前田恭平(まえだきょうへい) | ページ 3 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

株式会社グローバル・パートナーズ・コンサルティング

執行役員

前田 恭平 まえだ きょうへい

受け身を超えて、挑戦の伴走者へ
革命家タイプ
革命家タイプ

1986年10月31日生まれ(39歳)
北海道札幌市出身 ・ 東京都在住
中央大学商学部会計学科

7人生の目的と公認会計士という資格

人生の目的を一言で表すなら、「日本に輝きを取り戻したい」という思いに尽きます。私は、バブル崩壊以降の「失われた時代」に育った世代として、経済が力強く成長し、人々が自信に溢れていた日本を知りません。だからこそ、先輩方の語る元気な日本に生きてみたいと強く願っています。日本全体に「日本はもうダメだ」という閉塞感が漂えば、私たち自身もそう思い込んでしまいます。しかし、「次の成長をつくろう、挑戦を続けよう」という意識で一致団結すれば、必ず再び力を取り戻せると信じています。そのために、自分が持つ会計士としての経験と情熱を注ぎ込みたいのです。
人口減少が進む中、日本企業が成長を続けるには海外展開や事業再編といった挑戦が不可欠です。私はM&A支援というフィールドを、「企業を支え、日本の未来をつくる」ための最前線だと位置づけています。M&Aは単なる数字の取引ではなく、企業の未来を共に描き、雇用や地域社会を支える営みだからです。
M&A支援のための必須資格はありません。しかし私は、公認会計士という資格を得たからこそ、この道に立つことができました。監査で財務の基盤を徹底的に学び、経営の意思決定の現場に触れた経験、そして会計士として積み重ねてきた信頼がなければ、この領域に挑戦することもなかったでしょう。だからこそ私は、「会計士だからできるM&A支援」にこだわりたいのです。数字を正しく読み解き、経営者の思いに寄り添い、未来を共に描く。その積み重ねが企業を支え、日本に再び挑戦する力を呼び戻す懸け橋になると信じています。

8これから成し遂げたい事、将来の夢

これから成し遂げたいことは、Global × Finance × Tech の三つの軸を融合させ、日本企業が再び挑戦できる仕組みをつくることです。 GlobalとTechの領域では、会計士に限らず多様なバックグラウンドを持つ若手が活躍し、海外展開やDX支援を積極的に行っています。特にTechは「CIO代行」としての役割を担っており、中小企業が直面するIT人材不足を補っています。新しいシステムを導入したいと思っても、大企業のように専門部署を持てない企業は少なくありません。そこで私たちが業界や業務フローを踏まえ、あらゆる選択肢の中から最適なシステムをフラットな視点で選定・提案します。この取り組みは大変好評で、今年は新卒で東大生を迎えるなど、組織としても活気づいています。
一方、私が所属するFinanceの領域は、今まさに「第二創業期」という転換点に差し掛かっており、若い世代の視点を積極的に取り入れることが急務だと考えています。「ちょっと考え古いんじゃないですか?」と率直に意見を言える距離感で、共に成長していける若手が加われば、クライアントにとっても大きな価値になります。当社グループの魅力であるGlobalとTechの強みを活かしながら、Finance領域も磨き上げ、次の時代を担う仲間と力を合わせることで、日本企業の挑戦を後押しできるような組織を築いていきたいです。

9キャリアを模索する会計士、会計士受験生へのアドバイス

監査法人で公認会計士のキャリアをスタートさせた人は、まず監査の基礎をしっかり身につけてほしいと思います。人にもよりますが、最低限、主査を経験するくらいまではやりきったほうがいい。監査を通じて培われる基礎分析力や突き詰める力は、後のキャリアに必ず生きてくるからです。 「監査が楽しい!」と思えるなら、それも素晴らしいことです。監査は社会に不可欠な公認会計士の独占業務であり、その道を極めるのも誇れるキャリアです。ただ、心のどこかで少しでも「企業の立場に立って支援したい」「もっと広い視野で経営に関わりたい」と感じるなら、そのモヤモヤを大切にしてほしい。それが次の挑戦のサインかもしれません。 経歴や年齢を理由に挑戦を諦める必要はありません。私自身も今まさに挑戦の最中にいます。誠実さと好奇心を持って動き続ければ、仕事にワクワク感を見出し、将来の選択肢はさらに広がっていきます。新しい挑戦を考えるときは、一人で抱え込まず、メンターや仲間とつながり、自分の思いを共有してみましょう。思いがけない道が開けることも少なくありません。
最後に。どうか直感を信じて、一歩を踏み出してみてください。その歩みは小さくても、その先には、想像もしなかった景色と、まだ出会えていない自分が必ず待っています。

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