S.T. | ページ 2 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

PwC税理士法人

国際税務/ディールズタックスグループ(ITS/Deals Tax)

ディレクター

S.T.

地道な力で信頼を築く会計士
登山家タイプ
登山家タイプ

1986年1月14日生まれ(38歳)
栃木県出身 ・ 神奈川県在住
一橋大学商学部

4あなた独自の強みと今現在の仕事との関係性

 私は幼少期から高校生まで剣道を習っていたこともあり、剣道の練習のように地道に細かいことをやり続ける力が私の強みであると考えています。税理士の仕事は、条文を細かく読み、税務申告書を間違えずに適切に作成するなど、根気が必要な仕事です。そのため、私の強みと税理士の仕事は相性が良いのではないかと感じています。
 地道に取り組む姿勢は、多くの人が持っているものであり、特別な強みではないかもしれません。しかし、剣道を通じて身につけた集中力や、細かな誤りにも気を配ることが、日々の税務の仕事においてもクライアントや、共に働く仲間からの信頼を得る上で非常に大切であるということを感じています。

5仕事をしている中で、心が大きく動いた瞬間

 規模が大きい案件にチームメンバー全員で一丸となって取り組み、その結果、無事に完了してクライアントから感謝されたときは非常に嬉しい瞬間でした。
 ゴールデンウィーク中に、マネージャーが大規模案件に加われるスタッフを探していて、当時シニアアソシエイトだった私も仲間たちと一緒にその案件に取り組むことになりました。最終的には10人ほどのチームになり、毎日一緒に仕事をしながら、夜は食事や飲みに行くこともありました。このような経験は今でも鮮明に記憶に残っています。案件が無事に完了し、クライアントから感謝の言葉を頂いたときは、苦楽を共にしたチームで仕事を終えた達成感も相まって本当に嬉しかったです。また、大きな案件に取り組むことで、さまざまな新しい論点に直面し、チームのサポートを受けながら乗り越えクリアしていく中で、自分の知識や能力が向上したことを感じ、自己成長も実感しました。精神的にも「できるんだ」という自信が芽生えました。
 クライアントとの関係も重要で、日々のコミュニケーションを通じて信頼を築いていくことができると感じています。大規模な案件や細かな案件の際には、クライアントとしっかりコミュニケーションを取り、その結果として良好な関係が築けていると実感できる瞬間が、私にとっての喜びです。

6公認会計士という仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか

 PwC税理士法人には優秀な方が多く、その方たちと仕事をすることは非常に刺激的である反面、自分の能力のなさに悩んだり、不安を感じたりすることもあります。特に上司と仕事をしていると、彼らの能力に感銘を受けることが多いです。周りの優秀さに圧倒され、このままで大丈夫なのだろうか、もっと努力しなければならないと感じることも少なくありません。
 しかし、自分のできることには限度もあります。努力しながらも気持ちを割り切り、できるだけ前向きに取り組むことが重要です。悩むこともありますが、あまり深く考えすぎないようにバランスをとることが必要であり、案件は自分一人でなく、チーム全員が一丸となって取り組むものだと考えるようにしています。
 また、プロジェクトごとにチームを組みますが、チーム以外のメンバーとコミュニケーションを取ることも重要です。ある分野に強い人がいる場合、その人たちにアドバイスを求めるというのは良いアプローチだと思います。チーム内だけでなく、同期や他のチームのメンバーに尋ねてみることで、多くの知見を得られます。こうしたことを通じて、「その分野に強い人から学ぶ」機会が多くあり、行き詰ったときにもさまざまな解決のためのヒントが存在するのではないかと感じています。

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