花房幸範(はなふさゆきのり) | ページ 2 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

アカウンティングワークス株式会社

代表取締役

花房 幸範 はなふさ ゆきのり

後悔しない選択を導く会計士
起業家タイプ
起業家タイプ

1975年5月10日生まれ(49歳)
鳥取県出身 ・ 東京都在住
中央大学商学部会計学科

4あなた独自の強みと今現在の仕事との関係性

私自身の強みは、聴く力です。これは監査で培われたものだと思いますが、お客様の言葉をきちんと聴いて必要とされていることを理解し、可能であればお客様の気付いていない潜在的な悩み事まで聴き出すことができればと思っています。そしてその課題に対して、ソリューションを提供していくことが自分の会社の使命と考えています。
また、相談し易さも自分自身の強みではないかと思っています。あるお客様に、「会計に限らず、困りごとを花房さんに相談すれば、解決できる人を連れて来てくれる」と言われ、非常に嬉しかった経験があります。自分自身がソリューションを提供できなくても、連携している個人、会社とチームプレーで解決できれば、少しでも世の中の役に立てるのではないかと思っています。例えば、これから監査法人でプロになろうと思ったとき、プログラミングの知識やデータ分析の知識が必要になるかもしれません。ですが、究極的にはそれらを「使える人を知っていれば」なんとかなる。使える人をうまくまとめてコーディネートして、何ができるのかを理解さえしていれば、実際に手を動かすのは得意な人に任せれば良いと思うんです。困った時にこそ、「あの人に相談すれば何らかの解決策の糸口になる」と、私を思い出していただけるなら嬉しいですね。

5仕事をしている中で、心が大きく動いた瞬間

1つは、監査法人で、厳しい外資系起業のお客様から、成長を褒めていただいた瞬間です。世間知らずで、必ずしも優秀な社員でなかった1年目の私は、お客様から厳しいことを言われることもありました。たとえば内部統制のウィークポイントを会社に指摘して、改善案を提案するというコンサル的な要素が入ったリコメンデーションを、1年目から求められるのですが、そんなことは授業でも習わないし、いきなりうまくできるわけもなく、お客様にも論破され、悔しい思いをしました。そのような中、同じお客様を2年目に担当した後で、マネージャーから「経理の○○さんが、去年の(1年目の)花房さんは頼りなかったけど、今年は昨年と違って、かなり成長しているのが分かるね、と褒めていたよ」と聞かされたんです。今の仕事では急激な成長の機会もないと思いますが、なかなか実感できない自分の成長をお客様に認めてもらえたのは、大変嬉しい経験でした。

6公認会計士という仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか

実はあまりありません。仕事そのものをつまらないと思ったこともないですね。強いて言うならば、相性の悪い上司に厳しい言葉をかけられたことでしょうか。ですが、自分の成長のためにあえて厳しく言ってくれたのだと思うので、今となってはそれも良い思い出です。公認会計士という資格が性に合っているのか、仕事は楽しむということを心がけています。

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