三上光徳(みかみみつのり) | ページ 2 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

三上&アソシエイツ株式会社

代表取締役

三上 光徳 みかみ みつのり

魅力ある働き方を選んだ独立士業の方を応援したい。独立士業のための集客コンサルティング事業を展開
自由人タイプ
自由人タイプ

1980年5月15日生まれ(39歳)
岩手県出身 ・ 東京都在住
東京工業大学 理学部物理学科 卒業

4あなた独自の強みと今現在の仕事との関係性

現在は、独立士業、具体的にいうと、税理士、会計士、弁護士、司法書士、社労士の集客コンサルティングが事業の中心です。
この現在の仕事は、以下に示す私の強みがそのベースとなっています。

<1>私自身が士業として真剣に業務に取り組んでいた経験がある
士業とは、何かしらの専門分野に関する深い知識と経験があり、それをベースに顧客に対してサービス提供を行う専門家です。しかし、士業といっても単に登録だけしている状態の人もいれば、その資格を武器に真剣に仕事に取り組んでいる人もいます。
当然ながら、後者の士業のほうが出したい結果を出せる可能性は高くなるので、そのような士業を自分のお客様にしたいのですが、そのためには自分も真剣に専門家としての仕事を行っていた士業であればその心情も理解できますし、本当の意味でのその士業の強みを引き出すことができます。そういう意味では、私は監査法人に勤めていた8年間は真剣に仕事と向き合っていましたし、少し形は変わりましたが独立後も専門家としての業務も行っていましたので、大きな強みであると考えています。

<2>マーケティングの知識と実践経験
独立後に私が強く興味を抱いて、もっとも時間を割いてきたのが、マーケティングという分野です。また付随して、人間の思考のクセに関する観察と勉強もしていました。
独立後は、サラリーマン思考から経営者思考に変化させる必要があります。それは、思考のクセを変化させる必要があると言い換えることもできます。特に独立直後は、そこを意識できるかどうかが大きなポイントだと思います。
また、経営者となる以上、何らかの商品やサービスを顧客に届けることが必須の仕事となります。いくら専門性に自身があったとしても、これは顧客に届かなければ何の価値も生み出したことにはなりません。
この2つに関して、それを支えるフレームワークを他の士業に比較すると身につけられているのかなと思いますし、事実、そこに多くの時間とお金を投入してきました。

<3>客観的な観察力
中学生くらいから、理系科目が好きで、大学時代は理学部物理学科で学んでいました。そのため、客観的に物事をみるというのは比較的得意なのかなと思います。その能力が今の仕事にも大いに生きています。
というのも、士業に限りませんが、集客のためにはその人の強みを引き出すというのが非常に大切です。しかし、その強みというのは、自分自身では気づけないものです。特に士業には謙虚な方が多いのかもしれませんが、客観的にはすごい強みなのにそれをなかなか表現してくれない方が多くいます。
それを様々な手法を使って引っ張り出したり、客観的に観察して引き出すのが、私自身比較的得意かなと思いますし、それが非常に仕事に生きています。

5仕事をしている中で、心が大きく動いた瞬間

大手監査法人に勤務していたときのことですが、入社4年目のときに大きな失敗をしたことがあります。簡単にいうと、私がインチャージ(現場のリーダー)をしていたクライアントと喧嘩をしてしまい、クライアントから私の上司へクレームが入ったのです。大きなクライアントだったこともあり、責任をとって退職をすべきなのかなと思うくらいの出来事でしたが、そのときに心が大きく動いたことが2つありました。

一つ目は、全体及び本質を見ることが出来ていなかった自分に気付いた時のショックです。喧嘩のきっかけとなった件は、その件のみを見れば問題ではあるのですが、大きな視点で見れば大した問題ではありませんでした。しかし、目の前のことに夢中になり過ぎて気づくことが出来ませんでした。上司と話しているうちに、そのことに気付いて呆然としてしまいました。

二つ目は、その件に対する上司の対応の大きさ(温かさ)です。明らかに私のミスなのですが、しっかりと私の話を聞いてくれて、その責任を私に負わせるようなことは一切ありませんでした。もちろん、指導はされましたが責任はすべて上司がとってくれました。クライアントへの謝罪などもしてくれたと思います。この時の上司の対応は、いまだに自分の理想像となっています。

6公認会計士という仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか

キャリア選択のきっかけの章でも軽く触れましたが、公認会計士の特に会計監査という仕事においては、立ち位置の取り方について非常に悩みました。自分の中の軸の置き方と言ってもいいかもしれません。シンプルにいうと、監査の品質面、社会のインフラとしての機能を追求するのか、クライアントのニーズを汲みクライアントの期待に応えることを追求するのか。
結論的には、私は後者のみに専念することを選択しました。その結果、大手監査法人に属する必要性もなくなったので独立しました。

理想的には、上述した両面についてバランスを保ちつつ融合させていければよいのだと思いますが、私はそこまで器用ではないのでひとつひとつやっていこうというのが出した結論です。そのため、正確にいうと乗り越えようとしている最中ということになります。
この点に関して今思うのは、自分の中の集中すべきテーマを決めて、そこに一定期間集中的に力を注ぐのは非常に大切なことだなと思います。何かを同時並行で進めるイメージではなく、1個1個順番に集中していったほうが結果として自分の力になるような気がします。
これは私の勝手な独り言になりますが、会計監査だけではなく、経営者として4年超の経験を積んだ今の私は、良い会計監査人になるのではないかと密かに思っています(笑)。

1 2 3