菅沼匠(すがぬまたくみ) | ページ 2 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

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菅沼 匠 すがぬま たくみ

公認会計士や弁護士という資格は道具にすぎない。上場支援という役割のために道具を活かす
職人タイプ
職人タイプ

1981年2月16日生まれ(38歳)
長野県出身 ・ 千葉県在住
成蹊大学法科大学院(社会人コース) 卒業

4あなた独自の強みと今現在の仕事との関係性

強みは①「企業側目線で動ける」こと、②ダブルライセンスであること。

①については、過去、IPO準備会社の中で、企業側から業務をやってきた経験から得られたものである。企業側で複数の弁護士や公認会計士と接してきた中で、依頼をしやすい士業の良い点が把握できたこと、これにより理想とする士業を自分なり描けた点が大きい。企業側にいた時代において良いと感じた士業の行動は少しでも真似をし、企業の窓口担当者が社内に報告を行いやすく報告内容を工夫したり、交渉相手への交渉を行いやすいように契約書レビューを行うように意識し、業務の安心感や安定感、コミュニケーションの取りやすさを意識して提供していることが強みといえる。

②については、ダブルライセンスであることは、一定水準の会計知識や法律知識を持つことが客観的に証明できるため、知識の有無に関する説明が省略できるという意味で、独自の強みといえる。例えば、社外役員の声掛けを受けるにあたっても、弁護士として取締役会の運営や決議事項に関して理解し支援できるだけでなく、公認会計士として決算資料、予算資料、投資資料についても理解し支援できることが資格で証明されることから、企業側との間の期待値調整を行う手間が省ける。

5仕事をしている中で、心が大きく動いた瞬間

心が大きく動いた瞬間は、関与先が上場した瞬間、依頼者から感謝の言葉を頂ける結果が出せた瞬間の2つがいえる。
自分の中で士業とは結果を出すことは重要と考えている。中でも、自分の専門分野とする上場支援において、関与先が証券取引所に上場することは、社会的にも注目を浴びる結果を出せたものといえる。また、取引所の鐘を鳴らす人の笑顔が示すように、目の前の人の役にも立てたと実感できるものといえる。
さらに、弁護士業務において扱う訴訟は相手との戦いであり、最初はこちら側が有利と見通した案件であっても相手の動きによっては見通し通りにならないこともあり、常に安心はできない。最後の和解又は判決が依頼者の満足のいく結果となった瞬間は喜びと同時に安心を感じるものといえる。

6公認会計士という仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか

公認会計士の仕事として会計監査が重要な役割であるが、会計は好きであるものの、監査が好きになれなかったことに悩んだ。
私にとっては、会計は商業高校時代から馴染み深い好きな分野であり、会計があるから大学への進学も決め、今の自分があるといえる。他方、監査については結果というものが出しづらいこと、投資家という顔が見えない利害関係者のための業務が実感しづらかったことがいえる。

私としては、このような悩みを乗り越えるため、視野を広げ外部から見た監査法人を知る必要があると感じ、監査法人に勤める中で、出向希望を出した。その結果、ジャスダック証券取引所においてIPOに深く携わり興味を持ち、公認会計士として、会計等の知識は活かして上場支援の役割に携わる道を選択し、転職という道を選び、職業領域を変えることにより乗り越えた。

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