片寄学(かたよせまなぶ) | ページ 2 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

J-TAPグループ(株式会社J-TAPアドバイザリー、J-TAP税理士法人)

グループCEO

片寄 学 かたよせ まなぶ

周りの人への感謝の気持ちを忘れず、卓越したバランス感覚と仕事を楽しむ力ですべての経験を成長の糧にする
革命家タイプ
革命家タイプ

1983年9月6日生まれ(41歳)
千葉県出身 ・ 東京都在住
早稲田大学政治経済学部政治科 卒業

4あなた独自の強みと今現在の仕事との関係性

自分で言うのもはばかられますが、あえて挙げるとすると、①バランス感覚、②仕事を楽しむ力、だと思っています。
①バランス感覚については、監査業務の現場責任者の経験と事業再生業務で身についたものかと思います。
現場責任者は、社外のみならず社内の調整も実施する必要があること、事業再生業務では、金融機関、債務者であるお客様、スポンサー等複数の利害関係者の利害調整が必要となるので、各利害関係者の利害に配慮した上での落としどころを作っていくという意味でバランス感覚が鍛えられたと思います。
今現在の仕事である、事業承継、M&A、事業再生業務は、いずれも、お客様にとって人生に一度あるかないかのイベントであったり、精神的に追い込まれている状況だったりすることもしばしばあるので、専門家として、経営、財務、会計税務、法務分野における知見を持つことはもちろんのこと、利害関係者の感情にも配慮した調整が必要だったりと、人間力も大切になります。そういう意味では、業務上必然的にバランス感覚が身に着いたのかもしれませんね。
②仕事を楽しむ力については、元々根明で前向きな性格というのもあるのですが、独立をすると、日々新しいことに取り組む必要があったり、お客様、従業員等から直接的なフィードバックがあったりするので、常に前向きで仕事を楽しもうという姿勢がないと身が持ちませんし、仕事で達成感を得るためには、そのプロセスに、「苦しさ」もしくは「楽しさ」が必要だと思うんですが、私は楽しめるように意識をしていますね。
当たり前のことですが、例えば、報酬に見合った価値を出せていなければお客様との契約は解約になり生活資金を気にしたり、社員個人のキャリアパスと会社のビジョンがずれていれば、社員のモチベーションは低下し辞めていったりします。そういう意味では、この点も、バランス感覚同様、必然的に身に着いた強みかなと思います。

5仕事をしている中で、心が大きく動いた瞬間

社員個人の成長が、会社の成長につながっていることを実感できた瞬間が、一番のやりがい・嬉しさを感じます。社員が成果を残してお客様に感謝の言葉をかけられ、その社員指名で次の仕事の依頼がきたり、社員が元同僚など周囲の人に対して積極的にリクルート活動をしてくれたりした時ですね。
個人としては、事業承継、M&A、事業再生においては、お客様にとって一生に一度しかない重要なイベントのお手伝いをするので、お客様から深い感謝の言葉を頂いた瞬間はやはり嬉しいですね。また、お手伝いしたお客様や金融機関から新規のお客様をご紹介いただいた際には、自分が報酬以上の価値を出せていたということが客観的にわかるので、これはもっと嬉しいですし、やりがいを感じ、次も「もっといい仕事をしよう」という活力になります。

6公認会計士という仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか

監査業務についてルーティン業務が多く、制度上お客様目線になりきれない、など人並みに悩んだことは多数あると思います。また、あまり深く考えずに金融部を選んだこと、将来的な組織としてのビジョンを持たず独立したこと等、失敗と言ったら失敗なのかもしれません。そんな時には、いつも周りの環境のせいにはせず、自分に与えられた環境すべてを成長機会と前向きに捉えて、目の前のことに対して一生懸命取り組んで乗り越えてきました。
今では、それぞれの経験に素晴らしい出会いと学びがありましたし、私を形成しているかけがえのない経験だとも思えます。あの時こうしたらもっと近道できていたかもしれないなというのはありますが、逆にその近道をしていたら得られなかったものもあると思うので、結局無駄な体験はなかったと思います。

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