西尾侑騎(にしおゆうき) | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

株式会社大都

支援チーム

西尾 侑騎 にしお ゆうき

“監査経験ゼロ事業会社のみ”の異色の経歴で実務力に磨きをかける。ベンチャー企業でIPOを目指す
参謀タイプ
参謀タイプ

1991年2月28日生まれ(33歳)
大阪府出身 ・ 大阪府在住
同志社大学大学院 ビジネス研究科 卒業

参謀タイプの特徴
  • 内向的
  • 臨機応変型
  • 大局タイプ
  • 個人主義
  • 伝統型
  • 外向的
  • 計画管理型
  • こだわりタイプ
  • 集団主義
  • 革新型
  • 30
  • 20
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  • 30
  • このタイプの割合
    回答者全体の
  • 3.6%

既存のルールを好み、既成概念や慣習を重視する傾向にある。
内にこもらず周囲と積極的にコミュニケーションをとり、協力しながら仕事を進めることが得意。
また状況を見て臨機応変に対処できる柔軟性を持つが、その反面、具体的に計画を立てるのではなく、衝動的に物事に取り組みがちである。
仕事に対して広い視野を持ち情熱的に取り組むとともに、細かなことに配慮をしたり意識を向けたりすることができる。

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1キャリアサマリー
2011年
公認会計士試験論文式に合格
2012年
サムティ株式会社に入社。経理部に所属し、月次決算や開示業務に従事
2016年
同志社大学大学院ビジネス研究科、卒業。
株式会社大都に入社。支援チームに所属し、経理業務全般と予算関連に従事。
2監査法人における経験およびその後のキャリア選択のきっかけ

公認会計士試験に合格し、いざ監査法人に就職しようと思い面接に臨みましたが、一次面接で全て落ちてしまいました。面接に臨んだ年は比較的就職難の年であったと言われていますが、もちろん落ちてしまった原因は自分自身の能力不足と意思の弱さによるところが大きかったと思います。監査法人に就職しようと思ったのは、公認会計士の資格に合格したら監査法人に行くのが当たり前という風潮に乗っかっただけで、そこに自分の明確な意思は何もありませんでした。共に面接に臨む全員が同じ公認会計士試験合格者というスタートラインの中で、何も考えずに勉強しかしてこなかった自分には、他者と差別化できるものを何も持ち合わせていませんでした。

その後の就職活動では、試験合格者という点では差別化できたかもしれませんが、大学卒では無かったので通常のリクルーティングサイトを使用しづらく、また書類選考すらなかなか通らず、就職先が決まらないまま日々が過ぎ去っていきました。就職活動中は時間だけはありましたので、公認会計士合格者が自主的に集まり講師を呼んで開催している勉強会にちょくちょく参加していました。会計士の繋がりができて楽しい場でしたので、気がつけば自分も講師を呼んで勉強会を開催する主催者側になっていました。そして、たまたま主催した勉強会で知り合った公認会計士の先輩に、就職活動が上手くいっていない現状を伝えると、経理職を必要としている会社がないか探してくれることになりました。その結果、JASDAQ上場企業で経理職を求人している会社があると紹介してもらい、書類選考を通って面接にこぎ着け、内定を頂き無事就職先が決まりました。

監査法人に落ちたことで就職するまでには少し時間を要し苦労もしましたが、今では監査法人に落ちて良かったと思っています。それは自分で何も考えることなく、周りの波に乗っかろうとしていた甘い自分を叩き直すきっかけになったからです。何故こうなったのか、何をしたいのか、どうすればいいのか、といった風に自分の頭で物事を考えようとする姿勢が身に付く転機になったと確信しています。加えて、今までは深く意識していなかった、縁というものを大事にするきっかけにもなりました。自分一人では何もできず、色んな方の助けや恩を受けて就職することができて、感謝の気持ちを感じ、また色んな方と繋がり交流していくことの大切さも感じました。してもらったことを自分の中で止めるのではなく、次の人にも繋いでいけるよう行動していこうと決意しました。

3今現在の仕事の内容、特徴、キャリアパス

前職への感謝もしつつも、1度転職をして現在はベンチャー企業で働いています。既に整備されている上場企業だけではなく、上場企業になる前の企業の状況も知りたいと思い、IPOを目指しているベンチャー企業に転職しました。何も無い所から整えていく段階を経験していき、自分の中の知見を広げたいという思いが強くあったためです。

前職の上場企業では、月次決算や連結決算、また開示業務に携わっていました。そして現在のベンチャー企業では、月次・年次決算、資金調達(金融機関対応、エクイティファイナンス時のDD対応)、予算作成、予実管理に携わっています。

ベンチャーであるがゆえに人は少ないため、やろうと思えば色々なことをさせてもらえます。初めてやることが多いものの、何事にもチャレンジしようという会社の気風のなか、試行錯誤しながらやらせてもらっています。また会社はホラクラシ―を採用しているため、役職はあまり設けずフラットな組織です。強いて言えば、他チームとの連絡係としての役割だけが存在している程度です。

自分の業務は今は予算の業務が中心になってきていますが、変化の激しいベンチャー企業において、現在の環境の整備をしつつ描かれた戦略を数値に落とし込んでいく予算の作成はなかなか困難な作業です。最終数値である売上、利益がどのような数値になるかも大事ですが、最終数値を分解していった先にある根拠となるKPIをどのように設定するか、その指標が妥当であるかが一番大事で重要です。既存事業はある程度読み解けますが、新規事業においては実績がない分、根拠となる数値が弱くなるので、仮説を立てて、その仮説通りに数値ができるかを追っていき、違った場合は変更するようにしています。目新しいことでないですが、PDCAのサイクルを早く回すことを意識して取り組んでいます。

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