浦隆行(うらたかゆき) | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

会計事務所勤務の経験を生かして独立開業。経営者心理を理解してクライアントにとって最適な助言を心がける

浦 隆行

うら たかゆき

生年月日
1982年3月15日(36歳)
所属企業
会計事務所Backbone
所属部署
役職
所長
最終学歴
石川県立羽咋工業高等学校 卒業
出身地
石川県
現住所
愛知県
1キャリアサマリー
2000年
自動車メーカーの機械保全課にて生産機械のメンテナンス業務に従事。
2005年
同社退職 公認会計士試験勉強を開始。
2009年
名古屋市中区丸の内の会計事務所 野田公認会計士事務所に入所。
(同事務所連携監査法人である監査法人A&Aパートナーズにて非常勤として監査業務に従事)
2016年
会計事務所Backbone設立し独立開業。

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この会計士のタイプは?

編集者タイプ
内向的
臨機応変型
大局タイプ
個人主義
伝統型
外向的
計画管理型
こだわりタイプ
集団主義
革新型
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ストレス耐性が強いため、予測していない事態に陥っても落ち着いた行動をとることができる。
周囲と積極的にコミュニケーションをとらない傾向にあるため、内向的な印象を持たれがちである。
しかしその反面、一歩引いて状況を客観的に分析できるため、臨機応変で柔軟な対応を選択できる。
ルールを重んじるため、革新的で目新しい意見に対し壁を作ってしまうことも。
集団よりも個を大切にする傾向にある。
このタイプの会計士は回答者全体で、
3.7%います。
2監査法人における経験およびその後のキャリア選択のきっかけ

高校を卒業し、そのまま自動車メーカーの現場に就職した。業務的には生産機械のメンテナンス業務だが、基本的には同じことの繰り返しで、最初は覚えることがありおもしろいが、そのうち一定のことができるようになると飽きが来る。飽きが来ると自分の人生がこのままで本当にいいのかという不安を感じるようになり、漠然となにか別のことをしたいと思うようになった。しかし、そもそも学歴のない私が製造業現場以外の転職など難しいと思い、単純に資格を取ろうと思ったのだ。司法試験は高卒の場合は一次試験(一般教育科目、外国語)からで、工業高校で授業中はマンガを読み、あとは部活しかしていなかった私には無理難題としか言いようがない。そのころ流行っていた村上龍氏の『13歳のハローワーク』で初めて公認会計士という資格を知った。なんと高卒でも本試験から受けることができること、そして、なんとなくカッコいいという不純な動機で受験を決意した。

試験勉強を開始し何度も後悔した。試験勉強というものをしたことがない私にとってはまさに地獄だったからだ。蓄えの貯金が生活費で底をつきそうになり、親戚にも助けてもらいながら、何とか受験までこぎつけた。しかし試験合格発表当日も合格できると思っておらず、某宅配業者のアルバイトで荷物を配達していたところ、配達中に電話が鳴り専門学校講師より「合格しているぞ」という連絡がきた。その日にアルバイト先に退職を願い出て就職活動を開始したが、監査業務自体に特段興味が無かったことや、大手監査法人の面接を受けたが採用していただけなかったこともあり、会計事務所に就職することにした。

会計事務所では税務業務を日常的に行いながら、連携監査法人で上場企業の監査業務に従事させてもらった。しかし監査業務も税務業務も4~5年くらいすれば、また飽きが来てしまった。それでも既にもういい大人だったので、経済的なこともありそのまま続けていたが、最終的に自分の思う通りにやりたいと思い、独立開業を決めた。

今考えると、深く考えずに選択してきたキャリアだったがそれがうまく繋がってきたのだと思う。「よく独立を決めたね」と言われることがあるが、私としてはそんなに重い決断をしたという認識はない。大事なことは、なんとなくでも自分がそうしたいと思った時にそのように動いて、それをやりきることだと思っている。ここまで来られたのは当然自分自身の力だけではなく、周りの方々の助けがあったからだということは間違いない。そういった助けを得られたのは、与えられた仕事を誠実に遂行してきたからだったと思う。

3今現在の仕事の内容、特徴、キャリアパス

現在は会計事務所を独立開業し、所長として働いている。といっても従業員はいないので、フリーランスである。税務顧問は数件だが、基本的にクラウド会計専門の税務顧問で、税務書類作成、税務代理申告などの従前のサービスを提供している。そのほか税務セカンドオピニオン、金融機関借入に関するリスケジューリングや資金調達のサポートといった財務コンサルティング及び社外取締役などが現在の仕事内容である。

税務顧問業務については今までやってきたことなので問題なくこなせるが、AIやフィンテックといった技術により、書類作成、代理申告といった業務は今後、価値は下がっていくことが明らかである。したがって基本的には低単価で大量にこなす体制の構築が必要であると考えている。しかし、税務顧問業務はクライアントとの接点がとても深く、重要な仕事だと認識している。これほど会社の重要情報である財務情報を詳細まで把握させていただける仕事が他にあるだろうか。また会社代表者にこれほど簡単にアクセスできる仕事があるだろうか。それにも関わらず、会計事務所は本当の意味において経営者にとって有用なサービスをほとんど提供できていないというのが現状であると思う。理由としては書類作成や税務代理に多くの時間が割かれているからだろう。こういった現状を変えることができる技術がどんどん出てきているので、これからの会計事務所業務は大きく変わっていくはずである。

財務コンサルティングや社外取締役については、今までやってきたことのない仕事で不安も多いが、新鮮でやりがいもあり、公認会計士として行ってきた様々な業務が基盤となっていることを感じることができる。中小企業においては会社代表者である社長が営業、人事、労務、財務といったことをほとんど一人で行っており、こういった業務に対して主体的に当事者として関係していくことが会計事務所の本来の役割ではないかと思う。

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