澤田裕介(さわだゆうすけ) | ページ 2 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

GMOリサーチ株式会社

経営管理本部

取締役

澤田 裕介 さわだ ゆうすけ

取締役経営管理本部長としてバックオフィス全般を管掌。冷静でフェアな判断が管理系取締役にマッチ
チャレンジャータイプ
チャレンジャータイプ

1985年1月8日生まれ(39歳)
大阪府出身 ・ 神奈川県在住
神戸大学 経営部 卒業

4あなた独自の強みと今現在の仕事との関係性

自分の強みなのかは分からないが、特徴としては、比較的人を観察し、行間や行動を読んだり、調整したりすることを好んでやるほうである。あと、自分ではあまり実感がないが、ロジカルだと言われることが多い。ただ、自分の感覚としては、ロジカルに考えられるところはそうするが、その先のどうとでも解釈できる部分に直面したときは、感覚値で判断して話すことが多いように感じている。

性格的には、あまり何かに怒ったりヒートアップすることはなく、人を叱ったりということも苦手で、これまでそのような状況になった記憶はあまりない。基本的にはマイナスな事が起こっても、無理やりにでも何かこじつけ、ポジティブにとらえ、発信するように意識している。

そんな気質からなのか、経営陣で議論する際には、冷静にフェアに判断する人という立ち位置になることが多い。比較的、管理系の取締役は、自分にマッチした立ち位置かと思っている。

5仕事をしている中で、心が大きく動いた瞬間

監査法人からアライドアーキテクツ株式会社に転職してすぐの時に、ちょうど月一の全社集会があり、月次で全社数値達成、貢献者の表彰という場面があった。これは監査法人時代には経験できなかった体験で、会社全体の数値達成という熱量がすごく、またITベンチャーらしい、自分たちのやってきたことに対する誇りや自信に満ちた表情、一体感が今でも鮮明に記憶に残っている。まさにこれは、自分が身をもって体感したかったことだった。

IPO準備においては、全くの準備前の会社に入り、上場のための体制を1から整備していく中で、当たり前にあるだろうと思っていたものが当たり前にはないこと、今なくて必要なものは良い形で作ればよいことを手を動かしながら体感することができ、自分の中ではとても良いブレイクスルーと自信になった。

6公認会計士という仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか

監査法人時代に監査をしていて、常々歯痒さを感じていたのは、事業会社の経理財務の実務、事情、事業部側の実務、事情を腹落ちするほど理解できていない状況で、懐疑心を持って、会計基準を盾に、会社とディスカッション、ネゴシエーションをしないといけないことだった。もちろん、自分の努力不足、実力不足という側面が大きい。また監査を続けたとしても、このギャップを埋められる自信もなく、自分が腹落ちできる状態にはなれないだろうと感じていた。

今は逆に財務管掌取締役という立場で監査人からヒアリングを受けたり、ディスカッションしたりするが、やはり監査チームと会社側とで、埋められない事業や実務に関する情報量、経験値などの違いを感じることが多い。こればかりは、触れている時間の圧倒的差もあり、どうしようもなかったなと監査法人時代の当時を振り返ってみて感じるところもある。

事業会社に入ったら情報量などのギャップはなくなったが、今度は管理部門と事業部門との間で生じるギャップや経営陣と従業員間のギャップなど様々なもの見えてきた。前者に関しては、出来るだけ相手部門、全社的立場に立って物事を考え、コミュニケーションもしっかり取るよう努めているつもりではあるが、これも実際事業部側で責任を取る立場にならないと感じられないことも多い。何事においてもギャップは存在する。また、すべてを経験し理解することは、不可能かつその必要もないので、どこで折り合いをつけるかは、自分の考え方・捉え方次第だなと改めて感じている。

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