畔上裕一郎(あぜがみゆういちろう) | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介
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株式会社エコリング

経理部

経理部長

畔上 裕一郎 あぜがみ ゆういちろう

映画制作会社出身の個性的なバックグラウンドを持つ。自分にしかできない付加価値を提供
起業家タイプ
起業家タイプ

1986年3月4日生まれ(38歳)
長崎県出身 ・ 東京都在住
北海道大学 法学部 卒業

起業家タイプの特徴
  • 内向的
  • 臨機応変型
  • 大局タイプ
  • 個人主義
  • 伝統型
  • 外向的
  • 計画管理型
  • こだわりタイプ
  • 集団主義
  • 革新型
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  • このタイプの割合
    回答者全体の
  • 2.4%

チャレンジングで活動的。
上昇志向を持ち積極的に外部と関わり、周りの意見を貪欲に吸収する傾向にある。
想像力が豊かで慣習にとらわれないため、自由で柔軟な印象を与える。
そのため仕事に対しても枠にとらわれることなく、臨機応変な対応ができる。
しかし場合によっては、場当たり的な行動をとったり状況に気分が左右されたりすることも。
コミュニケーション上手だが、自己主張が強い傾向にある。

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1キャリアサマリー
2008年
株式会社ロックウェルアイズ(映画監督岩井俊二氏の個人事務所)に入所。プロダクションアシスタントとして制作デスク業務から現場の仕事まで様々な業務に従事。
2013年
太陽ASG有限責任監査法人(現:太陽有限責任監査法人)に入所。法定監査業務やIPO支援業務に従事。
2016年
株式会社エコリングに入社。経理部長に就任。経理・財務を中心に社内ベンチャー制度のバックアップや新規戦略のシミュレーション作成、中小企業へのコンサルティング等幅広い業務に従事。
2監査法人における経験およびその後のキャリア選択のきっかけ

会計士二次試験に合格した後は、太陽ASG有限責任監査法人に入所した。この監査法人に決めた理由は2つあり、1つは自分が尊敬できる先輩と一緒に働きたかったこと、もう1つはなるべく幅広い業務を早い時期に経験しておきたかったこと、である。大手監査法人では配属されるまで誰の下で仕事をすることになるかが分からず、面接の時に良い印象を持った先輩と仕事ができるかどうかは分からない。一方、中堅監査法人であれば、規模があまり大きくないがゆえに、面接時に良い印象を持った先輩方と一緒に仕事できる可能性が高いと考えた。私は自分にとって一生に一度の会計士キャリアのスタートは自分が尊敬できる先輩のもとで切りたかったのだ。

また、私は巨大クライアントに張り付きで業務をするのではなく、いろいろなクライアントに行ってみたかった。なるべく多くのビジネスモデルに触れておきたかったことと、なるべく早くすべての勘定科目の監査手続きを経験しておきたかったという理由からである。私は初めから監査法人にずっと勤めるつもりはなく、どこかのタイミングで転職予定であった。監査法人のパートナーを目指し一流の監査人になるには、巨大クライアントでの監査経験も必要かもしれない。しかし、会計士として自由にキャリアを積んでいきたかった私はできるだけ幅広い業務を早い時期に経験しておきたかった。

そのような思いで入所した監査法人であるが、私の期待通りの法人であった。面接や説明会でお世話になった先輩やパートナーの方々と一緒に仕事をすることができたし、同期にも恵まれた職場環境であった。業務についても上場会社、会社法上の大会社、IPOクライアント、学校法人等実に様々なクライアントの監査業務に従事することが出来た。

監査法人を出てみてから気付く監査法人での自分の財産は、良質な人脈と監査経験である。監査法人内はもちろんのこと、監査法人の会計士という立場で知り合う仕事関係の人脈は非常に良質であると感じる。監査法人が仕事上関わる組織や人というのは、ビジネスにおいて一定程度実績がある場合がほとんどである。これは監査制度の仕組みを考えれば必然のことかもしれないが、監査法人にいると当たり前のように知り合えるので中にいると意外と気付きにくいと思う。また監査業務というのも、経験したことない人からすると「何をしているか分からない」、「監査する側の人は何が気になるのか分からない」というものらしい。だからこそ監査について知見があるというのは自分にとって財産である。そして監査手続も監査法人にいる時は面倒くさいなと思ってやっていることもあったが、今では自分の引き出しであり、経営コンサルをやる中でも色々な応用が利く経験であったと感じる。

転職のきっかけは友人からの「うちの会社に来ないか?」という声かけであった。当時他にもビッグ4系列のコンサルに勤めている友人やIPOが狙えそうな不動産の事業会社に勤めている友人からもお誘いを受けていた。それでも今の会社(株式会社エコリング)に決めたのは、自分の直観と好奇心である。ビッグ4系列のコンサルやIPOが狙えそうな事業会社は多くの会計士が選びそうな選択肢だ。しかし、姫路の非上場の中小企業というのはたぶん会計士はあまり選ばないキャリアパスだと思う(笑)。多くの会計士が選ぶキャリアパスに進むことは他の多くの会計士と似たような経験を積むことになる。しかし、他の人があまり選ばないキャリアパスであれば、そこでの経験は自分だけの経験値になるし、面白いことが出来るかもしれないと思い今の職場への転職を決めた。

3今現在の仕事の内容、特徴、キャリアパス

株式会社エコリングでは経理部長を任されている。エコリングは2001年設立の会社で、事業内容はリユース事業を行っている(https://www.eco-ring.com/)。2016年にはホールディングス化し、グループ企業は香港、タイ、カンボジア、シンガポール等アジア各国に進出している。

事業会社に来て一番感じたのは、数字はなまものであり、常に変化しているという感覚である。監査法人にいる時は、四半期や決算期ごとに会社が提出してきた数値が正しいかどうかを監査していたが、その数字は過去のものであり、止まった数字であった。会社の数字がころころ変わったら監査なんて出来ないので、当たり前のことではあるのだが、1か月前の数字についてあれこれ議論していることについてあまり違和感はなかった。一方、事業会社に来て求められるのは、今現在の数値や未来の数値の情報である。今月の業績はどうか?このペースで行くと着地見込みはどれくらいになるか?こういったことを常に考え、状況によっては先手を打つことが求められるのが事業会社の経理である。

エコリングには、財務部や経営企画部といった部署が存在しない。よって財務的な仕事や経営企画的な仕事も経理部の業務内容に含まれてくる。そのため、経理部長の仕事としては、各金融機関や各部署長とのやりとりも多くなってくる。金融機関に対しては単に資金調達して報告してというものに留まらず、決済の方法や取引先とのビジネスマッチング、海外進出についても相談をさせて頂いている。また各部署長に対しては、会社として何かプロジェクトを進める際に、会計処理はどのようになるか?税務的な観点から問題はないか?決済がスムーズに行われるにはどのような仕組みがよいか?といったことの意見交換をさせて頂いている。社長との距離も近いので、経営について社長と直接意見交換をさせて頂く場面も多々あり、経理という枠に留まらず、経営全般の色々な場面に関わらせて頂いていると感じる。

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