小林宮子(こばやしみやこ) | ページ 2 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

株式会社コーポレート・アドバイザーズ・アカウンティング

執行役員

小林 宮子 こばやし みやこ

ルールを理解するだけでなく、ルールを守らなかった場合の影響を知っておくこと
先生タイプ
先生タイプ

1973年9月6日生まれ(51歳)
東京都出身 ・ 東京都在住
早稲田大学 商学部 卒業

4あなた独自の強みと今現在の仕事との関係性

私の強みの1つとしては、所属する組織の中で少し変わった経験を持っていること。上記で触れたように、大手金融機関グループのコンサルティング会社の出向経験がコンサルタントとして大きな糧となったことが挙げられるが、それ以外に1年間の財務捜査官の経験もある。それまでの監査法人の経験では、法律や会計基準は当然守るものであり、守らなかった場合の罰則の有無や影響などはほとんど意識することはなかった。それが財務捜査官の場合、特に法律から外れていることが業務の対象となるため、どのようなことをすると法律違反となり、どのくらいの罰則を受けることとなるのかに関心を持たざるを得なくなった(監査六法の確認する場所も大きく変わったのが印象に残っている)。
これは私見ではあるが、コンサルタントとしてはルールを理解するだけでなく、ルールを守らなかった場合の影響(罰則含む)も知っておくと役に立つことがあると思う。

5仕事をしている中で、心が大きく動いた瞬間

日々の業務の中で、当社や自分のことを頼りにしてくれていることを感じるたびに心が動かされる。
特に思い出す場面としては・・・
①クレームをたびたびいただいたクライアントが、今でも契約を継続してくださっていること。
②「あなたに相談すべきことなのかどうかわからないが相談してみました」というような困りごとを持ちかけられること。
③プロジェクトが終わった時、クライアントから「このプロジェクトはおもしろかった」という感想をいただいたこと。

6公認会計士という仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか

私にとって公認会計士とは、これまで経験してきたいろいろな仕事の機会を作ってくれた資格だと思っており、自分にとってはプラスの効果しか感じていないので、「公認会計士という仕事」に関連して深く悩んだことは正直ない。振り返ってみても、自分が公認会計士でなかったら経験できなかったことばかりであり、今、このような仕事ができているのも資格のおかげと思っている。
公認会計士の資格を取得するまでにはたいへんな努力が伴うため、いざ公認会計士の資格を手にした時には期待が大きくなりすぎ、現実とのギャップに苦しむということもあるかもしれない。公認会計士はあくまでも一定の信頼感を与える資格に過ぎず、その先の仕事がうまくいくかどうかは資格の力ではなく本人の努力にかかっていることを忘れなければ、「公認会計士という仕事」に関連して深く悩むことはないように思う。

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