桂真理子(かつらまりこ) | ページ 3 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

KMTパートナーズ株式会社 他

代表取締役

桂 真理子 かつら まりこ

上場経験を持つ会計士・監査役・経営者として女性会計士のキャリア支援に尽力
リーダータイプ
リーダータイプ

1977年2月20日生まれ(47歳)
岡山県出身 ・ 大阪府在住
大阪大学 経済学部 経済学科 卒業

7人生の目的と公認会計士という資格

人生の目的はみな、「幸せに生きる」ことだと思います。私は、父と母の経験に基づいたアドバイスを受けて、女の子が無理なく一生働くんだったら、スペシャルな資格を取った方がいいと考え、会計士を志しました。監査法人で7年間キャリアを積んだ後、出産と育児で9年に渡って仕事を離れましたが、会計士の資格があったことで、常勤監査役という責任ある立場で仕事に復帰することができました。その後も子供や家族との時間を大切にしながら、やりがいのある仕事を続けることができましたし、多くの方との出会いにも恵まれました。今、幸せに生きることができているのは父母のおかげなので、本当に感謝しています。同じように私も子供たちに幸せに生きるための何かを残せたらいいなと思っています。さらにライフワークである「ハロー!会計」を通じて、日本中の子供たちにも幸せに生きるためのヒントを伝えていきたいです。

さらに、公認会計士という資格は、人生の可能性を最大化できる仕事だと思っています。そして、女性の会計士が、もっともっと活躍できる世の中にしたい。女性に限らずですが、会計士には頑張り屋さんが多いし、真面目だし、高い能力を持った人もたくさんいます。みんながより活躍できる手伝いがしたい。私は女性として生まれて育ってきたので、特に女性会計士の可能性を最大化していきたいですね。

8これから成し遂げたい事、将来の夢

自分自身も、会計士としてもっともっとステップアップしたいと思っています。監査役として、上場前後の会社の支援を行ってきましたが、より大きな規模の会社にも携わっていきたいですね。既に大きな成長を遂げた会社の監査役を経験することで、視野をより広げていきたい。加えて、夫と立ち上げた会社の経営を通じて、事業の成長に「当事者」として携わることもできる。会計士・監査役・経営者。3つの立場での経験や知見を世の中に伝えることによって、多くの会計士のキャリア支援にもつなげていきたいと考えています。

40歳を前にして「将来の夢」として掲げたのは、45歳までに企業の上場に携わり、55歳までに関西で一番有名な女性会計士になることでした。後者は既に達成しつつあるので(笑)、次は還暦までに『ママは公認会計士』を出版して、ドラマ化したいです。時代の追い風も感じながら「女性会計士のキャリア支援事業」を成長させることで、目的を達成したいと考えています。会計士の仕事の可能性や素晴らしさ、そして何より人生が面白くなる仕事であることを、もっともっと多くの人に伝えていきたいと思っています。

9キャリアを模索する会計士、会計士受験生へのアドバイス

人と違うことをやるのが大事です。同じことをやっても、差別化はできないですし、再現性のないキャリアにこそ価値があります。独自の路線で実績を積み上げることで、新たなチャンスも舞い込んで来る。私自身は、「ハロー!会計」に飛び込んだことが、上場準備会社の常勤監査役へのキャリアにもつながりました。他にも、依頼を受けたYouTubeに出演したり、会計雑誌のコラムを連載したり、頼まれたことで面白そうと感じることはチャレンジするようにしています。結果として、どんな経験でも、個人としての独自性につながると感じています。

女性の会計士の皆さんに対しては、「社外監査役※」のキャリアを目指してほしいですね。企業にとって重要なポジションであるがゆえに、自身の知識と経験をフル動員するやりがいを感じられますし、強い正義感も求められます。そして、それ以上に企業の成長を応援する気持ちが大切です。企業の成長を見守るスタンスは、まさに会社のお母さん。子育て経験は必ず生きてきます。監査役として経験を積むことによって、企業を見る視点が拡がりますし、今後の自分にとって必要なことが見えてくるはずです。

※取締役監査等委員も含む

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