N.N | ページ 2 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

PwC税理士法人

国際税務/ディールズタックスグループ(ITS/Deals Tax)

シニアアソシエイト

N.N

柔軟性と機動力で未来を拓くプロフェッショナル
アナリストタイプ
アナリストタイプ

兵庫県出身 ・ 兵庫県在住
神戸大学経営学部

4あなた独自の強みと今現在の仕事との関係性

公認会計士としての素地があることは、税理士法人で働く上での強みとなっています。例えば、税法や会計基準の改正に伴い、有報の税金に関する注記が変更されるタイミングで、クライアントから質問を受けることがあります。税理士にとって有報の開示はとっつきにくく、関与する機会があまりない領域ですが、会計士にとっては対応のハードルは高くありません。税務は専門性が高く、会計士が苦手意識を持ちやすい分野ですが、試験科目の租税法や修了考査の学習を通して税金の重要なポイントをカバーできているため、知識を深めていきやすい領域であると感じます。
また、監査する側と決算数値を作成する側の両方の経験を通して、さまざまな立場の視点で物事を考えることができるようになったことも私の独自の強みです。クライアントにサービスを提供する際には、監査人やクライアントの視点で考える必要がある場面もあり、前職での経験がそのまま役立っています。

5仕事をしている中で、心が大きく動いた瞬間

大変なこともありますが、仕事は楽しめているほうだと思います。仕事中に気になったことについて、自発的に調べたことが、別の場面で役に立つこともあり、知識や経験がつながったりします。かつてスティーブ・ジョブスがスタンフォード大学で行った有名なスピーチがあります。それは「将来をあらかじめ見据えて点と点をつなぎ合わせることはできなくても、後になって点と点をつなぎ合わせることができる。だからいずれ人生のどこかで点がつながって実を結ぶと信じて目の前のことをやりなさい」という内容です。私はよくこの言葉を思い出し、監査法人や事業会社での経験も含めて、あとから振り返った時に点と点がつながるように、目の前の仕事に取り組んでいます。また、自身の成長だけではなく、仕事を通じてクライアントの役に立てることは、私自身、大きなやりがいとなっています。

6公認会計士という仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか

業務の感覚をつかみ、自分の中で軌道に乗れるまでの間が最も大変であると感じます。特に、コンサルティング業務において新たなプロジェクトにアサインされたばかりの頃は、うまくできるか不安な気持ちでいっぱいでした。しかし、最初は上司の期待通りに動けなかったり、クライアントの意図が汲めなかったりしても、半年から1年経過すると業務の進め方がわかってきて、スムーズにいくという経験が何度かあります。石職人が石を99回叩いても割れなかったが、100回目で突然割れるという話があります。これは、100回目に割れるとわかっていて叩くと手を抜いてしまうので、100回叩き続ける間今割れると思って真剣に叩き続けないと100回目で割れないという話だと思っています。それと同じで、最初苦しんでいても、忍耐強くやり続けていれば上手くいくときがきます。私自身いつもそうできているわけではありませんが、この考え方や経験は、新しい仕事にチャレンジする原動力にもなっています。何も状況が変わっていないように感じても、少しずつ変わっているはずなので、集中して継続することが大事だと考えています。

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