内山貴史(うちやまたかし) | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

有限責任 あずさ監査法人

アカウンティング・アドバイザリー・サービス事業部

パートナー

内山 貴史 うちやま たかし

グローバルな環境下で高い緊張感を保持し、日々成長と新しい発見があるような時間を大切に過ごす
演出家タイプ
演出家タイプ

1971年9月6日生まれ(52歳)
東京都出身 ・ 山梨県在住
中央大学大学院 商学研究科 博士前期課程 修了

演出家タイプの特徴
  • 内向的
  • 臨機応変型
  • 大局タイプ
  • 個人主義
  • 伝統型
  • 外向的
  • 計画管理型
  • こだわりタイプ
  • 集団主義
  • 革新型
  • 30
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  • 30
  • このタイプの割合
    回答者全体の
  • 3.2%

エネルギッシュで積極性があり、主体性を持って物事にチャレンジしていく傾向にある。
また自身の仕事に対して求められる役割を把握して、周囲と協力しながら計画を進めることができる。
ストレスを感じても自身で対処する術に長けていると同時に、他人を思いやる優しさを持ち合わせている。
協調性を大切にする反面、既成概念や慣習を重視する傾向にあるため、新しい意見や考えに批判的になってしまうこともある。

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1キャリアサマリー

本記事はすべてインタビュー当時の内容です。
所属・職位に変更があった場合でもインタビュー当時のものを記載しています。

1998年
朝日監査法人(現 有限責任 あずさ監査法人)入社
2007年
KPMG LLP(米国) ニューヨーク事務所 M&Aチーム 出向
2010年
あずさ監査法人 アドバイザリー部門 M&A・事業再生チーム 帰任
2018年
あずさ監査法人 アドバイザリー部門 M&A・事業再生チーム責任者 就任

現在、KPMG(監査、税務、アドバイザリーサービスを提供するプロフェッショナルファームのグローバルネットワーク)のM&A・事業再生チームにおいて、主に日本企業のクロスボーダーM&Aに関わる仕事をしています。また、グローバルで活躍できるアドバイザリー人材の育成にも関与しており、海外のKPMGメンバーファームのパートナーとの信頼関係を基礎として、数多くの海外派遣の機会を創出しています。
私が所属するM&A・事業再生チームは、監査法人内のアドバイザリー部門として公認会計士で構成されております。得意とする専門領域、コミュニケーションスタイル、人柄も含め、個性的なメンバーそれぞれが差別化されている点が大きな強みです。クライアントとの相性も含め、柔軟に日々のプロジェクトチームを編成することができ、また、自分自身にとっても居心地のよい組織だなと感じています。
私生活では、2017年11月、家族と一緒に、八ヶ岳の森のなかにある小さな家に転居し、妻と3歳の娘は、自然環境が豊かな場所での生活を楽しんでおります。一方、家族の理解のもと、私は平日単身で東京に滞在し、国内外の出張も含め、日々、クライアントやチームとの時間に専念できています。
高校生の頃、「グローバルな環境の中で、より多くの刺激を受けて、常に自分自身を成長させていきたい」と社会人のイメージをなんとなく描いていましたが、今のような自身の姿や仕事はとても想像できませんでした。
公認会計士の資格取得、法定監査業務、アドバイザリー業務、ニューヨーク事務所での海外駐在経験。これまでのキャリアを振り返ると、私にとって、常に新しい環境への挑戦であり、自分自身の成長にとって、どれも貴重なものでした。今後も、日々の緊張感と高い感度を持ちながら、さらにスピードアップして様々なことに挑戦していきたいと思います。

2監査法人に入社することを選択したきっかけ

大学院生の頃、公認会計士試験に合格。当初は、会計学を専攻として、海外留学後、大学教授としてのキャリアを考えていました。しかし、大学院の授業のなかで、国際会計基準審議会(IASB)の前身にあたる国際会計基準委員会(IASC)の議長を務め、国際会計基準に関わる活動を主導されてきた白鳥栄一教授とお会いし、彼の包容力のあるお人柄に触れ、実務家としての公認会計士のやりがいや、グローバルで活躍されている様子を伺ったことが、監査法人に入社することとなったきっかけです。
1998年に入社した朝日監査法人は、当時、国内大手監査法人としての勢いを感じることができたことと、大学院の指導教授の北村敬子教授、前述の白鳥栄一教授からの推薦もあり、第一志望としました。入社試験や面談は緊張してあまり覚えていませんが、面談の中で、様々な業種の監査クライアントを有していること、また、グローバルな研修制度や海外ファームとの連携の強さに関する説明が印象に残っています。

3監査法人での仕事の内容、特徴、キャリアパス

監査人からM&Aアドバイザーへの転換点

シニアの頃、国内事業会社の監査往査中の天気のよいある日。午前中の業務が終わり、ランチに向かう途中、監査チームのエンゲージメントマネジャーからお話がありました。「経済産業省が事業再生人財育成のため、外部研修を予定している。推薦するけど、参加しないか?」 研修期間は3カ月、平日夜と週末の週2回で、弁護士、税理士、会計士、金融機関の方が集まり、研修内容も面白そうです。「でも、この研修を受講するのであれば、監査業務はできなくなるよ。M&Aのチームに入ってもらい、専任メンバーになってもらいたい。」 ランチから戻る前には、M&A専任メンバーとなっていました。未知の分野ではありましたが、自分自身、結局オファーを受けるのであれば、その後よりスムーズに物事が進むように、即断即決、気持ちよく快諾する方針でしたし、それは今でも同じです。
ちょうど監査業務のインチャージ業務が充実しており、監査クライアントの多くの方々とのよい関係が構築できていた時期でしたが、なんとなく自分の気持ちが新しい業務に向かって背中を押してもらっている気がしました。今考えると、この時の決断が今の自分にとっての大きな転機となりました。

クロスボーダーM&A・PMI

現在、私が携わっている仕事は、M&Aアドバイザリー業務となります。具体的にはクライアントのM&A対象企業の財務状況や企業価値を明確にするデューデリジェンス(財務調査)を行い、M&Aの意思決定をサポートするとともに、買収後の経営統合(Post Merger Integration。以下、PMI)支援にも積極的に関与しております。なかでも、日本企業が海外企業を買収するクロスボーダーM&Aにおいては、複数の国に拠点を展開する企業が買収対象となることも多く、全体像の把握が難しくなるため難易度が高くなります。
M&Aを成功に導く過程で、国内の税務や企業価値評価等の専門家チームに加えて、KPMGのグローバルネットワークを活用し、世界各地のKPMGのメンバーファームの協力を得る必要があります。言語、法制度、文化などの垣根を超えたサポートを実現していく過程は、とても貴重な経験となっています。また、M&Aは企業にとって重要な経営戦略であるため、慎重な意思決定が求められ、そうした場面を日々経験できることも醍醐味のひとつと言えます。
現在、私たちのチームの注力領域のひとつであるPMI支援業務は、日本企業や海外の買収対象会社の経営陣や部門責任者との継続的なコミュニケーションが多く、継続的・多面的な信頼関係の構築につながるサービスであり、やりがいも多いと感じています。

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