植村俊介(うえむらしゅんすけ) | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

株式会社マネーフォワード

クラウド推進部兼サービス企画グループ

クラウド推進部部長 兼 サービス企画グループリーダー

植村 俊介 うえむら しゅんすけ

情報システムの知見とJ-SOXのコアスキルを生かしてクラウドサービスの導入支援を全国展開
リーダータイプ
リーダータイプ

1980年5月27日生まれ(43歳)
北海道出身 ・ 東京都在住
北海道大学大学院 情報科学研究科 修士課程修了

リーダータイプの特徴
  • 内向的
  • 臨機応変型
  • 大局タイプ
  • 個人主義
  • 伝統型
  • 外向的
  • 計画管理型
  • こだわりタイプ
  • 集団主義
  • 革新型
  • 30
  • 20
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  • 30
  • このタイプの割合
    回答者全体の
  • 16.2%

人とコミュニケーションをとることが好きで、新しい価値観や知識の吸収に貪欲である。
協調性も高く、相手に対して思いやりを持って接することができるため周囲から頼りにされやすい。
自身の仕事に対しても責任感を持って誠実に取り組むことができるが、予想外のトラブルや問題が起こった時には動揺したりイライラしたりすることもある。
上昇志向があるため内にこもらず積極的に物事に挑戦していく傾向にある。

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1キャリアサマリー
2005年
北海道大学大学院情報科学研究科修士課程修了。監査法人トーマツ(現 有限責任監査法人トーマツ)に入所。保険会社を中心とした金融機関監査、J-SOX対応業務に従事。
2010年
アビームコンサルティング株式会社に入社。IFRS導入支援プロジェクト、財務・経理人材育成プロジェクトに従事。
2016年
株式会社マネーフォワードに入社。中小企業向けバックオフィス業務の効率化ソリューション「MFクラウド」の導入支援業務に従事。全国の税理士法人、会計事務所と協力し、中小企業バックオフィスのクラウド化を促進。事業推進本部 クラウド推進部 部長 兼 サービス開発本部 サービス企画グループ グループリーダー。
2監査法人における経験およびその後のキャリア選択のきっかけ

大学院修了後に、監査法人トーマツに入所しました。大学院では、情報工学を専攻していたため、強みを生かせるような仕事をしたいと思い、金融監査を専門とする部門か、システム監査を専門とする部門のいずれを希望するか迷いました。最終的には、金融という身近でありながら意外と良くわかっていない分野についてもっと知りたいという思いが強く、金融部門での勤務を希望しました。

監査法人では、社会人として仕事をする上での基礎を学べたことが、最大の経験だと思っています。自分が作った監査調書を、上司に一枚一枚チェックして貰えるような仕事はあまりありません。また、開示チェックなど、業務の手順の中にそもそもミスが発生しにくいような仕組みや、ミスを発見しやすくする仕組みを組み込んでいくという考え方には、非常に学びがありました。

一方で、監査という仕事は、基本的には、前年の監査調書を読み込んで、昨年実施した監査手続を理解し、今年の監査を実施する、反復性が非常に高い仕事でした。もちろん、環境の変化により、リスクの所在が変わることで新たな手続を行う必要が生じることはあります。また、より効率的に仕事の流れを整える、といった工夫をする余地はあります。しかし、コストや報告期限に追われる中で、うまく行くかわからないことを試す余地はほとんどないように思いました。

そのような悩みが生じたタイミングで、J-SOXの導入や、初年度監査といった新しい仕事を経験することになりました。特に、初年度監査では、前年の監査調書がない中で、どういった手続を採用すべきかを一から考えることになります。また、監査対象の企業にどういう資料があるのかもわからない状態からのスタートなので、担当者の方に、自分が何をしたいのか、そのためにはどんな資料が必要なのかを正しく伝える必要があります。望む資料がない場合には、代替手段を探すか、もしくは会社の方に必要な資料を新たに作成して貰わなくてはいけません。そういった、会社との関係性の構築も、当然ながら行っていく必要があります。

初めての経験が多く大変ではありましたが、こういった経験をより多く積み上げて行くことが、社会人として成長する上で重要だと考えるようになりました。同時に、このまま5年、10年監査法人に勤務し続けて、同じような経験をできる機会がこの後いつ回ってくるのかと考えたときに、そう多くはないであろうという結論に至ったことが、転職を考えるきっかけとなりました。

3今現在の仕事の内容、特徴、キャリアパス

現在は、株式会社マネーフォワードで、中小企業バックオフィス向けクラウドサービスである、MFクラウドシリーズの導入支援を担当しています。2016年2月に入社したタイミングでは、社員数100名前後、MFクラウド事業単独で見ると50名未満の規模でした。2017年9月29日に東証マザーズに上場、2018年4月1日時点では、社員数282名になっています。上場という節目のタイミングを、会社の内部で経験できたことは良い経験になりました。

普段は、MFクラウドシリーズの導入を支援するために、全国の主に税理士法人・会計事務所を回って、基本的な使い方や設定の仕方の説明、データ移行の支援などを行っています。MFクラウドシリーズには、会計のほかにも、給与や経費精算といった機能も含まれるため、給与計算や経費精算の仕組みについても理解が必要になります。

監査をしていた時は、既に出来上がった数字を基に話をすることがほとんどでしたが、MFクラウドシリーズの導入支援では、数字を作る最初の部分について議論になることがほとんどになります。多少の目線の違いはありますが、業務フロー全体を把握したうえで、全体最適となるような仕組みを提案することが重要な点は、大企業であろうと中小企業であろうと変わることはありません。むしろ、中小企業の方が、一人の担当者がすべての業務を担当していることが良くあるので、部門間の利害を調整する必要がなく、素早く導入を進めることができます。

特に、MFクラウドシリーズは、外部サービスとのデータの連携を重視しているため、取引のやり方や、プラットフォームそのものを連携性の良いものに切り替えて頂くと、効率化を実感しやすくなります。もちろん取引のプラットフォームは、連携性の良し悪しのみで選べるものではありません。会社として、より広く使われているサービスについて、可能な限り連携をよくすることも重要ですが、一方で、外部とのデータ連携の良いサービスを、よりお薦めして普及を促進することも大事な仕事になっています。

導入支援は、会社の中でユーザーと最も接点の多い仕事の一つです。今のサービスの問題点や、ユーザーが抱えている課題を社内に正しく持ち帰り、サービス開発に反映できるようにすることもミッションの一つです。最近は、導入支援の仕事に加え、開発への関与割合も徐々に増えてきました。今後は、より直接的に製品力を高められるような仕事の割合を増やしていきたいと考えています。

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