坂本大輔(さかもとだいすけ) | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

株式会社農業総合研究所

経営企画室

取締役 経営企画室長

坂本 大輔 さかもと だいすけ

農業ベンチャー初の上場達成。俯瞰的な視点から農産物流通システム拡大に貢献
先生タイプ
先生タイプ

1978年5月17日生まれ(41歳)
茨城県出身 ・ 東京都在住
上智大学 経済学部経営学科 卒業

会計士データ
  • 年齢
    40代
    回答者全体の
    25.1%
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  • 役職
    取締役
    回答者全体の
    17.5%
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  • 企業種別
    事業会社
    回答者全体の
    42.2%
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  • 出身
    関東
    回答者全体の
    53.6%
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先生タイプの特徴
  • 内向的
  • 臨機応変型
  • 大局タイプ
  • 個人主義
  • 伝統型
  • 外向的
  • 計画管理型
  • こだわりタイプ
  • 集団主義
  • 革新型
  • 30
  • 20
  • 10
  • 0
  • 10
  • 20
  • 30
  • このタイプの割合
    回答者全体の
  • 2.4%

仕事に対してまっすぐに向き合い、責任感を持って物事にあたることができる。
また周囲に対する思いやりが人一倍強いため、協調性を持って業務に取り組むことができる。
その一方で状況の変化に対して過敏に反応するところがあり、刺激に対しストレスを抱えたり不安になったりしがちである。
またルールや決まりごとを重視した行動をとることが多いが、革新的な意見や新しい考えに対しては壁を作ってしまうこともある。

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1キャリアサマリー
2002年
株式会社大塚商会入社、LA事業部に配属。
2007年
監査法人トーマツ(現有限責任監査法人トーマツ)入所。
TS事業部にて、法定監査業務やIPO支援業務に従事。
2014年
株式会社農業総合研究所入社。経営企画室長として、社内管理体制や開示体制の整備、申請書類の作成などを中心にIPO準備を推進。同年、取締役に就任。2016年東証マザーズ上場。
2監査法人における経験およびその後のキャリア選択のきっかけ

私の会計士試験は全科目一発合格とは行かなかったものの、会計士試験制度の改正にJ-SOX導入も相まって、大手監査法人が論文式試験の“科目合格者”を積極採用したタイミングだったため、運よく滑り込むように監査法人に入所した。配属は、IPO準備会社や中小規模会社の監査が中心の部署だったため、新人であっても何役もこなさなければならず、早いうちから幅広い経験を積ませてもらえた一方で、1年目は論文式試験の勉強をしながらの勤務だったため、苦労したことを覚えている。

監査法人時代は、高度な守秘義務が課されながらも、様々な業種の事業会社に訪問し、経営者の考えを直接インタビューしたり、会社の事業モデルから裏事情まで知ることができたのは本当に貴重な経験であった。また、最新のイノベーションが詰まったIPO準備会社に先行して行けるというのは、実に恵まれた環境であったと思う。

そのような中、おそらく多数派の会計士がそうであるように、私も将来的には監査法人から次のステップに進むことを考えていた。次々と出てくるIPO準備会社を前に興味関心を持っていたが、日々の業務に忙殺され、世の中を変えるようなイノベーティブな事業も魅力的だが地元(茨城)でのんびり仕事するものもアリかな、と次第に思うようになっていた。しかしながら、単に会計士として地元に戻っても仕事にありつける保証などない。なにか得意分野を作りたいと考え地元産業を調べてみたところ、最も盛んだったのが“農業”だった。そこで関連書籍やネットで情報収集をしたり、地元農業者を訪問し話を聞いてみたり、Jr野菜ソムリエの資格を取得したり(これはあまり意味なかったが)と、時間を見つけては農業関連の勉強していたところに、転機が訪れた。農業関連のIPO準備会社があり、ショートレビュー(監査契約前の予備調査)の現場責任者の募集があったのだ。たまにあるこのような募集に自ら立候補することはまずない私であったが、この時ばかりは真っ先に応募し、担当パートナーへの押し込みプレゼンが功を奏したのか、役目をいただくことができた。この会社が、私にとっては最後の監査クライアントであり、いま勤務している株式会社農業総合研究所である。

3今現在の仕事の内容、特徴、キャリアパス

株式会社農業総合研究所は、全国の生産者とスーパーマーケットをITでダイレクトに繋ぎ、物流・情報・決済のプラットフォームを構築することにより、これまでになかった新しい農産物流通システム『農家の直売所』を展開している。2016年には東証マザーズに上場し、農業ベンチャー初の上場企業と言われている。とかく在庫リスクが課題となる農産物流通ビジネスにおいて、物流と情報をダイレクトに繋ぐプラットフォームビジネスに仕上げたのは白眉であり、生産者・スーパー・生活者・事業会社の“四方良し”のこのビジネスモデルをはじめて知ったときは衝撃的であった。そして、これが最も大事なことだと思うが、しっかりと練りこまれた企業理念が会社の屋台骨として全社に浸透し、創業社長の話す言葉は、戦略的な部分は時期に合わせ更新されるものの、企業理念の部分は出会った当初からいささかも変化はない。

そんな会社に入った当初は、監査クライアントへの転職で、かつ私がいた監査チームがそのまま監査を担当するということで、念のため監査の独立性に配慮し、会計処理を行う経理部門には直接関与せず、“経営企画室”を新設してもらいIPO準備や内部監査、業務提携などを中心に担うこととなった。このような経緯から、通常社内に会計士がいれば会計士がCFOに就くものだが、私は会計士でありながらCFOではなく、役職は今も経営企画室長である。もっとも、CFOはもっと経験と知見を豊富に有している方が担当されているので、私が出る幕などない。その分、時間と労力がかかるIPO準備や、全国に点在する集荷拠点や営業拠点での内部監査などで、実行メンバーがCFOと私のみという状況でも手を動かす余裕を持てたし、広報活動や法務チェック・品質管理、商標・特許関連など営業部門と管理部門をまたぐような業務も幅広に受け持つことができた。IPO後の今は、さらにIR活動やM&A・業務連携なども加わり業務範囲が拡大した一方で、上場し業容拡大に伴い人員も増加したので、他部署や課内メンバーに業務を振れるようになり、手を動かすことからマネジメント業務にウェイトが移ってきている。

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