誠実かつ落ち着いて見られることが多い。

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1キャリアサマリー
2002年3月
米国公認会計士試験に合格
2004年3月
慶應義塾大学商学部卒業
2004年4月
松下電器産業株式会社(現:Panasonic株式会社)入社
2006年10月
同退社
2006年11月
あずさ監査法人(現:有限責任あずさ監査法人)入所
2007年11月
公認会計士試験に合格
2010年7月~2012年6月までKPMGシリコンバレー事務所に赴任
2019年7月
同退社
2019年7月
株式会社TOREVIAM創業、ワインビジネスを開始する

幼少期は父親の転勤の関係で関西と関東を行き来する。慶應義塾大学商学部に入学し、海外で働ける力をつけたいという思いから、US CPA(米国公認会計士)の勉強を開始し、2002年に在学中合格。ただ、就職超氷河期だった時代で海外生活経験・留学経験もない私がBig4に就職することができず、日本の会計士試験を目指すことに。同世代の友人・同級生が就職活動を行っているのを目の当たりにして不安になり、就職活動を始める。

2004年に松下電器産業株式会社(現Panasonic株式会社)の経理社員として入社し、本社経理部に配属となる。当時、米国会計基準で数百社の連結決算業務を行うとともに、取締役会資料・経営会議資料・IR資料などの作成にも携わる。より一層、会計専門職に携わりたいという気持ちを抑えることができず、あずさ監査法人(現:有限責任あずさ監査法人)に転職を決意。

2006年にあずさ監査法人に入所し、第二事業部(当時の国際部)に配属となり、長年にわたってUS GAAP・IFRS・日本基準の上場企業の監査・アドバイザリー業務に携わる。海外市場株式公開に向けたショートレビュー業務等も経験。2010年~2012年までKPMGシリコンバレー事務所駐在。2017年にシニアマネジャーになり、所属するグループの人事、リクルーティング活動などにも深く関与し、法人運営にも参画。

パートナーになって組織をリードして世界で活躍することも考えたが、シリコンバレー駐在時に魅了されてしまったワイン、そして自身で起業したいという気持ちを抑えきれずに退職を決意。2019年7月から株式会社TOREVIAMを立ち上げ、ただ単に美味しいだけでなく、「Beyond the Glass(グラスの向こう)」にある天地人を通じて「Wine as a Journey(旅するようにワインを楽しむ)」をキーワードにしたサービス提供をできるように邁進している。

2監査法人における経験およびその後のキャリア選択のきっかけ

2006年に実務経験ありのUS CPAとしてあずさ監査法人に入所し、第二事業部(当時の国際部)に配属となり、SEC登録企業のUS GAAPでのグループ監査、US SOX初年度監査、外資系企業の監査などに携わる。前職でUS GAAPでの連結決算業務を担当していたこと、モノを作る前に人を作る、常に改善するという精神を叩き込まれていたことから、ただ単に提出された資料を監査するだけでなく、どうしたらクライアントがよりスムーズに決算を終えることができるか、どうしたら監査を効率化できるか、といったことを常に考えて業務を行った。今では考えられないが、決算発表直前の日曜日出勤で、夕方のパートナーレビューで重要事項が発見され、月曜日の午前中までクライアント先で私服で過ごした経験もあるが、仕事をするときはしっかりして、休む時はしっかり休むというメリハリのついた充実した働き方を過ごす。

実は日本の公認会計士試験の勉強も続けていて、朝に答練を受けて解説を聞くと始業に間に合わないので途中で退出し仕事に向かい、仕事後に電車の中や自宅で勉強をするという日々。もちろん、同期・友人との飲み会、リフレッシュのためのジムなどもしっかりと活動するが、2007年の受験を最後にしようと決めて試験に挑む。特に論文式試験は実務的な内容も多かったことからか、何とか2007年の試験に合格。同期とは、いかに早く勘定科目の監査を一巡するか、つまり税効果、退職給付などの複雑な論点を早く経験して監査をマスターするか(今考えたらまだまだですが笑)、ということを日々話し合って切磋琢磨しつつ、遊ぶところは遊ぶ充実した日々を過ごす。

前職の実務経験があったので補修所は1年間で卒業し、2008年の年末に修了考査を受けて合格する。監査業務も2-3年間経験し、監査を分かった気になっていた。法人内に残り、輝いている先輩は上場企業の監査インチャージを担当していて、とてもまぶしい。自分もそうなりたい。ただ当時、自身の今までの職務経験から、誰もが知っているような大企業の監査業務に携わることが多かったので、会計士登録が終わったばかりのシニアがいきなりインチャージをできるわけもない、上が詰まっている、上場企業のインチャージのチャンスはほとんど無いと勝手に思い込み、転職・独立を考える。

転職のほうでは投資銀行、ファンド、コンサルなどの情報収集をして全く知らない世界を見て、カッコいい!と気持ちが高まる。そして独立開業して大活躍しているKPMGの先輩を紹介してもらい話を伺うが、「監査を十分経験したのか?」「KPMGでしかできない事を経験できたのか?」「ただ単に監査がつまらないからちゃうんか?」と本質を突いた質問をいただく。その先輩は早く成長をするために、質・量の経験を十分に経験できるという理由でKPMGを選び、実際に入所数年間で誰よりも多く働き、上場企業のインチャージも経験し、その経験があったからこそ独立開業が成功していた。ここで目が覚める。まだ上場インチャージは経験できていない。KPMGでしかできないことはまだ山ほどある。この先輩とは今でもお付き合いいただき、勝手ながら人生のメンターとして目標とさせていただいている。

