懸川高幸(かけがわたかゆき) | ページ 3 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

株式会社BTM

取締役兼CFO

懸川 高幸 かけがわ たかゆき

企業再生・成長・IPOに必要な変革を、ヒト・モノ・カネ、全ての分野から主導・支援するMBA会計士
アナリストタイプ
アナリストタイプ

1983年5月26日生まれ(41歳)
東京都出身 ・ 東京都在住
グロービス経営大学院大学 経営学修士(MBA)

7人生の目的と公認会計士という資格

 私の人生の目的は、子供達の世代が明るく過ごせるよう、景気循環をビジネスサイドから促進出来る人材になることです。私はバブル崩壊後の景気低迷期に育ったからか、TVニュースなどでは相対的に暗い話題が多いと幼少期から感じていました。物が溢れていて世界的に見れば裕福であるにも関わらず、希望を持っている人が少ない、そう感じていました。MBAで見た様々な企業の成功事例や複数企業の企業再生を通して学んだのは、企業に働く人や独自の資源は大きな可能性を秘めているということ。企業経営の方針を変えるだけで新たなマーケットを創出し業績を大きく変えることの出来る可能性があるということ。私は、そういった経営原理を把握し変革を推進し、景気循環を促進出来る人材を目指しています。

 私の人生の目的に対し、公認会計士という資格は『基礎』であると考えています。一般事業会社の経営という観点では、会計は一側面でしかなく、ヒト・モノ・カネ、全ての総合的な知識や経験が必要となります。そのため、会計以外の分野についても学ぶべき点はごまんとあり、公認会計士は私の基礎になっているものの、その基礎に留まらずさらに幅広く経営を会得する必要があると考えています。

8これから成し遂げたい事、将来の夢

 短期的な目標は、経営陣として現職の企業価値を増加させることです。現職の上場により、約2年半で企業価値は数十倍増加しました。上場後も引き続き企業価値の増加に貢献していきたいと考えています。監査法人では会計分野を、前々職では幅広い管理部門業務の経験を、MBAでは知識を、前職では大企業のオペレーションを習得しました。引き続き、私に足りない部分を経験しながら経営者としての質を高めていきたいと考えています。

9キャリアを模索する会計士、会計士受験生へのアドバイス:経営者を目指すならまずはこのアクションをしよう

 経営者を目指すなら、より多くの経営者に話を聞き、より多くの成功企業を分析するのが良いと思います。私はビジネスカンファレンスや個人的なつながりで多くの経営者の話を聞き、MBAで100社以上を分析し、数十冊の経営図書から学びました。そこで感じたのは、業績を上げる絶対的な手法はなく、経営者として成功する人物像についても唯一の答えはないということです。私は、いわゆるカリスマが経営者に向いていると思っていましたが、多くの実例から、必ずしもそうではないと学びました。業界で卓越した業績を達成した企業を分析した「ビジョナリー・カンパニー」シリーズでは、むしろ、企業を偉大な企業へと変革したリーダーは、万事に控えめで、物静かで、内気で、恥ずかしがり屋ですらあると書かれています。私がお会いした経営者も様々な性格の方がいました。

 その体験から、自分自身の固定概念から可能性を閉じてしまうのではなく、より多くの実例に触れ、自由な発想に基づいて可能性を信じ努力を続けることが重要であると学びました。そうすることで一見難しいと感じる高い目標も達成出来ると考えています。

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