朴賢大(ぼくよしはる) | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

数値解析とITを武器に、クライアントの「お金」と「時間」の最大化を追求する、発明家タイプの会計士

朴 賢大

ぼく よしはる

生年月日
1979年11月3日(38歳)
所属企業
のびしろ会計事務所
所属部署
役職
所長
最終学歴
東京大学 工学部電子工学科 卒業
出身地
福岡県
現住所
福岡県
1キャリアサマリー
2007年
新日本有限責任監査法人福岡事務所に入所。
上場会社の法定監査業務やIPO支援業務、国立大学法人監査、PPP業務に従事。
スタッフ・シニアとして8年間勤務。
2014年
税理士法人恒輝に入所。
主に診療所や医療法人、介護事業所の税務顧問を補助し、所得税や法人税、相続税の申告業務に従事。1年間勤務。
2016年
のびしろ会計事務所を開業。
医療法人や介護事業所を中心とした税務顧問業務、上場準備会社のIPO支援業務、社会福祉法人の会計監査業務などの業務に従事。開業して2年が経過。

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この会計士のタイプは?

事務次官タイプ
内向的
臨機応変型
大局タイプ
個人主義
伝統型
外向的
計画管理型
こだわりタイプ
集団主義
革新型
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物事に勤勉に取り組み、計画性を持って着実に成果を積み上げる傾向にある。
関わる人に対し思いやりを持ち合わせているため、仲間と協力して仕事を進めることができる。
その反面、周囲の状況に過敏に反応してしまうところがあり、情緒面・感情面で不安定になりがちな傾向が。
感受性が強いため、想像力が豊かで物事に対して熟考したり、新しいものへの興味や他者の意見を柔軟に取り入れたりすることができる。
このタイプの会計士は回答者全体で、
2.9%います。
2監査法人における経験およびその後のキャリア選択のきっかけ

理系の大学を卒業後、田舎で研究者をする決心もつかず、何か資格をと思い、目指したのが会計士でした。帰郷して勉強した後2007年に会計士二次試験を通過し、そのまま実家のある福岡で仕事をしようと『新日本監査法人 福岡事務所』へ入所しました。福岡事務所では上場会社から会社法、銀行から大学、上場準備やDDまで、大小、種類も様々なクライアント、契約があり、なんでもやって全員で頑張る、といった様相でした。私もいちスタッフとして色々なクライアントに伺いました。もともと飽きっぽい性格だった私にとって、色々な業務に携わることができる環境は性に合っていたと思います。

監査法人で8年間を過ごし、会計人としての基礎、仕事の段取りやPCのスキル、案件協議の進め方など、これから社会で生きていく方法をたくさん教わりました。8年間はとても忙しかったですし、もう限界というほど苦しい時もありましたが、そんな思いをしたからこそ身に付いたものもあると思います。

しかし、監査法人での勤務を続けているうちに、物足りなさも感じるようになっていました。監査人という立場上、クライアントの提供する情報を事後的に検証することになりますが、今度は情報を作る側で仕事をしてみたいという思いを持つようになってきました。これが、次のキャリアとして税務業務を選択したきっかけだったと思います。

8年目の12月に、情報を作る環境を求めて税理士法人へ転職しました。100%税務業務に携わる環境が望ましかったので、会計士・税理士事務所ではなく、税理士事務所を選択しました。特につてもありませんでしたので、ハローワークに通ったりして探しました。何度か採用を断られることもありましたが、なんとか次の職場を得ることができました。

税理士法人には1年余り在籍し、諸税申告、月次訪問を経験しました。私の進言を受けて実際にクライアントのお金が動いていきます。それを数字に表現する段になって、思っていた以上の責任の重さを感じ、また、前よりも良くなったと感謝されることに達成感を感じました。もっと期待に応えようと、提供する数字の精度や有用性にこだわって試行錯誤を繰り返すようになり、日中業務から帰宅して家族と過ごした後、子供が寝静まってからパソコンに向かって資料を工夫したりプログラムを作成したりと作業していました。労働時間は長かったですが、やりたいことに取り組むことは何より楽しかったので苦ではなかったです。

試行錯誤を繰り返すうちに、提供する情報は、どれだけ効率よく「時間」を使い、どれだけ多く「お金」を残すか、を端的に測定するものであるべきだと考えるようになりました。タブレットを使った日次決算報告や事業計画とライフプラン、間をつなぐ役員報酬をまとめた提案など、積極的にIT機器の活用や数値解析、シミュレーションモデルの作成などに着手しました。当時はサラリーマンでしたので、自費でタブレットやスキャナー、ソフトを買って試していました。

お金の研究は税理士事務所でできましたが、時間の効率利用に関する研究は税理士事務所では難しく、どこかフィールドがないかと模索していました。ちょうどその折、『九州大学医療経営・管理学専攻の大学院』で学生募集をしていましたので、九州大学の看板を借りて時間の効率利用に関する研究の機会を得ようと応募しました。大学院は昼間に授業があり、税理士法人勤務との両立は難しかったので、入学を契機に税理士法人を退職し、会計事務所を開業しました。

3今現在の仕事の内容、特徴、キャリアパス

現在、開業して2年が経過しました。
大学院に通うことがきっかけで始めた会計事務所でしたが、税務顧問、社会福祉法人の会計監査、上場準備会社のJSOX支援、投資ファンドや他の会計士の監査のお手伝いなどしながら生計を立てることができています。

会計事務所では“お金と時間がうまれる会計”を目標として、顧問先の経理・財務関連の時間効率最大化、資金最大化を実現する仕事を心がけています。ITを活用してスマートフォンで完結する丸投げ記帳の仕組みの構築や、税と社会保障、家族構成を加味した人生のキャッシュ・フロー最大化をシミュレーションするプログラムの開発が特徴的なサービスだと考えております。

大学院では、病院での外来患者さんの待ち時間を減らすことを目的に、病院内に制約理論ベースの業務管理システムを構築・運用する研究を行いました。各職員がタブレットやスマートフォンを持ち、端末から同期された業務情報にアクセスし、ホスト側が全体最適を基準に指示する優先順位に基づいて業務を行うという仕組みです。大学院に入学することで研究フィールドである病院も紹介いただき、実際に開発したシステムの運用にこぎつけ、時間の効率利用に関する研究の一歩を踏み出すことができました。

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