中村友美(なかむらともみ) | ページ 2 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

EY新日本有限責任監査法人

第3事業部

マネージャー

中村 友美 なかむら ともみ

すべてが成長の機会として前向きに捉え、喜びを感じながら仕事をする
リーダータイプ
リーダータイプ

1991年6月25日生まれ(33歳)
東京都出身 ・ 東京都在住
日本大学 経済学部産業経営学科 卒業

4あなた独自の強みと今現在の仕事との関係性

私の強みは、一般事業会社での経験と、監査トレーニーとして働きながら公認会計士試験に挑んだ経験です。これらの経験により、知識や能力だけでなく、何よりも精神面での強みを得ることができたと思います。
一般事業会社では、財務諸表や開示書類を作成するために必要な情報を収集してミスなく作成をするということが、どれだけ大変であるかを、経理という仕事を通じて体験しました。また、研修や同僚との会話を通じて、会社がどのような部署で構成されているのか、製品の製造がどのように行われているのかを知ることができました。経理経験からは、会計とは会社の行動を数字に表したものであるということをより深く理解でき、実務においても、財務諸表を作成するときに自分がどのようなミスをしてしまったか思い出すことで、会計処理のミスを見つけることができるなど、強みとなっています。また、研修で製造ラインに入って製品の製造を行った経験や、技術職の同僚に研究内容について聞いた経験により、監査で工場往査や棚卸立会をするときに、クライアントの方と専門用語での会話ができ、より効率的に仕事を行うことができました。
監査トレーニーとしての経験からは、限られた時間で働きながら受験勉強をすることで、効率的に物事を進めることと、前向きでいることの大切さに気づくことができました。監査トレーニーは定時で帰ることが絶対であるため、割り振られた仕事を時間内で終わらせるために、その日のタスクを列挙して、それぞれに目標の作業時間を決め、効率を一番に考えながら仕事をするようにしていました。また受験勉強においても、予備校の先生に各科目の勉強の時間配分を相談し、優先度の高い教科や自分の理解が弱い教科にかける時間を多くして、どの教科の何を何時間勉強するのかという1日の詳細な予定を1か月分作り、効率的に点数を伸ばしていく方法を模索しました。このような経験から、受験勉強だけでなく監査においてもいかにして効率的に物事を進めるか、と考えて行動する癖をつけることができました。また特に、前向きでいることで結果もよりよいものになると気づき、精神的に強くなれたのもこれらの経験があったからです。

5仕事をしている中で、心が大きく動いた瞬間

私が公認会計士試験に合格した後に、PCAOB基準の監査をやり切ったときは、非常に達成感を覚えたとともに、監査という仕事の面白さを感じ、心を大きく動かされました。PCAOB基準の監査は、財務諸表が適切に作成されているかどうかの心証を得るために求められる水準が高いことや、米国市場に上場している企業の監査を行う監査法人への検査のため、英語での調書作成を求められ、通常の監査に加えてより多くのことを学ぶことができました。それまで考えてこなかった視点からリスクを捉えることや、より詳細な文書化が求められることで、毎日新しい発見の連続で、監査の奥深さをより知ることができました。好奇心が旺盛で新しいことを知るのが好きな私にとって、監査という仕事の面白さを強く感じることができ、またそれとともに、厳しい監査をやり切ったという達成感や充実感を強く感じました。
その他では、クライアントが開催したギネス記録の達成イベントに参加したことも強く印象に残っています。クライアントの従業員ではなく監査人として携わっているだけではありますが、監査人として様々な会社に携わることでクライアントに対する仕事への責任感を強めることができました。

6公認会計士という仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか

私は仕事に関連して深く悩んだこと、というのはありません。それは、普段から、仕事に対して前向きに考えること、仕事とプライベートを分けて考えること、を意識しながら仕事をしているからだと思います。
仕事に対してどのようなことも前向きに考えるようにしていると、悩むようなことに遭遇しても、そのことをポジティブに捉えることで悩みにはならず、自然と解決策を実行できるようになると思います。例えば、「仕事の量が多くて大変」という悩みも「仕事で成長できる機会が多くて嬉しい」とポジティブに捉えることで、悩みではなくなります。このようにして、同じ事実も考え方を変えて悩みを作らず、楽しく仕事をするようにしています。
また、仕事とプライベートを分けて考えていることから、仕事で起きた問題も仕事の一部であるとし、プライベートの主観的な悩みになってしまうのではなく、客観的に捉えて冷静に解決策を考えることができています。
これらの考え方から深く悩むということがなく、すべてが成長の機会として喜びを感じながら仕事ができているのだと思います。

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