小笠原直(おがさわらなおし) | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

監査法人アヴァンティア

法人代表 CEO マネージングパートナー

小笠原 直 おがさわら なおし

「日本企業のための、日本印の監査法人」として監査業界の盟主を目指す
革命家タイプ
革命家タイプ

1965年8月19日生まれ(56歳)
栃木県出身 ・ 神奈川県在住
一橋大学経済学部 卒業

革命家タイプの特徴
  • 内向的
  • 臨機応変型
  • 大局タイプ
  • 個人主義
  • 伝統型
  • 外向的
  • 計画管理型
  • こだわりタイプ
  • 集団主義
  • 革新型
  • 30
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  • このタイプの割合
    回答者全体の
  • 19.8%

自身の仕事に対して情熱を持って取り組む傾向にある。
また高いコミュニケーション能力を活かして、周囲と協力しながら物事を進めることができる。
知的好奇心も強いため、新しい考えや意見を取り入れることをいとわない。
物事を抽象化して考えるため、大局的な判断力を持つ。
ストレスを感じても過敏に反応することなく的確に対処ができるため、周囲からは誠実かつ落ち着いて見られることが多い。

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1キャリアサマリー
1988年
公認会計士論文試験合格
1989年
第一勧業銀行(現みずほ銀行) 大手町支店配属
1992年
太陽監査法人(現太陽有限責任監査法人)入社
2007年
代表社員に就任
2008年
監査法人アヴァンティア 法人代表 就任

私は、父親の仕事の関係で山形、栃木と2度転校したこともあり、子供心に仕事で住まいが変わるのは大変だと思っていました。忘れもしない高校2年生の夏休み前のことです。深夜のスポーツニュース、そのころはプロ野球ニュースが全盛でしたが、ふとNHKで見たサッカーの試合にくぎ付けになりました。1982年ワールドカップスペイン大会です。おおよその予想を裏切り、本命のブラジルやドイツを破りイタリアが優勝したのですが、「オリンピックよりも熱狂する、こんなスポーツイベントがあるのか」と感動すると同時にこうしたイベントに近づくには勉強することが必要だ、英語と世界史は必ずやろうと思いました。その夏休みから猛勉強、そしてめでたく一橋大学経済学部に現役入学しました。入学してショックだったのは、得意と思った英語は、学友と比べると、むしろ苦手と言わざるを得ないほどの差を感じたことです。国際部に入部したのが間違いでした。それからは友人と遊び歩く日々。温泉サークルを創ったり、当時流行ったディスコに毎週行ったり。遊ぶ金がなくなれば、バイトをしなければならない、バイトをすれば授業に行けない、今考えれば悪循環の日々ですが、大学1,2年の2年間は、最高の時間でした。
大学3年になって、ゼミを選択するときに、高校時代に読んでいた旺文社の「スペシャリストへの道」の中に公認会計士があり、一番気になっていたこと、また大学1年後期に公認会計士を目指していたクラスの友人の不慮の死を思い出し、経済学部を飛び出し、商学部の会計ゼミに入ったことが大きな転機になり資格取得を目指しました。
1年留年して、大学5年で合格したのですが、合格発表前に就職活動があり、その当時は終身雇用下で、「一生に一度の就職活動」と言われた時期です。しかも折しもバブル真っ盛りで、金融機関への就職が過熱していました。先輩OBの巧みな話術と手練の会食ですっかりいい気分になり、会計士試験に合格したにもかかわらず、今でいうメガバンクに就職する覚悟になりました。
私の銀行員生活は、配属支店にも恵まれて順調でしたが、3年目でバブル崩壊、貸出金の回収に営業マンは苦慮する事態になりました。そこで原点回帰して初心に戻ろうと退職を決意しました。当時は銀行の諸先輩から「そんなところに下野してどうするんだ」と罵倒されましたが、円満退職しました。
ただこのことが、私にとって、
・下野したのではなく、かならず金融機関に勤務した場合よりも活躍してみせる
・雇われるのではなく、40歳までに必ず自立独立する
という固い決意が生まれ、そうであれば、大法人に行くのではなく、中堅でしっかりと実力を養成しようと思いました。
太陽監査法人では約16年勤続して、監査業務・コンサルティング業務を終電近くまでこなして、自宅に帰ってからも副業の仕事を行うという毎日で、その頃はきつかったですが、今日の基礎を精神的にも肉体的にも得ることができました。

