植村俊介(うえむらしゅんすけ) | ページ 3 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

株式会社マネーフォワード

クラウド推進部兼サービス企画グループ

クラウド推進部部長 兼 サービス企画グループリーダー

植村 俊介 うえむら しゅんすけ

情報システムの知見とJ-SOXのコアスキルを生かしてクラウドサービスの導入支援を全国展開
リーダータイプ
リーダータイプ

1980年5月27日生まれ(43歳)
北海道出身 ・ 東京都在住
北海道大学大学院 情報科学研究科 修士課程修了

7人生の目的と公認会計士という資格

公認会計士という資格を持っていることで、好きなことにチャレンジできていると強く感じています。公認会計士という資格を持たない状態で、たとえば、当時、ベンチャー企業だったマネーフォワードに転職しようと思ったかというと疑問です。というよりも、もしかしたら、最初に就職した企業から、転職しようという気すら起こしていないかもしれません。

転職をする時にも、公認会計士という資格を持っていることで、最初の面接にたどり着ける確率が高いように思います。自分でも面接を担当するようになって感じるのですが、専門性の高い分野にその道の専門家が応募してくれば、期待が高まりますし、異分野の専門家が応募してきた場合には、なぜ応募に至ったのか話を聞いてみたいと思います。

また、このような信頼感は、公認会計士の先輩が長い時間をかけて醸成してきた結果です。自分が何か意思決定をしたり、発言をしたりする時には、そういった信頼感を損なうものでないか、という意味で自律のための判断基準にもなっています。

最終的に、拠り所とできる柱が一つあることで、自分の興味がある分野に思い切って飛び込むことができるので、公認会計士という資格を持っていることが今の人生の基盤になっていると、最近、特に感じています。

8これから成し遂げたい事、将来の夢

個人のスキルの部分に目を向けるのであれば、自分でコードを書けるようになれたらいいな、と思います。現時点で、こんなサービスを作りたいという具体的なプランはないですが、具体的なプランを思いついたときに試してみる機動力は確保したいです。

もう少し広い範囲に目を向けると、現在の会社に転職後に、全国の会計事務所や中小企業を回らせていただく中で、非効率な部分がまだまだ残されているということを実感しています。この非効率性は大きく二つに分類することができます。必要な情報は提供されているが、利用者側に知見がないために非効率になっている場合と、そもそも必要な情報が提供されていない場合です。前者の場合は、利用者側の知見を高めるといった活動のほかに、知見がなくても情報を活用できるツールを広めるという方法もあり、今の会社での仕事が該当します。

一方で、後者のように、例えば、金融機関や店舗などから提供される情報量が増えないと解決しないような場合もあります。業界をあげて取り組まないと解決しないような課題も沢山あるので、時間はかかるとは思いますが、そのような課題を解決する仕事を一度はしてみたいと思っています。

9キャリアを模索する会計士、会計士受験生へのアドバイス

エージェントさんにメールしましょう(ちなみに、私も複数の方にメールをして相談しました)。

ベンチャー企業の大半は、名前が知られていません。一度、ベンチャー企業に就職すると、その規模の会社に顔の広い方が社内にたくさんいるので、自然と世界は広がっていきますが、普通に生活していて名前を聞くようになった会社は、既にその時点でベンチャー企業の規模を超えている可能性が高いです。私も転職するときにどんなベンチャー企業があるのか、ほとんど知らない状態からスタートしました。

エージェントさんと話すときは、具体的な企業名を挙げるよりも、この後どんなことをしたいのか、どんな業界に興味があるのかをきちんと話した方が良いと思います。きっと、自分が知らない会社名がたくさん出てくるはずです。

少人数の会社の場合は、相性の問題も強く影響すると思うので、可能な限り時間を使って会社見学をすることをお勧めします。実際に伺ってみるのが一番良いと思いますが、web会議でも十分です。先方も、忙しいとは思いますが、時間を取ってくれると思います。

その会社に将来性があるか、成長性があるか、といった部分については、公認会計士としての知見からご判断ください。

エージェントさんと相談するときに、自分の強みを話すことも重要ですが、人数の少ない会社では、強み・弱みと言ってられない部分もあるので、事業に対する興味で選んだ方が良いと思います。自分の強みを活かすことにこだわって、ジョインが遅れることの損失の方が大きいように思います。ベンチャーの成長スピードを考えると(上手く行くという前提ですが)、すぐにあらゆる部署で人が足りなくなっていくはずです。強みを活かすのは、そのタイミングでも遅くはないと思います。

いいな、と思う会社があったら、ポジションなどにこだわらず、とりあえず飛び込んでみてください。

ちなみに、マネーフォワードに興味がある方は、私にメールをいただくのが、一番早いと思います。

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