篠木良枝(しのきよしえ) | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

株式会社マクアケ

常勤監査役

篠木 良枝 しのき よしえ

監査役は子どもの成長を見守る母親的存在。事業推進を助けるとともにブレーキ役も果たす
事務次官タイプ
事務次官タイプ

40代
大阪府出身 ・ 東京都在住
京都大学 法学部 卒業

事務次官タイプの特徴
  • 内向的
  • 臨機応変型
  • 大局タイプ
  • 個人主義
  • 伝統型
  • 外向的
  • 計画管理型
  • こだわりタイプ
  • 集団主義
  • 革新型
  • 30
  • 20
  • 10
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  • 10
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  • 30
  • このタイプの割合
    回答者全体の
  • 3.6%

物事に勤勉に取り組み、計画性を持って着実に成果を積み上げる傾向にある。
関わる人に対し思いやりを持ち合わせているため、仲間と協力して仕事を進めることができる。
その反面、周囲の状況に過敏に反応してしまうところがあり、情緒面・感情面で不安定になりがちな傾向が。
感受性が強いため、想像力が豊かで物事に対して熟考したり、新しいものへの興味や他者の意見を柔軟に取り入れたりすることができる。

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1キャリアサマリー
1999年
吹田市役所入所
2003年
新日本有限責任監査法人大阪事務所入所
2017年
株式会社マクアケに常勤監査役として就任
大阪で生まれ、大阪で育ちました。大学生の頃は公務員志望のため行政法の岡村周一教授のゼミを選択しました。岡村先生は行政機関の方とお仕事をされる機会が多く、女性が働きやすい職場として公務員を強く勧められており、ゼミの女性は全員公務員になりました。就職したのが地元の地方自治体だったので、周りの方にかわいがっていただいたのですが、在職中に軽い気持ちで始めた簿記と原価計算の授業が面白く自分に合っているなと思い、しばらく働きながら公認会計士試験の勉強をしていました。体力が持たなくなったので退職して勉強に専念し、合格後新日本有限責任監査法人大阪事務所に入所しました。ちなみに、公務員を勧めてくださった岡村先生ですが、公認会計士試験に合格したことを報告したらとても喜んでくださいました(笑)。
2監査法人における経験およびその後のキャリア選択のきっかけ

新日本有限責任監査法人の大阪事務所では監査のイロハを全て教えていただきました。とても和やかな雰囲気で仲がよい部門に配属となり、面倒見の良い先輩がたくさんいました。監査の基本は全て大阪事務所時代に学び、東京ほど規模が大きくないことからIPOや学校法人の監査などいろんな業務を経験できました。

夫の転勤に伴い新日本有限責任監査法人の東京事務所に異動してからも周りの方には本当に恵まれ、初めての東京にすぐなじむことができました。メーカー、販売会社、IT企業と様々なクライアントを担当させていただき、気が付けば監査業務に10年従事していたので別の業務をやってみたくなり、法人内でナレッジ本部に異動しました。ナレッジ本部では、業種別ナレッジの情報収集、社内向けの発信、書籍の編集など今までの業務とは違った経験をさせていただき充実した3年半を過ごせました。監査法人勤務も14年目となり、このまま監査法人に残るか、外に出てみるか迷っていたときに、新聞で次のような趣旨のことが書かれている記事を読みました。“会社で誰の指示を受けることもなく、自分のやりたいようにやるためにはトップになるしかない。しかし、トップになるのは会社でたった一人である。もちろんその一人になるために競争することは素晴らしいことだが、そのためには自分には興味がない仕事でもやらざるを得ないこともある。一方で、自分のやりたい仕事をやるために転職したり、起業したりといった、仕事の内容を優先してキャリアを形成することも、トップを目指すことと同じようにキャリア選択としてアリなのではないか。”背中を押してもらった気がして、別のキャリアに進んでみようと思いました。

3今現在の仕事の内容、特徴、キャリアパス

ご縁があって、今は株式会社マクアケで常勤監査役に従事しています。会計士としてのキャリアを生かせる仕事ということで監査役を紹介いただきました。監査役になろうと思って転職したわけではなく、会計士として監査法人で働いた経験を生かせる仕事は何だろうかと考えて、色々な仕事を紹介いただいた中から選択しました。
振り返ってみると、絶対にこうなりたいからこの道を選択したということがあまりなく、その時々に興味のあることを選択し目標を立てて達成する、ということの繰り返しだったと思います。直感でいいな、と思ったことを選んだ結果今がある、という感じでしょうか。

株式会社マクアケも、マクアケで働く方々も好きなので、楽しく仕事をしています。監査役については、会計監査人監査と監査役監査は監査という共通点があるので、監査業務と監査調書の作成は通じるところがあり公認会計士には向いていると思います。会計監査人監査では数字を中心に見ていますが、監査役監査は取締役の業務執行の監査、会社の監督が業務なため、会社のビジネス自体や法的な論点などもっと会社を全体的に見ています。常勤なので、毎日会社で会議に同席したり、社員の話を聞いたりして、会計監査よりも多面的な情報が入ってきます。一つの会社にいるよりも、もっとたくさんの会社を見たいという方には物足りないかもしれませんが、一つの会社にじっくり向き合うことが私には合っていると思います。
ただ、監査役には大きな責任とリスクもあるため、一般的に監査役就任に当たっては、慎重に判断されたほうがいいと思います。

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