2監査法人における経験およびその後のキャリア選択のきっかけ

太陽監査法人に入社したのは1992年の初め。会計士受験仲間は普通に3年前から監査実務を大手法人で行っていますから、早く追いつかなければならないと必死でした。直近で公表された新しい会計基準はしっかりと読み込み、クライアント先では、部長、課長宛てに懇切丁寧に説明することを心がけました。当時は、監査チームといっても誰が主査であるか分からないような時代です。とても厚かましいのですが、もう入社した翌年度決算期末には主査然としていたと思います。またクライアントとの監査報酬交渉に必要な資料も入社3年目くらいで作成していました。当時の監査法人のCOOからも、仕事を認められて、どんどん依頼されました。コンサルティング業務、これは今でいうIPO業務、内部統制改善業務、DD業務などですが、とにかく来るもの拒まずやりました。

そうこうしているところ、2003年にカネボウ粉飾事件がありました。私はこの粉飾事案の裁判に繁忙期の合間を縫って傍聴したのですが、会計の見積もり(当事案は、実質子会社に対する貸倒引当金の設定)が手遅れだっただけで、会計監査人の重い責任が課されることを痛感しまして、これから大変な時代になるなと実感しました。この事件を端緒に四大監査法人の一角であるみすず監査法人が解散するころ、私はこの監査法人の特定チームの太陽監査法人への移籍受け入れでてんてこ舞いでした。

気が付いたらもう40歳を超えていました。2007年の頃です。しかも監査法人業界は混乱していて、「監査法人難民」というようなネガティブな言葉が横行していました。私は、これから成長する中堅の上場企業には適正規模の監査法人が必要ではないかと考えるようになりました。現任の監査法人では代表社員にも就任させていただき、恵まれたポジションではありましたが、これに安住している場合ではない、銀行を退職した際の誓いに忠実になろうと決め、2008年に太陽監査法人を円満退職、監査法人アヴァンティアを設立することになりました。

設立直後にリーマンショックもあり、苦難の連続でしたが、あのタイミングで起業したことに全く悔いはなく、創業メンバーとも話していますが、あれほどの絶好のタイミングはなかったと思います。これはお天道様が導いてくれた贈り物と本当に感謝しています。

3今現在の仕事の内容、特徴、キャリアパス

現在は、中堅監査法人の法人代表として、人財の採用と開発、リテンションに注力しながら、組織が一体化するための方策を常に立案し、実行、検証しております。特に腐心しているのは、人財に関してです。2008年の法人設立以来、新規合格者採用については、陣頭指揮をとり、専門学校の法人説明会の参加から事務所内での説明会や合格発表前の懇親会、そして合格発表後の面談など活動の大半にコミットしております。また人財のリテンションについても、毎年常勤メンバーと1時間の面談を設けており、相談に寄り添っております。その際には、確立した人事評価制度から決定された年間の一人一人の評価結果内容も伝えており、次年度の目標設定や将来の抱負などを議論しております。
次世代に継承していくことは、法人の最大のサスティナビリティにつながりますが、特に当法人の場合には、メンバー個人のサスティナビリティを組織のサスティナリビリティに優先することが大事な価値観になっており、メンバーの将来の選択肢を確保するために、兼業・副業の容認、時短勤務制度やフレキシブル常勤制度などを採用しています。
また長期的な目標を定めて、ことあるたびにメンバー全体に伝える努力も継続して行っております。長期目標である「AVANTIA2030」には、「監査業務にプラスワンの付加価値を」「無理のないオーガニックな成長を」「IPO業務の業界の盟主へ」「在宅勤務を活用して、地方での拠点を通した地方創生へ」「健康経営の実践」といった野心的な目標を掲げて、事務所一丸となって邁進するムード作りに専心しております。
これらの経営管理業務のほか、個別の上場企業数社の業務執行社員として奮闘しております。やはり会計監査人であることを実感したいから継続している部分です。ほかに個人として上場企業2社の社外役員も2016年以降から行っております。取締役会で活発な議論に参加させていただくことで、コーポレートガバナンスを考える大きなヒントと刺激を受けております。

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