山田雄一郎(やまだゆういちろう) | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介
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株式会社トリプルアイズ

代表取締役

山田 雄一郎 やまだ ゆういちろう

相手の環境に合わせながらも要所で自分を出していく会計士
革命家タイプ
革命家タイプ

1982年6月11日生まれ(42歳)
北海道出身 ・ 東京都在住
早稲田大学商学部

革命家タイプの特徴
  • 内向的
  • 臨機応変型
  • 大局タイプ
  • 個人主義
  • 伝統型
  • 外向的
  • 計画管理型
  • こだわりタイプ
  • 集団主義
  • 革新型
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  • このタイプの割合
    回答者全体の
  • 21.4%

自身の仕事に対して情熱を持って取り組む傾向にある。
また高いコミュニケーション能力を活かして、周囲と協力しながら物事を進めることができる。
知的好奇心も強いため、新しい考えや意見を取り入れることをいとわない。
物事を抽象化して考えるため、大局的な判断力を持つ。
ストレスを感じても過敏に反応することなく的確に対処ができるため、周囲からは誠実かつ落ち着いて見られることが多い。

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1キャリアサマリー

在学時の公認会計士試験合格を経て、2005年12月EY新日本有限責任監査法人入社。2011年3月監査国際部より異動し、成長戦略室等にて官民連携の経営改革に係るコンサルティングを9年間実施、多数のプロジェクトマネージャーを歴任。2020年11月、株式会社トリプルアイズ取締役CFO就任。2021年3月、同社代表取締役就任(現任)。2022年5月グロース市場上場。2023年9月株式会社ゼロフィールドがグループイン。

2監査法人における経験およびその後のキャリア選択のきっかけ

新日本監査法人(現:EY新日本有限責任監査法人)に入所し、国際部で 5年間監査をしました。会計士試験が終わった後、合格発表までの2ヶ月に仲間とタイとカンボジアに行っていたんです。言葉も文化も全く違う世界で様々な気づきがあって、国際部に入りたいなと思うようになりました。監査では大小様々な規模のクライアントを経験し、「重要性の原則」など今でも役に立つ学びがたくさんありました。特に私が入所2年目、ちょうど中央青山監査法人が潰れてしまって新日本と合併する前に、大規模クライアントが移ってきたんです。この時代はほぼ何も引き継ぎがない状態で、巨大な会社の初年度監査をした時間はすごく濃密で、「0から作る」という貴重な経験を積むことができました。またリファラール業務のインチャージを若くして経験させてもらったのはクラインアントと向き合う貴重な経験でした。
その後9年間は、パブリックセクター向けのコンサルティング業務というかなり変わった仕事をしていました。監査法人を辞めようかなと思っていた時に、バングラデシュにマイクロファイナンスのスタディツアーというものに一人で参加し、その縁でEYの公共セクターの方に出会い、それからコンサルの道に進みました。その後パブリックアフェアーズというグループ会社に出向し、そこは会計士がマジョリティでない数十人の独立ベンチャーのようなチームでした。省庁、自治体や大手インフラ企業がお客さんのアドバイザリー業務でしたが、その中で大きな仕事の1つが、空港を民営化する仕事でした。官から民へのM&Aのようなものですね。入札を受ける側の公共側のアドバイザーとして、より良い民間企業に事業運営してもらうためのルールの設計や提案書のレビューを行ったり、監査法人の中でする仕事ではイレギュラーな仕事で刺激的でした。
そこからトリプルアイズに入社したのは、監査法人入所同期だった方との家族旅行中に、トリプルアイズの創業者である前社長とたまたま出会ったのがきっかけでした。デジタル庁やマイナンバーなど、国はようやく動き出しましたけど、積み上げてきた業界構造と紙社会の行政に対して「これはまずい」という思いがずっとあって。かたや世界では、 例えば空港分野でも家を出るところから旅行先のホテルに着くまで、すべて1つのIDで認証できる仕組みを考えていたり、Googleさんも異分野で新事業を考えたりしているところを目の当たりにしました。テクノロジーをもっと使って、ベンチャー事業でチャレンジしたい、と思っていたところに、前社長と偶然出会い、意気投合して入社を決めました。大親友が起業していてその大変さを見てきたことと経営者に対するリスペクトの思いも影響しましたね。
こうして振りかえると、出向もありましたが監査法人に15年もいたことになるんですよ。そこからベンチャーというのはちょっと珍しいキャリアですよね。

3今現在の仕事の内容、特徴、キャリアパス

私の場合は、入社半年で前社長が急逝してしまい、急遽社長という仕事に就きました。やはり従前のCFOの仕事とは違いました。現在従業員は300人弱いますが、その300人がそれぞれ様々な情報をもっていて、役員それぞれにも深い情報があって、お客様の上層部と現場にもそれぞれ情報があって、それらの情報が構造的に集まってくる。私は何かを自分で決めること以上に、社内の情報と社外の環境を掛け合わせまくって、こっちの方向だと考えながらとにかく前進していっている感じです。社外でぶつかり稽古しながら新たなビジネスを創る活動をしつつ社内に循環させていく動きもとても意識していることです。そして、将来のビジョンをしっかり見据えるということですね。私自身、今期は、経営理念である「テクノロジーに想像力を載せる」という意味を改めて自分の中で反芻しました。5年後10年後を見据えたビジョンはとても大事です。私は急遽のバトンタッチで「形からスタートした社長」でしたので、1日1日を積み上げてきて、ハードシングスばかりでしたが、会社としては16年目、私は今年で社長3年目に入り、今ようやく足元が落ち着いて未来を見据えた動きにシフトできている感覚があります。やはり、会社はヒトだと改めて感じますし、その足腰は大事です。

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