御林洋志(みはやしひろし) | ページ 3 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

株式会社KVP

パートナー

御林 洋志 みはやし ひろし

共感力と事業可視化で起業家のビジョンを実現。情熱と合理性を兼ね備えたキャピタリスト
リーダータイプ
リーダータイプ

1987年1月18日生まれ(37歳)
愛知県出身 ・ 東京都在住
慶應義塾大学 法学部政治学科 卒業

7人生の目的と公認会計士という資格

私は、人とのご縁を大切にしながら自分らしく生きてきた結果が、偶然今の自分につながっていると感じている。また、VCでの業務経験の方が圧倒的に長くなっているため、会計士として、といった考え方は持っていない。

ただ、会計士という資格を持っていたことで加速度的に刺激的な人生を歩めている自信はある。会計士を取れたからトータルサービス部に出会い、IPO支援業務があったからベンチャー業界に強い興味を持てた。またトーマツを退職した際も会計士があったからこそ「アメリカに行って失敗してもなんとかなる」という感覚があった。アメリカに行った時もトーマツで働いていたと話すと「トーマツ!?(厳密にはデロイト)」と驚かれ一定の信頼がすぐに得られた。(海外では監査法人のステータスは日本よりもはるかに高い。)

このように、会計士という資格があったから今の自分があるというのは間違い無く言えることであり、会計士を持っていることで大きなチャレンジができるようになったり、会計士資格が社会的信頼につながったりと、多くの恩恵を受けてきた。

8これから成し遂げたい事、将来の夢

今は、“ベンチャー業界を通じて日本経済に貢献する”ということを目標に動いている。また変わらず人と人とのご縁を大切にしながら自分らしく生きていきたいと思っている。

ベンチャー業界を通じてという意味では、自分が投資する上で、“起業家が強い情熱を持って自分のストーリーで事業を語れること”と“起業家の誠実さ”を大事にしている。そのような起業家は情熱があるからビジョンも強く、絶対に諦めないし、困難から逃げない。また誠実であれば、様々なことから柔軟に学びながら前に進める。何よりも同じ船に乗る気持ちでいるので、誠実な起業家でなければお互い辛い状況になる。

また今までを振り返っても人とのご縁でキャリアが変わることが多かった。学生時代の懇親会でトータルサービス部のパートナーの方に会えたから監査法人に入ろうと思ったし、今の代表と出会えたからVCの中でのキャリアチェンジを考えた。そういったご縁を大切に常に自分らしく生きていきたいと思っている。その時その時に必死でもがいていれば、人とのご縁で自分をさらなる高みに引っ張ってもらえることがあると信じている。

9キャリアを模索する会計士、会計士受験生へのアドバイス

監査法人で働く会計士、独立する会計士、事業会社で働く会計士、起業する会計士、VCで働く会計士、いろんな会計士がいていいと思っている。ただ、現状に不満を持ちながら仕事をするのだけはやめたほうがいい。これから人生100年時代で、仕事をする期間はどんどん長くなる。そのような時代につまらないと思っている仕事を50年も続けるのは嫌だし、無理ですよね。だからこそ、自分が楽しいと思える仕事、誇りに思える仕事をしてほしい。

既にやりたいことが明確にある場合はやってみよう。会計士という保険があるのだから、キャリアチェンジは大したリスクにならないのだから。まだやりたいことが明確に見つかっていない場合は、見つけるために行動を起こそう。勉強会に参加するでもいいし、会う人を変えてもいい。環境が変われば思考も変わる。少しだけでいいから普段会わない人と会うようにするとか小さな動きでいいと思う。やりたいことを見つける努力をする。やりたいことが見つかればやってみる。自信を持ちながら、自分が楽しいと思える仕事、誇りに思える仕事を見つけることが一番大事だ。それくらいの感覚でいいと思う。

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