菅沼匠(すがぬまたくみ) | ページ 3 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

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菅沼 匠 すがぬま たくみ

公認会計士や弁護士という資格は道具にすぎない。上場支援という役割のために道具を活かす
職人タイプ
職人タイプ

1981年2月16日生まれ(38歳)
長野県出身 ・ 千葉県在住
成蹊大学法科大学院(社会人コース) 卒業

7人生の目的と公認会計士という資格

人生の目的は「楽して儲けたい」と思ったが、これを記載するのも不適切と思い、題材を探したところ、中学の卒業寸言を見つけた。そこには、『道に石があった方がおもしろい。そしてそこで僕は何かを拾いたい。みんなが知らないすばらしいものを。』と、恥ずかしいが昔の自分がポエマーのように記載している。
明確な人生の目的は未だに決めていないが、この価値観は今も存続しており、やはり、IPOのように新たなものに対する支援は一つの人生の目的であり、その手段として公認会計士という資格を活かしていきたいと考えている。会計の知識は広く役立つものといえる。会計は単なる記録手段に留まらず、税金等の申告に用いられたり、利害関係の調整を果たしたり、意思決定において費用対効果の測定に用いたり、多様な分野に応用が利く知識といえる。法律事務所の運営においても会計知識は欠かせない。
今後も、公認会計士による資格が自分の人生において支えてくれるのは間違えないといえる。

8これから成し遂げたい事、将来の夢

公認会計士や弁護士という資格は道具であると感じている。資格を取ったら公認会計士として、弁護士として活動しなければならないわけではない。上場支援という役割のために公認会計士と弁護士という資格が道具として活きていると考えている。

士業においてぶつかる壁の一つとして、ルールが無かったり、ルールに幾つも解釈される可能性が存在していたり、矛盾や不整合が存在している場合、その事案をどのように扱ってよいか不明な場面がある。そのような場面において、他の人が新しいルールを創設したり、判例、文献等により解釈が示され、回答に導かれるなどした瞬間、そのルール設計者や著者等は士業の新たな世界を開拓しているように感じ、尊敬する。

私もこれを踏まえ、昨今、経産省付けの投資契約ガイドラインを作成したり、金融庁の活動支援の一環としてミャンマー国の証券取引委員の研修講師を行うなど、新たな枠組み作りや新たな地域制度発展に向けた活動は始めたが、このような取り組みは増やしていきたいと考えている。また、せっかくであれば、このような取り組みの中で、自分でしか成し遂げられなかったと思える成果を残せることが理想である。

9キャリアを模索する会計士、会計士受験生へのアドバイス

まず、会計士受験生へ。私は公認会計士を目指していた当時、最も充実した時間を過ごしていた時期と感じている。公認会計士受験は、不安を抱えた辛い日々を過ごす人も多い。自分を振り返ると、ライバルが先に合格したり、ゴキブリが多いアパートに住み、1か月の食費を1万円に制限したりと辛い日々ではあった。
他方、一つの目標に向かい本気で取り組めるという経験は大事であり、社会人になってからは容易にできることではなく、自分で決めたことに夢中になって取り組める日々は充実していた。
公認会計士試験も弁護士試験も、余裕を見せながら合格する人もいるが、そのような合格者は一握りといえる。私の見てきた難関国家試験の合格祝賀会では、出席者をみると、いつも朝から晩まで自習室で見かけた人達が結果として合格しているというのが率直な感想ではある。辛い日々かもしれないが、辛いのは他の受験生も同じなので、気にせず勉強に励むことが重要と考える。

次に、キャリアを模索する会計士へ。私が振り返ると、転職の時や独立時に助けてくれる人の多くが昔からお世話になっているような人である。キャリアに悩んだ際は最終的な判断は自分で行うが、打ち手となる知人の意見を求めることはよくある。理想のキャリアにいきなり辿り着けるというケースはわずかであり、他の人も回り道しながら進むのが通常といえる。まずは自分の考えをしっかりとつくり、その上で、身近な人との相談を繰り返し、客観的に見える自分も育てながら理想のキャリアに近づければと思う。

各種バッチ。左から、弁護士、公認会計士、公認会計士(旧)、公認会計士補

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