K.K. | ページ 3 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

PwC税理士法人

金融部(FS)

ディレクター

K.K.

外向きな行動が、視野と価値を広げる鍵
革命家タイプ
革命家タイプ

1987年1月20日生まれ(37歳)
神奈川県出身 ・ 神奈川県在住
慶應義塾大学法学部法律学科

7人生の目的と公認会計士という資格

大それた目的かもしれませんが、自分の専門知識を用いてクライアントをサポートすることで、日本だけでなく、世界がより豊かになる手助けをしたいと考えています。私は幼少期をブラジルで過ごしました。車の後部座席に乗って移動していると、車が止まるたびに同年代の子が花や新聞を持って近付いてくるという世界を目の当たりにし、子ども心にどうしてこのようなことが起きるのか、違和感を持ったことを覚えています。その後、小学校の高学年で日本に帰国しましたが、外で友達と自由に遊び、一人で買い物にも行ける日常に、「日本はなんて平和な国で、自分はいかに幸せか」と思い知らされました。この体験は今も大きな原動力としていつも私の心の中にあり、豊かな日本と海外の橋渡しとなるような役割を果たしていきたいと思っています。まだその道筋は模索の段階ですが、公認会計士の資格は、金融・税務・会計という経済活動の根幹に関わる専門資格であり、この資格を通じて大きな経済主体である世界中のクライアントを支援することが、自分の目指す目的とつながっていると感じています。

8これから成し遂げたい事、将来の夢

私は、税法以外の観点も踏まえた付加価値のあるアドバイスを提供できるような税務アドバイザーでありたいと考えています。税務アドバイスは、会計や法律、規制などさまざまな領域と交差するため、関連する専門家を巻き込みながら、ビジネスも踏まえた総合的な視点からクライアントにとっての価値を最大化することが重要です。その中で、自分のキャリアを活かして、いかに周りと差別化するかを考えています。私の場合、シンガポールでの駐在経験を通じて得たクロスボーダー取引の知見、クライアントへの常駐経験を通じた顧客側のニーズに対する理解、金融庁への出向で学んだ税法を作る側の視点などを活かし、全体最適を考慮した、最も適切で深みのあるアドバイスを提供したいと思っています。
プライベートでも、さまざまな国を訪れることで、実際の文化や価値観に触れ、その経験をアドバイスに反映させたいと考えています。海外出向中は、シンガポールから東南アジア各国を訪れる機会も多く、クライアントとのコミュニケーションにおいて大きなアドバンテージになりました。実際に現地を五感で知ることで、アドバイスの質が向上し、言葉に深みが出ることを実感しています。さまざまな人の価値観に触れ、さまざまな専門家の良いところを吸収し、自分の将来像を形成していくことが、現在の目標です。

9キャリアを模索する会計士、会計士受験生へのアドバイス

自分ならではの強みを持った会計士としてのキャリアを築くには、さまざまなキャリアを持つ他の会計士と交流することが重要だと考えています。公認会計士という資格はビジネスの基本に関わる専門資格であり、選択できるキャリアの幅が非常に広いこともあり、他の会計士がどのような強みを持っているかを知ることが、差別化やインスピレーション、モチベーションの源になると感じています。
私も、PwCや公認会計士協会での活動を通じて、監査法人や事業会社、独立した会計士など、多くの仲間と交流を深めることができました。このつながりは、自分のプロフェッショナルとしての価値を見つめ直す上で、非常に貴重なものとなっています。会計士という職業は多様である一方、時にその多様性に悩むこともあるかもしれません。しかし、内向きにならず、外に向かってフットワーク軽く行動することが重要です。普段の仕事では、他人と腹を割って話す機会が限られているため、人との深い交流は心の支えにもなります。
受験生のみなさんは、最初のキャリア選択においては、さまざまな人の話を聞くことが重要です。監査法人は多くの人が最初に選ぶキャリアですが、未知のコミュニティに飛び込んで新しい人と会うことで、視野を広げ、自分をアップデートする機会も持ってほしいと思います。私自身、シンガポールという異国の地に飛び込み、現地の人々と出会うことで視野が広がり、さまざまなキャリアを築く会計士同士のつながりも得ることができました。そうした経験が、これからのキャリアに大きく影響すると思っています。

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