赤澤栄信(あかざわひでのぶ) | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

デジタルアーツ株式会社

管理部

取締役 兼 管理部長

赤澤 栄信 あかざわ ひでのぶ

ラグビー部の副将・主将経験で“リーダーシップ”の基礎を学び、事業会社の中枢で如何なく発揮するリーダータイプの会計士
革命家タイプ
革命家タイプ

1975年9月12日生まれ(48歳)
大阪府出身 ・ 千葉県在住
神戸大学 経営学部 卒業

革命家タイプの特徴
  • 内向的
  • 臨機応変型
  • 大局タイプ
  • 個人主義
  • 伝統型
  • 外向的
  • 計画管理型
  • こだわりタイプ
  • 集団主義
  • 革新型
  • 30
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  • 30
  • このタイプの割合
    回答者全体の
  • 21.7%

自身の仕事に対して情熱を持って取り組む傾向にある。
また高いコミュニケーション能力を活かして、周囲と協力しながら物事を進めることができる。
知的好奇心も強いため、新しい考えや意見を取り入れることをいとわない。
物事を抽象化して考えるため、大局的な判断力を持つ。
ストレスを感じても過敏に反応することなく的確に対処ができるため、周囲からは誠実かつ落ち着いて見られることが多い。

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1キャリアサマリー
1999年
日本生命保険相互会社営業人事部に入社。会計士試験受験のため退職。
2004年
新日本有限責任監査法人大阪事務所に入所し10年間勤務。法定監査業務やIPO支援業務に従事。マネージャー。
2014年
デジタルアーツ株式会社取締役管理部長に就任。経理・税務・財務、法務、広報等のマネジメントを担当するかたわら、IR業務を担当。親会社の取締役として経営に参画しながら、国内外の子会社の役員も兼務する。グローバルに管理業務を担う。
2監査法人における経験およびその後のキャリア選択のきっかけ

会計士二次試験に合格した後は、新日本監査法人の大阪事務所に入所した。地区事務所ということで、大・中・小様々な規模のクライアントが混在していて良い経験になった。大阪事務所には当時500~600名の会計士が在籍しており、東京事務所と比べると10分の1程度の規模しかなかった。東京なら部門に分かれて専門的に業務を行うのが一般的なのかもしれないが、大阪ではオールラウンドにあれもこれも担当しなければならなかった。

ただ、何でも幅広くやれて早く経験を積むことができる大阪事務所の環境は、自分にとってはむしろ歓迎すべきものだった。実際、監査をこなしながら、3社のIPOとデューデリジェンスやショートレビューも経験できた。大阪事務所に入って良かったと思う一方で、会計士試験に合格した当時、独立性の問題でクライアントに提供できるサービスに制約がかかり始めた頃だったので、もう少し早く監査法人に入っていたらもっとやれたのにという思いもあった。

私が多くの経験を積むことにこだわっていた理由は、CFOを目指していたからだ。監査法人で将来の業務に活かせる経験をたくさんして、早く転職したいと考えていた。CFOになるために、新卒で入った事業会社を退社して会計士試験に挑戦して、監査法人に入った。紆余曲折があったので、転職を焦る気持ちがあったのかもしれない。いずれにせよ将来的には上場企業のCFOになることが目標で、監査法人は生涯を通して働く場所ではないとつねづね考えていた。

転職の機会を狙っていたがチャンスは訪れず、気付けば監査法人に9年半在籍してマネージャーになっていた。監査法人ではそれなりに高い評価を受けていたが、「長く身を置きすぎて転職の機会を逃してしまった。監査法人からCFOに行くキャリアパスの実現は難しいのではないか」という不安もあった。

それでも夢は諦められなかった。CFOになるためには監査法人の経験だけでは足りないのだろうか。自分に足りないものは何なのか。色々な転職エージェントの人に会い、必要なものは何なのか聞かせていただいたりもした。CFOに半歩でも近づけるなら、努力は惜しまなかった。その成果が現れたのか、CFOのポストに空きが出たからと声をかけていただき、念願だったCFOに転職することができた。やっと夢を実現することができた自分の幸運を喜ぶとともに、力を貸して助言してくださった方々に感謝の思いがこみ上げてきた。

3今現在の仕事の内容、特徴、キャリアパス

デジタルアーツ株式会社の取締役管理部長を任されている。デジタルアーツは、インターネット社会に必要なセキュリティサービスを提供している会社で、2013年に東証一部に上場している。2014年に自分が入社したときは、すでに東証一部上場企業になった後だった。

CFOの仕事内容は、会計機能はもちろんのこと、法務、広報、情報システム、マネジメントの統括など幅広い。会計機能でいうと、社内で会計・税務・財務分野に関して難易度の高い処理が発生したときにその質問に対応することが主な仕事で、監査法人で培った専門性を如何なく発揮できる。転職したときすでに上場していたので上場準備には携わらなかったが、ちょうど海外展開を進めているときだったので、海外子会社含めたグローバルでの管理体制の構築・会計知識の面で役に立てると感じた。

また、当社は上場企業ということで、おかげさまで優良な株主様に株式を持っていただいている。安定的に株主でいてもらうことはもちろん、新しく株主になってもらえるようにIR活動をすることもCFOの重要な業務だと考えている。株主様や投資家の方たちと実際にお会いして会社を知っていただけるように、IR活動に尽力している。

CFOの仕事というと経理や財務など管理的な仕事を想像するかもしれないが、CEOやCOOがやる仕事以外は、すべてCFOの仕事だと考えている。社長がやりたいと思った事があれば、会計的な観点を軸とした資料等を示しながら説明したり実現に向けてサポートしたりする。会社の中で起きたことは全部拾うという意識が、CFOには必要だと思っている。

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