末永貴志(すえながたかし) | ページ 3 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

株式会社ディスクロージャー・プロ

代表取締役

末永 貴志 すえなが たかし

粘り強さと実行力で企業を支える、信頼の会計士
事務次官タイプ
事務次官タイプ

40代
東京都出身 ・ 東京都在住
大学卒

7人生の目的と公認会計士という資格

「人生の豊かさは思い出の数で決まる。」
これは私が尊敬する経営者の言葉である。

私は、自分が死ぬ瞬間、十分幸せな人生を過ごせたと思って死にたいと思っている。そのためには、ビジネスでもプライベートでも、たくさんの貴重な経験をして、たくさんの思い出を作りたい。

そして、ビジネスで様々な業種・規模の会社の様々なポジションの方と会って話す機会を得るのに、公認会計士という資格はとても役に立つ。私の場合、社会人になって初めて就職したのが監査法人であった。入社して3、4年目から大手企業の管理職や役員の方々へインタビューをする機会やディスカッションする機会を得られたが、このような経験は公認会計士という資格がなければ成しえないことであったと思う。また、子会社往査や投資先調査等の目的で、日本全国、場合によっては海外の会社を訪問できるというのも貴重な経験になる。私は、幸運にも入社して3年目に1人でアメリカ合衆国カリフォルニア州にあるサンノゼ(シリコンバレー)へ出張する機会を頂けた。現地で活躍する日本人経営者とお話できただけでなく、週末はサンフランシスコまで連れて行って頂き、一緒にクラムチャウダーを食べたのは、良い思い出となり今でも鮮明に記憶に残っている。そして、起業したいと思ったのも、その頃の経験がきっかけとなっている。

若い頃の社会人経験は、現在の私にとって、とても大きな財産となっている。その貴重な経験によって視野も広がり、現在の仕事やプライベートにも活かすことができていると思う。

8これから成し遂げたい事、将来の夢

私はこれまで、多くの先輩経営者の方々からアドバイスを頂き、困っている時は助けて頂いた。そのようなご恩に報いるためにも、困っている会社の経営者や悩んでいる経営者に対してアドバイスを行い、ビジネスの成長を支えられるような人間になりたいと思っている。

ディスクロージャー支援の領域では、サービスの認知度を高め、より多くの企業の経営課題の解決に貢献したいと考えている。さらに、支援範囲を広げ決算から開示までワンストップでサポートできる体制構築を目指している。

M&A支援の領域では、より多くの中小企業のオーナー社長にEXITすることのメリットを伝え、その実現に向けて様々なサポートをしていきたいと考えている。士業としての専門的なアドバイスをするのは勿論のこと、起業家として経験し学んできたことも伝えていきたいと思っている。

さらに、今後は、世界で活躍できるような企業の支援にも携わりたい。そのためにも、EXIT経験者の方々と協力して、経営に関するアドバイスのみならず資金面でも支援できる体制を創っていくつもりである。そして、公認会計士の資格を持つ方も含め20代、30代の若い世代の方々が、起業して新しいビジネスにチャレンジしたいと思える環境を創り、その支援に携わりたいと考えている。

9キャリアを模索する会計士、会計士受験生へのアドバイス

多くの人は豊かな人生を送りたいと願って成功を追い求めるが、そもそも豊かさとは何か、成功とは何かを考えている人は少ないと思う。どんなにお金をたくさん稼いで高級車に乗って、高級な腕時計を身に着けている方でも、プライベートでは、家族とゆっくり過ごす時間を持てない、心から信頼しあえる仲間がいない等、決して幸せそうに見えない生活をしていることがある。一方で、いつも誰かと楽しそうに過ごし、幸福感が周囲に伝わってくるような方もいる。

キャリアを模索している会計士の方は、あなたにとっての「本当の豊かさは何か?」「成功とは何か?」をまず考えてみて欲しい。そして、人生の中で多くの時間を費やす仕事においてやりがいを感じられないのであれば、自分にとってやりがいを感じられる仕事を探すことをお勧めする。それは、もしかしたら監査法人内にもそのような仕事・ポジションはあるかもしれない。単に「給料が少し良くなる」「残業時間を減らせる」という理由だけで転職しても、長続きはしないと思う。そして、起業するという選択肢についても、是非、考えてみて欲しい。会計士としてのキャリアを積んできた方のポテンシャルは無限にあると私は思う。会計の分野のみならず、様々なビジネスを立ち上げ成功されている方々がいることをぜひ知ってもらいたい。

会計士を目指す受験生は、とにかく1年でも早く試験に受かることを優先してもらいたい。そして、最初は大手の監査法人に就職して、一通りの実務を経験することを私はお勧めする。やはり大手の監査法人は研修制度なども充実しており、優秀な上司・同僚に恵まれ、自己成長に繋がる機会が多いからである。監査法人で一通りの経験を積めば、その後のキャリアについては幅広い選択肢を持てる。1度きりの人生を悔いなく過ごせるよう、やりがいを感じられる仕事を選んでいただきたい。

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