高橋宏治(たかはしこうじ) | ページ 3 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

株式会社haiku

代表取締役

高橋 宏治 たかはし こうじ

スタートアップのファイナンスやIPO体制構築を支援する会社を設立。専門性と人脈を生かして企業の成長に貢献
支配人タイプ
支配人タイプ

1976年8月19日生まれ(47歳)
千葉県出身 ・ 東京都在住
中央大学 経済学部産業経済学科 卒業

7人生の目的と公認会計士という資格

人生の目的はまだ自分でも見えていない部分もある。自分しか提供できない価値を与えることで、新しいビジネスが発展することが何よりも嬉しいし、そのようなヒト、コミュニティとの関わりをこれから増やしていきたいと思う。

公認会計士という資格は、勉強しましたという証明にすぎないし、知識の価値はもはや無くなっているようにも思える。ただ、公認会計士というと、少なくとも、会計の分野に関しては専門的な知識があると外部からは思ってもらえるので、その面では一つの差別化にはなると思う。ただ、自分しか提供できないという代替できない価値という点では、この会計分野という専門性と実務キャリアに加え、もう何個かの専門性を身に付けないといけないと思っている。そうすることで、さらに代替できない価値をつくり、人生の目的にも繋がるのではないかと感じている。

人生の目的も、当初からずっと持っていたものではなく、働きながら、自分が向いていること、向いていないことを繰り返すことで、徐々に形づくられたものである。会計に限った話ではないと思うが、何らかの専門性がないと、なかなかヒト、コミュニティに提供できるものは持てないので、人生の目的とかよくわからなくても、まず会計という専門性、次に☓☓みたいに掛け合わせていくうえでは、一つのツールにはなると思う。次の☓☓を見つけるのは難しいと思うけど、そこを見つけるられれば大きな強みになると考えている。

8これから成し遂げたい事、将来の夢

繰り返しにはなるが、社会を変えるような新しいビジネス、そのようなヒト、コミュニティに対して、自分しか提供できない価値を与えていくことが何より嬉しいと思っているので、そこをやっていきたい。

既存のシェア、過去獲得した資産を守っていくことに関わるのではなく、社会を変えるビジョンを持って、新しいマーケットを切り開いていくようなヒトとかコミュニティに全力で関わっていきたいと思っている。その関わり方は、まずはファイナンスが中心にはなると思うのだが、今後は入り口のファイナンスもブロックチェーンの技術進歩、仮想通貨の普及により大きく変わることが予想されるし、多様な価値の提供ができると思う。また、既存の通貨がベースになっている会計という仕組み自体にも変革がくる可能性はある。そんななかで、知識、スキルはどんどんコモディティ化していくだろうし、代替できない価値は、会計に加えて、その他の部分でどれだけ専門性を持てるかだと思っている。AI、ブロックチェーンの技術進歩により、お金に対する考え方も大きく変わる瞬間に立ち会えると思っており、その点はハードだが、とても楽しみである。新たな経済圏のなかで、その経済圏の価値をどのように高めていくのか、新しい仕組みを作りたいという思いもある。

9キャリアを模索する会計士、会計士受験生へのアドバイス

AIの波は確実に監査業界を直撃するのではないかと思う。知識の価値はなくなってきており、お金や安定のための公認会計士という方程式は厳しくなってくるのではないかとも思う。自分の場合は、公認会計士になったら、まず監査ということでよく考えずに監査法人に入社したために、そこで悩むこととなった。一度ゼロベースで、会計士になること、監査をやることが、本当に好きで没頭できることかを考えた方がいいと思う。そのうえで、監査をやりたい、会計制度が好きで極めたいのであれば、会計士試験、監査に没頭すればよいと思うし、そうでない場合は、会計士試験に2年、その後の監査に3年という時間を投下するのが、将来にとって最短距離なのかはよくよく考える必要があるところだと思う。

ブロックチェーンの技術進化や、仮想通貨の広がりによりいまだかつてないスピードで、金融も変化する環境のなかで、今後、何を達成していきたいのか、そのためにどこの分野で勝負していくかを見極めることが何よりも大事になってくるので、既成概念を一度取っ払ってゼロベースで見直して、自分のビジョンを考えてみることから始めたらよいと思う。そのなかで、まだ何も見つかっていないのであれば、一つの専門性として、会計士資格、監査キャリアを身に付けるという選択肢も価値はあるのではないかと考えている。

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