K.K. | ページ 3 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

PwC税理士法人

税務レポーティング・ストラテジー(TRS)

パートナー

K.K.

人とテクノロジーを繋ぐ未来志向のプロフェッショナル
事務次官タイプ
事務次官タイプ

50代
東京都出身 ・ 東京都在住
慶應義塾大学経済学部

7人生の目的と公認会計士という資格

先述の震災での経験でより明確になりましたが、私の人生の目的は、家族とともに幸せな時間を共有することです。そのためには、安心して暮らせる収入と、自分のペースで働ける環境と、ライフステージに合わせて柔軟に対応できる仕事が必要だと考えています。公認会計士という資格はそれらを可能にする鍵となりました。高校時代の恩師の言葉がきっかけで公認会計士を目指すようになりましたが、その先生の言葉通り、この資格はどこでも通用するパスポートのように感じます。当初は東京で就職したものの、途中から家族の事情で仙台とロンドンに転居しましたが、仙台でもロンドンでも家族と離れることなく仕事を続けることができました。また、外部リソースも活用しつつ時間をやりくりし、二人の子どもたちとの時間を大切にしながら、納得いくように向き合える仕事をフルタイムで続けることもできました。それは、この職種が高い専門性と信頼性を持ち、アウトプットにこだわる一方で、ワークスタイルにはそれなりの自由度が認められているからだと思います。公認会計士・税理士の仲間は、成果を出すためにはどうすればいいかを自分で考え、行動できる人が多く、お互いに尊重し、協力し合う文化があります。実際に勤務し始めるまでは知らなかったことばかりでしたが、今ではこの仕事が私の人生の目的に沿っていると感じています。

8これから成し遂げたい事、将来の夢

5年後、10年後のPwC税理士法人が、高齢化社会のもとでの人手不足やAIなどの新技術にも対応しうる組織になるには、各人の成長が不可欠です。今は若手スタッフの成長を見守るのが楽しみで、最近は成長の手助けとなるような仕組みや施策づくりに力を注いでいます。例えば、新規入所者向けには、所属部門での月次のウェルカムミーティングや、入所後3カ月間のフォローアップミーティングを企画したり、新人向けの部内研修を企画運営したりしながら、なるべく早く即戦力となっていくことができるよう試行錯誤しています。昇進したばかりのマネージャー向けには、コーチングなどを通じてマネージャーとしての業務への関わり方への移行をサポートする仕組みを検討しています。また、税務プロフェッショナルがクライアントサービスに注力できるよう、社内のサポート体制の充実にも力を注いでいます。若手スタッフが成長し、PwC税理士法人を引っ張っていってくれる頼もしい存在になってくれる日を楽しみにしています。

9キャリアを模索する会計士、会計士受験生へのアドバイス

専門家を目指すならば、まずは周りの人たちに積極的に話し掛けましょう。一般的に資格取得を目指す人は社交的ではないと思われがちです。私もそうですが、内向的な性格も個性の一つではあるものの、プロフェッショナルとしてクライアントや社会に価値を提供するためには、自分の考えや意見を内に閉じ込めず、相手に適切に伝えるスキルが必要です。時には、必ずしも会計・税務知識を持たない方を相手に、分かりやすく説明をしたり、情報を引き出したりするなど、専門知識だけでなく、コミュニケーション能力も重要です。そのためには、まずは臆せず人に語り掛けることができるようになる必要があると思いますし、また、自分自身が周りから話し掛けやすい存在になることも重要だと思います。人の行動は変えられませんが、自分の行動は変えられます。第一歩として、ぜひ朝の挨拶から実践してみてください。

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