山岸朝典(やまぎしとものり) | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

池森ベンチャーサポート合同会社

事業統括責任者

山岸 朝典 やまぎし とものり

仕事をする上で大切なのは“信頼感の醸成力をいかに磨くか”
チャレンジャータイプ
チャレンジャータイプ

1976年8月29日生まれ(47歳)
東京都出身 ・ 千葉県在住
中央大学 商学部商業貿易学科 卒業

チャレンジャータイプの特徴
  • 内向的
  • 臨機応変型
  • 大局タイプ
  • 個人主義
  • 伝統型
  • 外向的
  • 計画管理型
  • こだわりタイプ
  • 集団主義
  • 革新型
  • 30
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  • 30
  • このタイプの割合
    回答者全体の
  • 4.7%

社交的で、周囲と積極的に関わりながら仕事を進めることができる。
またルールや固定概念に縛られることなく物事を捉えることができるため、積極的に新しい考えを取り入れたり、自分と違う意見に耳を傾けたりすることができる。
主体性を持って仕事に取り組むが、細かなところで注意力が散漫になることも少なくない。
ストレス耐性があり感情をうまくコントロールできるため、周囲からはタフな印象を持たれる傾向にある

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1キャリアサマリー
2000年
大原簿記学校 公認会計士講座講師(経営学、管理会計を担当。うち2年は非常勤)
2004年
新日本監査法人(現:新日本有限責任監査法人)に入所
2014年
株式会社ファンケル 入社 経営企画担当部長
2018年
dely株式会社 入社 IPO準備室

(現職)池森ベンチャーサポート合同会社 事業統括責任者として創業参画

これまでのキャリアを一言で総括すれば、幅広い立場から多くの会社と関わることができたなと思っています。具体的には、会計士受験の講師→監査法人→上場会社(経営企画)→ベンチャー(IPO準備)→ファンド投資家という感じで、本当にここまで経験した人は少ないのではないかと自分でも笑ってしまいます。
そしてこのようなキャリアパスを作れたのも受験を支えてくれた両親、我が儘な自分の転職に付き合ってくれた家族、そして何よりもそうしたキャリアを与えてくれた知人や会社の諸先輩の方々のおかげだと感謝しています。

私のキャリアは大原簿記学校の講師という立場からスタートしました。当時は合格したら監査法人に就職するというのが一般的でしたが、私はあえて講師の道を選びました。理由は、人前でしゃべるという経験はあまりできないこと、受験のためではないより深いところの知識を学びたかったことの2つです。監査法人での実務は遅れるとしても1年あれば追いつけるかなという漠然とした感覚もありました。経営学と管理会計を担当し、非常勤講師の期間も含めて約4年間講師をさせていただきました(つたない授業に出席いただいた方この場をお借りして御礼申し上げます)。
 
講師という仕事にはやりがいは感じていましたが、自分の成長曲線が鈍ってきたのを感じたため、新日本監査法人に転職しました。監査法人では法定監査からJ-SOXコンサル、IPO支援など一通りの経験をさせていただきました。語学留学や金融機関への2年ほどの出向も経験できました。今でも監査法人に育てていただいたと感謝しています。
私のキャリアを振り返ると、監査法人自体の金融機関への出向は大きな転機になったと思います。「会計や税務だけではないより広範な知識がないと成長が鈍化する」と危機感をもったのがこの時でした。

そこで、出向から戻って2年後、事業会社に転職し、経営企画部で色々な経験をさせていただきました。中にはゴルフトーナメントの運営という会計士とは全く関係のないものもありましたが、これはこれで面白く、チームマネジメントというか、仲間と1つのものを作り上げるという面白さがありました。さらにはIPOも経験したいと思いベンチャーにも転職しました。

そして今は、ベンチャー支援の会社で事業統括責任者として勤務しています。この会社はまだ設立してまだ3ヶ月の会社で、従業員も2名のヨチヨチ歩き状態です(笑)。

2監査法人における経験およびその後のキャリア選択のきっかけ

新日本監査法人には、大原講師時代に非常勤として勤務したご縁もあり入所させていただきました。入所以前に監査の現場には出ていたので1年目から一人で出張に行かされたり、子会社1社分の監査を一人で任されたりしていました(品質管理的にはどうだったんでしょうね笑)。

監査法人時代は、先輩や同僚にも恵まれ本当に楽しかったです。仕事は今では考えられないほど長時間でしたが、仕事終わりの夜中の3時から焼肉を食べに行ったりと、とても仲のよい最高のチームでした。
業務内容としては、法定監査、J-SOXコンサル、IPO支援と一通りの業務は経験させていただきました。クライアントはミドル規模の会社が多く、消費財から耐久財、製造系から金融系やファンドまでと幅広かったです。数字だけではなくて色々なビジネスやそれぞれの業界動向やSWOTを自分なりに考えたり、それに合わせて将来を見据えた会計処理や方針をクライアントと一緒に考えるのが楽しかったですし、監査人としての醍醐味を味わえたと思います。

特に、自分のキャリアを振り返る中で貴重だったのが、日本政策投資銀行(DBJ)に第一号として出向させていただいたことです。日本を代表するDBJの審査部で案件審査に関与しましたが、審査部の方々の地頭の良さにふれ、会計・税務だけに留まらない幅広い知見を身に着けないとまずいと思い、転職を考えるきっかけになったのもこの時の経験でした。

3今現在の仕事の内容、特徴、キャリアパス

今は以前お世話になったファンケルの創業者であり、弊社代表でもある池森から誘われて起業家をサポートしていく会社を設立、事業統括責任者として仕事をしています。ファンドマネージャーに近いですが、LP出資はないのでより社会的インパクトやESGなどに拘った会社やプロジェクトを支援していきたいと思っています。

会社自体は2018年11月に設立したばかりでまだまだ決まっていないことばかりですが、“若手経営者を支援してきたい”という弊社代表の思いをいかにサステイナブルな仕組みとして落とし込んでいくか、これが私に課せられた命題の1つだと思っています(メンバーがまだ2名しかいないので、チームメイキングも重要なミッションの1つですね笑)。

あとは生涯勉強だなと思っています。今取り組んでいるベンチャー支援もそうですが、色々な経験を重ねる中でもっとナレッジを磨いていかないといけないと思っています。 特にこれまでのキャリアでは経営の守りの側面をやってきましたが、今後は攻めのところも深く関与できるようになりたいと思っています。投資家としてのキャリアは積み始めたばかりですが、これまでの経験やネットワークを生かしつつ、スピード感をもって成長していきたいです。

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