今考えても生意気だったと思うが、上場インチャージの経験ができないので退職して独立する、と実は辞表を出していたのだが、とても寛大なパートナー・マネジャーの理解をいただいて、まずは上場インチャージをやってみろ、と経験の場をいただく。そこでは上場企業の連結納税での税効果会計、子会社監査における海外監査人への指示、さらに経理部長と直接話をする機会も。まさに今まで経験できなかったようなことが一気に経験でき、時間を忘れて業務にのめりこむ。そして、米国子会社の監査人であるKPMGアメリカのパートナー・マネジャーが出張で来日することがありミーティング、会食などに参加させてもらい、「グローバル」を肌身で感じる。夢のまた夢、狭き門だと思い込んでいた「海外赴任」ということも身近であることに気づく。

海外赴任の希望を出し続けていると、縁もあって2010年にはKPMGシリコンバレーへの駐在が決まり、約2年間にわたって、現地日系企業の監査・レビュー・アドバイザリー業務、SEC登録企業の監査にも携わる。日系子会社では比較的、小規模の会社を担当することが多かったので、出てきた数値を監査するというよりは、クライアントと一緒になってあるべき数値を考え、限られたリソースでいかに決算・監査を終わらせるかということをメインで考えるようになった。ここでも素晴らしいパートナー・マネジャーに恵まれ、米国だけでなく世界を飛び回り、常にクライアントファーストで動き、複雑な会計・監査論点や問題点が生じたときも会計基準・監査基準に準拠しつつ合理的な判断をし、クライアントに喜んでいただいて監査報酬を頂戴するという、我々は「ビジネスマン」なのだということを強く感じる。

2012年に帰国後、グローバル企業の監査、外資系子会社の監査、IFRSコンバージョン業務、海外市場株式公開に向けたショートレビュー業務と幅広く経験する。2013年にマネジャー昇格。2015年からUS GAAPを採用するグローバル企業のエンゲージメントマネジャーとなり、20-30名ほどのチームを率いてクロスボーダーM&A、グローバル税金、為替管理と複雑な会計・監査論点を扱うとともに、海外監査人とのコミュニケーション、本社経営陣・監査役とのディスカッション、監査報酬交渉などもリードする。特に海外売上・生産比率が非常に高いクライアントであったので、エンゲージメントマネジャーとして主要拠点をパートナーと共に海外出張する機会が多く、ほぼ毎年のように欧州・米州・アジアに訪問し、現地監査人とのディスカッション、調書レビュー、そして現地経営者インタビュー、工場視察を行うなど、グループ監査の真髄を経験する。ここでも素晴らしいパートナー、そして同僚に恵まれ、充実した日々を過ごす。

監査・アドバイザリー等のライン業務以外にも、所属するグループの人事、リクルーティングなど、法人組織運営にも関わる。

2017年にシニアマネジャーに昇格し、世界を舞台に今後パートナーとして組織を牽引していくか、自分のやりたいことを行うか。そもそも自分のやりたいことは何か。ということを考え抜く。転職ということは頭になかった。一応、話は聞いてみようと思って何度か話を聞きに行ったが、気持ちが高ぶらなかった。それほどKPMGでの業務は刺激的かつ働きやすい環境であり、好きになっていた。

3今現在の仕事の内容、特徴、キャリアパス

シリコンバレー駐在時に何気なく飲んだ一杯のカリフォルニアワイン。これに完全に魅了され、生産地であるナパバレー、ソノマなどに通う日々が。美味しいワインを飲むのももちろん楽しいが、何よりもたっぷりの太陽、豊かな土壌・水、生産者の溢れんばかりの笑顔、こだわり・思い、これらで育ったブドウ畑の光景を目の当たりにすると、最高に気持ち良い。

2017年にイタリアのフィレンツェに家族で旅行する機会があり、是非ともワイン銘醸地のトスカーナに訪問したかったが、小さい娘も一緒の家族旅行だったので、ワイナリー巡りは当然却下され(笑)、美術館・観光地を巡るとともに現地料理とワインを楽しむことをメインに。もちろん、楽しく美味しく旅行を過ごせたが、ワイナリーを訪問してその光景を目の当たりにできていれば、より一層、楽しめただろうなと強く思う。中には子供を連れて入れないワイナリーもある(アルコールですから)ので、子供連れにはかなりハードルが高いのも現実。また、ワイナリーがあるのは都市の中心地ではなく少し離れたところにあることが多いので、地理的な観点からもハードルが高いのが事実。

これらを解決し、グラスに注がれたワインの向こうにある光景を伝え、旅するようにワインを楽しめるようなサービスを提供したいと考え、大好きなワインでビジネスを興すことを決意。

株式会社TOREVIAMを設立し、「Beyond the Glass(グラスの向こう)」にある天地人を通じて「Wine as a Journey(旅するようにワインを楽しむ)」をキーワードにしたサービス提供をできるように邁進している。

現段階では立ち上げ期なので、第1フェーズとして会員登録いただいた方に、日本で大量販売されていないワインをお届けするとともに、現地の天地人に関する動画・写真を交えて定期的に楽しんでいただけるようなサービス提供を考えている。

第2フェーズとして、今まで無かったようなワインの楽しみ方をできるようなサービスを提供可能にするため、資金調達も行えるようにビジネスモデルを考えていきたい。

そして将来的には「エッジの利いたワインの楽しみ方といえば『TOREVIAM』」というブランドを構築していきたい。

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