武本柄徳(たけもとへいとく) | ページ 3 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

株式会社PTP

管理グループ

取締役CFO

武本 柄徳 たけもと へいとく

売上拡大にも積極的に貢献。“アシストができるゴールキーパー”のようなベンチャー企業CFOが理想像
リーダータイプ
リーダータイプ

1982年8月5日生まれ(42歳)
兵庫県出身 ・ 東京都在住
関西学院大学 商学部 卒業

7人生の目的と公認会計士という資格

難しい質問ですね。人生の目的、と問われても……、楽しむことですかね。

私の場合、公認会計士という資格は社会への入り口でした。社会人になった当初は、資格だけは持っているものの何もできない状態でしたので、資格がすべてでした。

その後、監査法人でキャリアを積むうちに、周りが全て会計士という状態に慣れてきてしまい、資格ということを意識しなくなりました。資格を持っていることの強みを感じるようになったのは監査法人を離れた後でした。資格の強みは感じることができましたが、それを最大限活用して監査法人で勤めあげることや、独立するというキャリアは選びませんでした。心の底から楽しいと感じ続けることができなくなってしまったからです。そのため、資格はあくまで強みの一つとして位置づけ、自分が心底楽しめる今のキャリアを選択しました。

現在は、公認会計士という資格を、「数字に強く勉強好きですよ」というアピールが肩書一つでできる便利なもの、といった程度で捉えています。また、CFOとして様々な専門家の方々とコミュニケーションすることがありますが、資格を持っていることでフェアに話がスタートできる点も資格という肩書の威力かな、とも感じています。

8これから成し遂げたい事、将来の夢

これから成し遂げたいことは、現在の会社で、IPOを経て、B2C事業を立ち上げ、全世帯に弊社の製品・サービスであるSPIDERを普及させることです。一人当たり利益が1億円超えるような経営ができたらすごいな、とこっそり夢見ています。

そのあとは、考えていません。現在の目標にコミットしまくるのが自分の強みですしね。転職したてのころは不安でしたが、今はなくなりました。世の中に一つくらいは自分を必要としてくれる仕事やポジションがどこかにあるだろうからそのときに考えればいいだけ、と思えるようになったからです。今を大事にし続けられれば、経営にチャレンジし続けることもできるだろうし、監査もできるだろうし、会計士業界にも貢献ができると考えています。ただ、生涯現役だけは貫きたいですね。

9キャリアを模索する会計士、会計士受験生へのアドバイス

好きと嫌いを知ること、そして、そのことに正直になることが重要だと感じています。他人にどう思われるか、世間体的にどうなのかではなく、自分自身が好きなのか、嫌いなのかという視点で考えることを繰り返してみてください。好きなことより、嫌いなことを挙げる方が簡単なので、嫌いなことを知ることから始め、消去法的に取り組んでもいいでしょう。格好悪くても、人に引かれることを気にする必要はありません。自分の好きなこと、嫌いなことを知り、正直に受け入れることが大事なのです。そうすれば、自分が目指したい道、いるべき場所、逆に、やるべきではないこと、不幸になる仕事が自然と明らかになると思います。

さらに、極端なことでも恥ずかしがらずに口に出すことも意識するといいと思います。変わったやつ、と思われることに躊躇せずに他人に自分の好きなことを伝えるようにしてください。そうすれば、生き生きとできる仕事やポジションが向こうの方から舞い込んでくるはずです。

広い世の中で一つくらい、自分が好きなことができて、嫌いなことは受け止めてくれて、一人の人として必要とされる仕事やポジションがあるはずです。心配しないで!前向きに、前向きに。

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