高橋宏治(たかはしこうじ) | ページ 2 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

株式会社haiku

代表取締役

高橋 宏治 たかはし こうじ

スタートアップのファイナンスやIPO体制構築を支援する会社を設立。専門性と人脈を生かして企業の成長に貢献
支配人タイプ
支配人タイプ

1976年8月19日生まれ(47歳)
千葉県出身 ・ 東京都在住
中央大学 経済学部産業経済学科 卒業

4あなた独自の強みと今現在の仕事との関係性

これまでの職場がとても優秀な方が集まる場であったため、仕事を通じてとても価値のある繋がりを持つことができたことが何よりの強みではないかと思う。それぞれ専門性をもった方との繋がりが信頼関係で結ばれていれば、スキル面のフィルタを都度通すことがなくなり、圧倒的にスピードも早くなると感じている。

事業経験という点では、ベンチャーで大きなファイナンス、及び管理を統括した経験が強みになっている。これは、一般的なファイナンス知識、会計知識と異なり、管理する人が誰もいないスタートアップで、ファイナンス、管理周りを全て自分でやりきってくださいと言われた場合に実行できる力だと思っている。限られたリソースの中で、負えないリスクを避け、とるべきリスクをとり、最短距離で成功に導くことができるかどうかである。これは過去どれだけ痺れる場面で決断をしてきたかの総量によると思っている。幸運ではあるが、ベンチャーで大きなファイナンスを経験させてもらったこと、管理を取り仕切ったことが、今の仕事を支えている。

5仕事をしている中で、心が大きく動いた瞬間

自分は安定した会社で決まっている作業をこなしていくところには魅力を感じない。将来大きく成功するかもしれないという会社に、自分のリソースを投下して、その会社が成長していく過程を一緒に経験できることが何よりも楽しい。

社会を変えるような大きなビジョンを持った経営者のもとで、実現に必要なファイナンスを行うことで事業が進み、そのビジョンが沢山のヒトや会社を巻き込んで、会社のステージが加速度的にあがっていくフェーズがどんな会社にもあると思う。職種を問わず数十人であらゆる業務を同時平行的にバタバタやっていた状況から、組織が日々大きくなり事業が拡大していく状況は、とても大変であるが惹かれる。そのような状況で、会社のビジョンを達成するためには、より一層踏み込んだ投資が必要な状況になり、ファイナンスのニーズも高まる。会社のあらゆるリソースが逼迫するなかで、ビジネスを大きくしていく。その緊張感がたまらなくよいと思う。

6公認会計士という仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか

監査法人時代に、自分の求めていたものと監査法人での仕事とのギャップについて悩みはあった。求めていたのは、すでに過去の事業の蓄積で資源を獲得しそれをいかに守っていくかが勝負の会社ではなく、将来どうなるかわからない状況で、ビジョンを持って資源を集め、新たにマーケットを切り開いていく会社であった。監査法人に入る前に自分が求めるものを明確にできていたわけではなく、入って仕事をしていくなかで、自分の価値を発揮する場所はそこだと感じたのである。

そのギャップを乗り越えたというより、期限をきってその間は監査法人に集中することで解消した。期限はどれくらいが妥当なのかは人によってそれぞれだと思うが、自分の場合は3年の経験というのは一つの目安になった。

“公認会計士になったのだから監査”みたいな固定概念がなければ、もっと自由に選択肢を検討できたかなと思うが、実際に仕事をしていない段階で、そこまで明確に自分のやりたいことを絞り込めるかというと疑問はある。今、振り返れば必要な期間であったと思うし、そこでのギャップに悩むぐらいであれば、期間をきって何も考えずその期間を全力で突き進むのがよいのではと思う。

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