俣野和仁(またのかずひと) | ページ 2 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

Blue Works 株式会社

代表取締役

俣野 和仁 またの かずひと

「何をするか」よりも「誰と働くか」が大事。お金と時間はほどほどに、それよりも大きな裁量を持って自由に生きていきたい
委員長タイプ
委員長タイプ

1984年5月2日生まれ(39歳)
大阪府出身 ・ 東京都在住
関西大学 法学部 法律学科 卒業

4あなた独自の強みと今現在の仕事との関係性

強いてあげるなら、

過去に色々なアルバイトを経験して、色々な境遇の人と仕事をしてきたせいか、あまり偏見がなく、公認会計士という資格に威張るほどのプライドもないため、馬鹿なことを言えたり、馬鹿な質問をできたりすることぐらいでしょうか?
あとは、やると決めたことを形にするのは得意かもしれません。これは監査法人時代に身に付いたのか?(笑)
長距離走は苦手ですが、仕事に対する体力はあるという気がします。これはガテン時代に身に付いたのか?(笑)
会計士の中では楽観的な方だと思います。これは生まれつきで、むしろ弱み?(笑)

同期や同級生と立ち上げた会社

今従事している業務内容は、とりとめて特徴もなく、IPO準備会社の非常勤監査役、税務顧問、会計顧問、会計監査、上場会社の経営コンサル等の他、コンサル会社や会計事務所からの業務委託でIPOコンサルや記帳代行や給与計算を行っています。〝The会計士”という業務内容だと思います。
独立したてで、経験値も少ないので、まずはできることを増やすために、機会があれば色々なことにチャレンジしようと思っています。
これらの業務に自分の強みが生きているとは思えませんが、今の会社のメンバーが集まったのは、日頃の行いがよかったのか(笑)、奇跡に近いと思っています。
人的信頼関係のあるメンバーで会社を立ち上げられたことは、一つ自分の目標を達成できたと言えます。
今はこのメンバーで継続してやっていくことが1番の目標で、そのためには成長痛や、適度に知的好奇心を満たすチャレンジングな仕事をすることや、ワークライフブレンドや、これらのバランスを取りながら、今何が自分たちにとって必要なのかを日々考えています。

5仕事をしている中で、心が大きく動いた瞬間

同じ監査チームの後輩の退職

監査法人2年目の頃、1年目の後輩へのチューター制度が導入され、その制度の立ち上げメンバーを自ら買って出ました。しかしリクルートのPJや慣れない監査業務に日々追われ、後輩をケアするのはチューター制度の運営とチューター担当の1年目へのケアで手いっぱいという状況でした。
そんな中、同じ監査チームに入った後輩が半年で退職してしまいました。はっきりと理由は聞いていませんが、チームへの不信感であったと思います。
その時に、“自分は何をやっているんだろう。そうやってネガティブに退職してしまう後輩を減らすためにチューター制度を作ったのに、その遂行役が、自分が所属するチームの後輩のケアもできないなんて。。はっきり言って、遂行役失格だな”と思いました。
それ以来、Think globally act locally.は好きなフレーズです。

それ以外にもネガティブな退職を何回も見た

後輩だけでなく、先輩でも、何回かネガティブな退職を見ました。
その度に、“仕事で潰れちゃうのは本当に勿体ない。仕事なんて、人生を豊かにするための1個のツールなのだから、それによって潰れてしまうのは本末転倒だな“と思っていました。しかも、せっかく公認会計士という資格を取得したのだから、その資格をフルに活用すれば、豊かな人生を歩めるはずなのに、と。
そのような経験を経て、勉強をしている時は「資格を取ればバラ色の人生が待っている」とどこか盲目的に思っていたことが、果たして本当に実現できるのか、公認会計士という資格は本当に魅力的な資格なのか、いつか自分で実験してみたいと思うようになりました。

6公認会計士という仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか

自分には向いていないのではないか

監査という仕事が、直感的に誰かの役に立っているとは思えませんでした。もちろん資本主義経済を支えるために必要な仕事というのは脳では分かっていますが、自分の目に映る人たちに感謝されるような仕事ではないと思ったため、もっと直感的に誰かの役に立つ仕事がしたいと思っていました。
また、クライアントに先生と呼ばれる文化にも違和感があり、もっと公認会計士が、クライアントにとって身近な存在であればいいのになぁとも思っていました。

会計士として生きることに悩みはある

どうやって乗り越えたかと聞かれると、特にまだ乗り越えられていないような気もします。
今でも、自分がやりたかった仕事はこの仕事なのだろうかと思うことはしばしばあります。
独立後は、会計士の仕事をすることも一つの選択肢で、資格に捕らわれることなく、何を仕事にしてもいいわけですが、とりあえずは自分の武器として、人的信頼のある仲間と長く楽しく仕事ができる環境を作るという目標達成のために、公認会計士という資格を存分に使ってみることにしました。
まだ、会計士として何かをやり遂げたわけでもないし……。
早く会計士を卒業したいのかもしれません(笑)。
3年後には全く違う仕事をしているかもしれませんね。

1 2 3

性格診断テストをやってみよう性格診断テストをやってみよう

会計⼠の履歴書とは
世代、職場、地域などのさまざまな垣根を超えて、
会計士が気軽に立ち寄ってコミュニケーションしたり情報収集できる場を目指しています。
また、当サイトをきっかけに会計士に興味を持ってもらえると幸いです。

会計⼠現役会計⼠・会計⼠

会計士の方はこちら
More
『会計士の履歴書』に掲載している“会計士”は、“日本の公認会計士試験(旧2次試験)に合格している人”を対象としています。そのため、修了考査(旧3次試験)の合否や日本公認会計士協会への 正会員 又は準会員(会計士補)の登録有無とは関係なく掲載しています。