横井智哉(よこいともや) | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

株式会社ブリヂストン

グループ業績管理ユニット→グローバル連結業績管理部

横井 智哉 よこい ともや

事業会社で会計士ならではの強みを発揮。“企業内会計士”というキャリアをより魅力的な選択肢として浸透させる
チャレンジャータイプ
チャレンジャータイプ

1986年6月21日生まれ(38歳)
愛知県出身 ・ 東京都在住
中央大学 法学部 法律学科 卒業

チャレンジャータイプの特徴
  • 内向的
  • 臨機応変型
  • 大局タイプ
  • 個人主義
  • 伝統型
  • 外向的
  • 計画管理型
  • こだわりタイプ
  • 集団主義
  • 革新型
  • 30
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  • このタイプの割合
    回答者全体の
  • 4.0%

社交的で、周囲と積極的に関わりながら仕事を進めることができる。
またルールや固定概念に縛られることなく物事を捉えることができるため、積極的に新しい考えを取り入れたり、自分と違う意見に耳を傾けたりすることができる。
主体性を持って仕事に取り組むが、細かなところで注意力が散漫になることも少なくない。
ストレス耐性があり感情をうまくコントロールできるため、周囲からはタフな印象を持たれる傾向にある

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1キャリアサマリー
2009年3月
中央大学法学部法律学科卒業
2009年11月
公認会計士試験合格
2009年12月
有限責任監査法人トーマツ入所 名古屋事務所配属
2013年9月
公認会計士登録
2015年6月
有限責任監査法人トーマツ退職
2015年7月
株式会社ブリヂストン入社 ブリヂストンタイヤジャパン株式会社出向 財務企画部 所属
2018年6月
株式会社ブリヂストン 管理会計部 所属

高校までは愛知、大学は東京(多摩ですが)、最初の就職先は愛知、今は東京と、愛知と東京を行ったり来たりしています。
元々公認会計士という資格は名前しか知らない程度で、学問としては法律に興味があり、大学のゼミでも民事訴訟法を専攻していました。就職活動の時期に自分の今後を真剣に考えた際に、専門能力の汎用性・潜在性に強い魅力を感じ、心機一転公認会計士を目指しました。とはいえ法律の基本的な考え方は現在一般事業会社で働く上でも役に立つことが多く、回り道でしたが良い選択をできたと思っています。

2監査法人における経験およびその後のキャリア選択のきっかけ

公認会計士としての最初のキャリアは監査法人トーマツの名古屋事務所でした。
当時の名古屋事務所は会計士等が全体で400人程度の中規模拠点であり、比較的幅広い業務に携わることができたと振り返っています。
監査法人での経験のベースとなったのは製造業クライアントに対する監査業務でした。中部地方という地域柄か、自動車関連産業を筆頭にモノづくりというベーシックな業態のクライアントとお仕事をする機会が多く、自分の中でのいわばモデルケースについて、製造業を基準に構築することができました。
それ以外に当時の所属部門では、監査をしながらIPO支援や財務デューデリジェンス業務の補助にアサインしてもらえることが度々あり、監査以外の観点から財務情報を分析・評価できる機会にも恵まれていたように思います。
会社法監査の主査業務を1事業年度終えた頃にトーマツを退職し、現在の勤務先であるブリヂストンに転職しました。
当時トーマツに入社してから約5年半経っており、監査法人の中で少なくとも経験しておきたかった業務を概ね経験することができたという、「とりあえず1周した」感が自分自身の中にありました。
自分の会計士としての色付けをどう行っていくかを考えたとき、他のプロフェッショナルファームやスタートアップ企業に転職したり、あるいは独立開業したりする同僚が多い中、浸透しつつあった上場企業の企業内会計士という選択肢を選びました。アドバイザーという立場でなく、当事者として地に足をつけて事業を推進する働き方に魅力を感じました。

3今現在の仕事の内容、特徴、キャリアパス

私が現在所属するグループ業績管理ユニットという部署は、ブリヂストンの連結ベースでの管理会計に関するとりまとめ部隊です。

文字通り世界中のグループ会社とコミュニケーションを取りながら予算編成・管理を行い、経営層に全社及び各事業部門の業績を報告し、改善・成長に向けた財務面からの提言を行っています。

特徴としては、経営層との距離が近いこと挙げられます。手前味噌で恐縮ですが、長い歴史を持つ大手企業で働くとなると、大きい組織の中の末端の一人として淡々と働くようなイメージがあるかもしれません。たしかに独立開業と比べるとそういった側面は多いとは思いますが、自分自身の作成した資料がそのまま経営層への報告や取締役会に用いられ、CFOに直接報告を行う機会もあります。当然時流の変化に応じた迅速な対応が求められます。私たちの報告内容が事業部門の今後に大きな影響を及ぼすこともあります。
グループ売上高約3兆6千億円、従業員約14万人が担う大所帯のビジネスが動いていくダイナミズムを肌で感じることができます。

なお、現在の部署は2つ目であり、入社当時は国内の販売会社に出向し、会計業務全般に携わっていました。予算管理以外にもチャネルや商品別の採算、社内カンパニーの業績評価など、よりミクロで現場目線の業務を経験することができました。お金以外の物差しの重要性を体感できたように感じています。

今後のキャリアパスとしては、トーマツやブリヂストンでの経験で得た財務の知識をベースに、財務ゼネラリストとしてスキルアップして当社グループに貢献していきたいと考えています。現所属の後は、海外グループ会社への駐在や本社財務関連領域(経営企画や資金・IR)等でさらに幅広く経験を積み、経営者目線を踏まえた財務スキルを培っていきたいと思います。

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