新井成道(あらいなるみち) | ページ 3 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

株式会社オトバンク

コーポレート本部

取締役CFO

新井 成道 あらい なるみち

公認会計士として磨いてきた能力と幅広い経験をベンチャー企業CFOの立場で昇華させていく
調査官タイプ
調査官タイプ

1981年10月27日生まれ(42歳)
埼玉県出身 ・ 東京都在住
中央大学 商学部 卒業

7人生の目的と公認会計士という資格

「仕事を通して社会の役に立つこと、それにより幸せを感じられること」を意識しています。公認会計士の資格をもっていなかったとしても、漠然とその想いは昔からあったと思います。

公認会計士になったいま、その目的を具体化するならば、社会にとって有益で必要な会社を世の中の多くの人に知ってもらいたい、その手段として公認会計士のスキルを活かし会社を大きくしたいと考えています。

前述のとおり、私はトップに立てる人間ではなく、そのトップを支える立場が性に合っていると自覚しています。そのため、「社会に貢献する企業において、その企業の価値を最大化するために、企業のトップである経営者を支える立場で公認会計士として力を発揮したい」という想いで仕事をしております。

8これから成し遂げたい事、将来の夢

長期の具体的なゴール、例えば〇〇歳になった時に○○を成し遂げていたい、みたいなことをいまは考えていないです。いまは「オトバンクの主力事業であるオーディオブックを日本市場に普及させ、オーディオブックが当たり前にある世界を創ること、それによりオトバンクの価値を最大化すること」だけを考えています。

ちなみに、オーディオブックとは、書籍をプロのナレーターが読み上げて音声化した「耳で聴く本」です。通勤中や、ランニング中、作業中などに楽しめるほか、寝る前に目を閉じてリラックスしながら楽しむこともできる、耳で楽しむ新しい読書の形です。

「価値の最大化」については長期のゴールになりますが、それとは別に3年くらいの短期のゴールは具体的に設定しています。それを、3年→1年→6ヵ月→3ヵ月→1ヵ月のスパンで区切って具体的な目標を設定し、1つ1つクリアしていくことを心がけています。

以前は、長期の具体的なゴールを設定し、そこを目指してキャリアを積んでいくということを考えたこともありますが、振り返ってみるといまのキャリアは会計士試験に合格した当時は全く想像していなかった仕事に就いていますし、価値観や考え方も色々な仕事と色々な人の関わりの中で変化しています。

その変化の中で、「公認会計士として、社会に貢献するためには? 価値を最大化するには?」ということを意識し、日々目の前の仕事に全力で取り組むことが、短期の具体的なゴールと長期の抽象的なゴールにつながっていると考えています。

9キャリアを模索する会計士、会計士受験生へのアドバイス

公認会計士の業務領域は広く、市場のニーズも高いと感じております。例えば、CFO人材については、需要と供給のバランスが合っておらず(需要>供給)、CFOが採用できないことによりIPOが遅れるということをよく耳にするほどです。

公認会計士の場合、どのキャリアを選択したとしても、本人の努力次第でキャリアは着実に形成されていくと思います(私のまわりの会計士で転職に失敗したとか、キャリアをしっかり積めていない人がいないからそう思うのかもしれませんが)。

また、CFOを目指すならマインドリセットが必要だと思います。「監査法人」「コンサルティング会社」「事業会社」とそれぞれ求められる役割が異なるため、事業会社にとって必要なマインドにセットできないとCFOは務まらないと感じています。

スキル面では会計・監査の知識だけでは全く歯が立たないため、経営に関する業務を幅広く経験しておくと良いと思います。

最後に、時間をかけて慎重に検討することも大事ですが、それ以上に「行動」することが大事だと考えています。

監査法人でもコンサル会社でも事業会社でも公認会計士の需要は高いので、就職や転職に関してはリスクが低い資格と言えるのではないでしょうか。そのため、自分の中でキャリア形成に関してしっかりとした軸を持っているのであれば躊躇せずにすぐに行動を起こすべきだと思います。

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