石田宜久(いしだのりひさ) | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

株式会社PCP(ピー・シー・ピー)

大阪事務所

所長

石田 宜久 いしだ のりひさ

会計士の活躍フィールドを拡げるためマルチワークを実践。人材紹介会社事務所長・COOなど多方面で活躍
革命家タイプ
革命家タイプ

1977年6月13日生まれ(47歳)
兵庫県出身 ・ 兵庫県在住
近畿大学 文芸学部文化学科 卒業

革命家タイプの特徴
  • 内向的
  • 臨機応変型
  • 大局タイプ
  • 個人主義
  • 伝統型
  • 外向的
  • 計画管理型
  • こだわりタイプ
  • 集団主義
  • 革新型
  • 30
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  • 30
  • このタイプの割合
    回答者全体の
  • 21.1%

自身の仕事に対して情熱を持って取り組む傾向にある。
また高いコミュニケーション能力を活かして、周囲と協力しながら物事を進めることができる。
知的好奇心も強いため、新しい考えや意見を取り入れることをいとわない。
物事を抽象化して考えるため、大局的な判断力を持つ。
ストレスを感じても過敏に反応することなく的確に対処ができるため、周囲からは誠実かつ落ち着いて見られることが多い。

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1キャリアサマリー
2009年
公認会計士試験合格。
2010年
株式会社成学社に入社、経理課へ配属となり組織再編、連結決算、開示業務、監査対応業務、取締役会資料の作成業務に従事する。2013年に同社を退社。
2013年
株式会社神戸洋服を設立し代表取締役に就任、営業とマーケティング、財務を担当する。翌年に同社代表取締役を辞任。
2014年
株式会社事業創造ラボ(現 株式会社crest+)を設立し、COOに就任(現職)。
2016年
株式会社ピー・シー・ピーの大阪事務所の開設に参画、同所長に就任(現職)。
2018年
上場準備企業の社外取締役に就任。
2021年
上場準備企業の社外取締役を辞任。
2監査法人における経験およびその後のキャリア選択のきっかけ

会計士試験合格者の就職氷河期において、上場企業へ就職できたのは非常に幸運であった。金商法や会社法の知識を活かせる職場で働けることは、上場企業を前提とした受験勉強での知識を自分のものにできる機会であると思ったからだ。また、あるべき論と実務のギャップを学べ、理論でしか理解できていないことが実務を通して身についた時期だと思う。その反面、学ぶことがなくなると急速にしらけていく自分がいた。

上場企業は内部統制や職務分掌、マニュアル等がきちんと整備され、かつ運用されていなければならない。そのため迅速性に欠ける場合もある。時と場合によるが迅速性と正確性はトレードオフになる場合が多い。会計を通してマネジメントをしたかった私としては正確性を重視する企業風土では学ぶことがないと判断し退職した。ある程度ビジネスを理解した段階では、決算短信や有価証券報告書の開示業務よりも企業内部の情報開示に注力したいと思うようになったからである。

経営意思決定に有用な数字情報を提供できれば、会計士を目指した目標を達成できると思えた。しかし、当時の考えではどのような情報が経営意思決定に有用であるのかについては、机上の管理会計、所謂あるべき論でしか考えられていなかった。自分が憧れている数字によるマネジメントは、既に出来上がっているシステムでは機能し難いものである。数字によるマネジメントは数多くいる利害関係者のそれぞれの思惑を良い感じにまとめあげていくものである。利害関係者との人間関係の構築が出来ずして成り立たないものである。当時はそんなこともわからずに憧れを追い求めた結果、自分でビジネスをするという選択肢を選んだ。PCPでエージェントとしてキャリア構築について熱弁を揮っているが、自分のキャリアに関しては自分のやりたいことを都度都度やっているだけである。

3今現在の仕事の内容、特徴、キャリアパス

PCPではサラリーマンとして大阪事務所長、株式会社crest+ではCOO、上場準備企業では社外CFO、crestグループ内のCREST税理士法人では個人事業主として外注をやっている。このような複数の肩書があると何が本職かと聞かれることが多いが、全てが本職だと答えている。1社専属で働いていると、その会社に依存していることとなり非常に怖いと常々思っていた。自分でコントロールできないからだ。すべてにおいてシナジーがあると判断したことしかやらないようにしている。自分の中では、会計士の活躍の場を拡げるためにやっていることである。すべてはPCPの理念と一致している。

会計士が活躍できるフィールドはベンチャー企業や中小企業といったまだまだ分業には程遠い、マルっとした包括的な業務をしている企業に向いていると思う。自分が様々な仕事内容をこなしているからそう思うわけではなく、会計士の試験科目が、会計、経営、監査、法律と様々な分野から出題されるからではないだろうか。税理士や弁護士は法律という括りの中での専門なので単視眼的になりがちである。特に会計士と良く比較される税理士は、税法に偏ったものの見方をしがちである。本来は経営的なアドバイスを求められているのに、それができない税理士が多いように感じるが、それは税務に自信があるが故だと思う。もちろん、会計士でもやたらと会計や監査に自信がある人は同じような単視眼的なものの見方をしている。

これからの時代は自分がコントロールできることを、責任をもってこなしていき、そこに組織が乗っかるという組織運営の時代だと感じている。主体性を持ち、楽しいから働くというスタンスである。もっともっと自分にフォーカスさせていき、何がしたいのか、何をやりたいのか、そのためには何をすべきなのか、自分の市場価値は何かと問い続けていかなければいけないと思う。

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