武本柄徳(たけもとへいとく) | ページ 2 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

株式会社PTP

管理グループ

取締役CFO

武本 柄徳 たけもと へいとく

売上拡大にも積極的に貢献。“アシストができるゴールキーパー”のようなベンチャー企業CFOが理想像
リーダータイプ
リーダータイプ

1982年8月5日生まれ(42歳)
兵庫県出身 ・ 東京都在住
関西学院大学 商学部 卒業

4あなた独自の強みと今現在の仕事との関係性

キャラクターとして、以下が強みであり、私の好きなことです。
・目的に強くコミットし、高いオーナーシップで完遂する力
・三遊間に落ちそうなボールは、すべて拾う守備範囲の広さ
・立場や年齢に関係なく率直に意見を述べられる図々しさとコミュニケーション力
・なんでも笑いに変えるポジティブさ

ソフトスキルとしては、以下が強みだと考えています。
・ものごとを立証する思考プロセスと勘所
・業務プロセス構築に関するリスクの捉え方と統制のデザイン方法
・課題を発見する力と解決するロジカルな思考
・プロジェクトマネジメントのスキル
・生産性を追求する仕事のやり方

知識等のハードスキルは目的達成に必要であれば習得すればいいし、それでも足りないところは他から補えばいいと考えているので、大事なのはキャラクターとソフトスキルだと考えています。私の強みは、ベンチャー企業のCFOというポジション、現在の社長含め会社が求めているCFOへの期待とマッチしているため、とてもやりがいをもって取り組んでいます。

5仕事をしている中で、心が大きく動いた瞬間

いくつか思いつく瞬間がありますが、一番思い出に残っているエピソードを紹介します。

初めて監査業務で主査を任された頃です。担当させていただいていたクライアントさんで、全社的な協力が得られず、なかなか対応が進まない問題がありました。試行錯誤を繰り返していたのですが、現場レベルではなかなか埒があかない状況が続きました。そしていよいよ、これ以上遅れると監査報告にも影響してしまうという局面をむかえてしまいました。クライアントさんのトップに危機的な状況であることを伝えて、動いてもらわなければいけない状況です。トップに直談判してなんとか乗り越えたのですが、訴えたのは若造である私で、しかもトップに“噛みつく”勢いで訴えました。かなり勇気を振り絞りましたが、クライアントさんの現場の方々の期待もあったので、強い思いを自分の言葉に込めることができました。

結果として、クライアントさんからの信頼を感じられるようになり、それだけでなく他社と比較して高いと言われていた監査報酬は「必要経費です」とおっしゃっていただけるようになり、さらには「当社にとっては不可欠な存在」と会計士冥利につきる言葉までかけていただけるようになりました。感動でしたね。クライアントさんのために監査業務に励むことは間違っていない、と自信を持てた瞬間でした。

6公認会計士という仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか

会計・監査の専門家として働き続けるべきなのか、深く悩みました。当然なのですが、監査法人にいると専門家としての能力が強く求められます。それが自分の好きなことならよかったのですが、むしろ逆ではないかと感じ出したのです。

しかし、当時は、いわゆる“ロールモデル”通りにキャリアパスを進むことこそが正しいと思い込んでいたので、なぜモヤモヤしているのかわからず悩みました。モヤモヤし出すと自信もなくなっていくもので、自分の意見を発信することに臆病になり、自分の殻に閉じこもって一人で悩むことが多くなるという悪循環に陥っていました。

長い期間沈んでいましたが、まったく違うコミュニティに飛び込み、様々な価値観に触れ、自分の意見を通して見えてきた正直な自分自身を再発見したときに、「乗り越えた」という感覚を得ることができました。他人の意見や世間体ではなく、打算的でもない、自分自身の好き嫌いに正直に向き合えたとき、モヤモヤが吹き飛び、楽になったのを覚えています。

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