中村友美(なかむらともみ) | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

EY新日本有限責任監査法人

第3事業部

マネージャー

中村 友美 なかむら ともみ

すべてが成長の機会として前向きに捉え、喜びを感じながら仕事をする
リーダータイプ
リーダータイプ

1991年6月25日生まれ(33歳)
東京都出身 ・ 東京都在住
日本大学 経済学部産業経営学科 卒業

リーダータイプの特徴
  • 内向的
  • 臨機応変型
  • 大局タイプ
  • 個人主義
  • 伝統型
  • 外向的
  • 計画管理型
  • こだわりタイプ
  • 集団主義
  • 革新型
  • 30
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  • 30
  • このタイプの割合
    回答者全体の
  • 17.5%

人とコミュニケーションをとることが好きで、新しい価値観や知識の吸収に貪欲である。
協調性も高く、相手に対して思いやりを持って接することができるため周囲から頼りにされやすい。
自身の仕事に対しても責任感を持って誠実に取り組むことができるが、予想外のトラブルや問題が起こった時には動揺したりイライラしたりすることもある。
上昇志向があるため内にこもらず積極的に物事に挑戦していく傾向にある。

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1キャリアサマリー
2014年
一般事業会社(電池・電子部品メーカー) 入社
2016年
新日本有限責任監査法人(現 EY新日本有限責任監査法人) 入社
2017年
論文式試験合格
2019年
公認会計士登録

私が公認会計士という資格を知ったのは中学生の時でした。家族でよく行っていたカフェの店員さんが公認会計士試験の受験生であったことをきっかけに公認会計士という資格を知り、その方の人間性から公認会計士に憧れを抱くようになりました。
高校は普通科へ進学し、大学1年生のときから公認会計士試験の勉強をはじめました。予備校に通っていたものの、アルバイトや趣味に没頭してしまい、短答式試験を合格できずに卒業を迎えました。卒業の際、勉強を続けるか働くか悩みましたが、実務の面から会計を学びたいと思い、原価計算のあるメーカーの経理を志望して就職活動を行い、電池・電子部品メーカーへ就職しました。
そこでは財務経理部主計課に所属し、連結決算・予想・予算・中期経営計画の作成業務、開示書類の作成業務、監査対応業務を行いました。受験勉強として学んでいた会計を実務で使うことで、「会計は会社の行動を数字に表したことである」という理解が深まり、特に連結会計や開示については、受験や監査実務においてアドバンテージになりました。この2年半の経理実務の経験は、何にも代えがたいとてもよい経験になったと思っています。経理として働きながらも、常に公認会計士になりたいという思いがあり、大学時代の予備校のテキストを読んだり、過去問を解いたりして公認会計士の受験は続けていました。そんな折に、働きながら公認会計士試験の合格を目指せるEY新日本有限責任監査法人の監査トレーニー制度の募集を知り、転職を決意しました。
2016年に監査トレーニーとしてEY新日本有限責任監査法人へ入所し、電子部品メーカーの監査業務に携わりながら、再度予備校に通い公認会計士試験の勉強を開始しました。試験勉強の開始当初は答練で0点ばかりの日々が続きましたが、2016年12月の短答式試験、2017年8月の論文式試験に合格し、また合格前の経理・監査の実務経験によって実務補修所を1年に短縮したため2018年12月の修了考査で無事合格し、2019年7月に公認会計士登録をしました。
論文式試験の合格後は、電子部品メーカー、飲食業、小売業などの様々な企業の監査に携わっています。またIFRSで作成された財務諸表の監査や、PCAOB(米国公開会社会計監督委員会)基準の監査も経験することができました。2019年10月にはシニアに昇格し、上場企業やリファーラル監査の主査としてチーム運営や、より難易度の高い監査業務に取り組んでいました。
2022年10月にはマネージャーに昇格し、エンゲージメントマネージャーとして、新たな視点で監査業務に取り組んでいます。

2監査法人に入所することを選択したきっかけ

大学在学中に試験に合格できず、一般事業会社の経理へ就職した後も公認会計士の資格を取得したいと思いながら働いていた私にとって、EY新日本有限責任監査法人にある監査トレーニーという制度が、中学生の時からの夢である公認会計士の資格取得を実現するには一番の近道になると思い、入所を決意しました。
EY新日本有限責任監査法人の監査トレーニー制度は、繁忙期も含め残業が禁止であったり、試験前に有休とは別に休みを取得できたり、週の勤務日数を減らすこともできたりと、勉強の時間を確保することが可能です。また、仕事では論文式試験合格者と同じように監査補助業務ができるため、実務に触れることで様々な角度から理解を深めて応用問題への対応力を身に着けられると考え、より合格へ近づけると思いました。特に私は、時間に余裕があるときよりも、時間に限りがあって焦っているときの方が集中できるタイプであったことからも、働きながら試験勉強をする監査トレーニー制度は私の性格にも合致していると思い、EY新日本有限責任監査法人を志望しました。
実際に監査トレーニーとして働きながら勉強をしていると、入所前に聞いていた通り、勉強するための時間が確保されており、予備校へも通学することができました。また、仕事内容が試験の内容に直結するため、仕事中にも取り扱っている論点の教科書を思い出して、教科書に書いてあることと実務がどういう風につながるのかを考えながら取り組むことで、仕事の品質の面、また試験勉強の理解や定着の面どちらにも、よい影響を及ぼしていたと思います。

3監査法人での仕事の内容、特徴、キャリアパス

私は監査法人で監査業務を行っており、現在は多様な産業のクライアントを主に5社担当しています。法人の事務所で手続を行うこともあれば、クライアント先に往査すること、棚卸立会のために出張することもあります。入所前は、監査は会社が作った期末決算資料に対して行うため、期中は何をしているのかわかりませんでしたが、月次で締めたフロー情報は期中から監査手続を行ったり、内部統制の整備状況・運用状況を行ったり、できることは前倒して期中に手続を行っているため、監査は年間を通じて行っていると知りました。
監査という仕事の特徴は、期限があり、専門性が高く、失敗のできない責任感や緊張感もあり、また毎年新しい経験ができるという点だと思います。そのため、仕事をする上では常に前向きな考え方で取り組むことを意識しています。この考え方を得られたのは、監査トレーニーとして時間の限られた中でよい成果を出すという経験をしたからです。「仕事をしているから勉強時間が取れない」と考えるのではなく、「仕事も試験勉強に役立つし、監査や会計の理解がより深まるからアドバンテージにできる」とポジティブに捉えることで、成果がよりよいものになると気づくことができました。また能力面では、監査業務は財務諸表が適切に作成されているかどうかについて心証を得るために手続を行う仕事のため、心証を得るという目的のためにどのような手続きをすればよいかを考えて実行するという、論理的な考え方を得ることができました。
2019年にスタッフからシニアに昇格して、大きく変わったのは主査業務を行うようになったことです。主査は先回りをして道を作って通りやすいように綺麗にしておくような仕事が求められ、スタッフは主査が作った道を通っていたのだと気づかされました。この先回りをするためには、知識や能力としては監査の1年の流れやクライアントへの理解、会計や監査の知識が、意識としては責任感や気遣いが求められるのではないかと思います。これからは、より通りやすい綺麗な道を作れるようになりたいと思い、先輩や上司の姿を見て学んでいます。

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