
株式会社アクセルコンサルティング 他
代表取締役
横山 和樹
よこやま かずき
将来独立するために必要な経験を戦略的に積む
1976年8月28日生まれ(50歳) 兵庫県出身 東京都在住
東海大学政治経済学部経営学科 卒業

01
キャリアサマリー
大学卒業後、金融会社で審査及び管理業務に従事
公認会計士試験に合格後、監査法人トーマツ(現有限責任監査法人トーマツ)に入社し、 トータルサービス部門にて国内監査業務及びIPO監査業務に従事
㈱AGSコンサルティング/AGS税理士法人に入社し、 税務顧問やIPO支援を中心とした企業コンサルティング業務全般に従事
アクセル会計事務所を設立し、代表に就任 アスクプロ㈱社外監査役に就任(現任) ㈱ズーム社外取締役に就任(現任)
㈱アクセルコンサルティングを設立し、代表取締役に就任(現任)
パラカ㈱社外取締役に就任(現任)
税理士法人アクセルを設立し、代表社員に就任(現任) 監査法人アクセルを設立し、代表社員に就任(現任)
大学卒業後、金融会社に就職し、将来は独立して金融業を営もうと考えていました。しかし、貸金業社に対する過払金返還請求についての判決が確定し、業界の雲行きが怪しくなってきたことから、自分で独立できる資格を取得しようと思い、公認会計士試験を目指すことにしました。高校受験は成り行きで、大学受験も附属高校からのエスカレーターで、これまでの人生で一度たりとも勉強はしてきませんでしたが、ようやく勉強しようかなという気になり、試験に専念するために金融会社を退職しました。公認会計士試験の勉強は大変でしたが、思ったよりは抵抗なく進めることができました。公認会計士試験合格後は、上京し監査法人トーマツに就職しました。
02
監査法人における経験およびその後のキャリア選択のきっかけ
監査法人トーマツではトータルサービス(TS)部門に所属し、上場会社や上場準備会社の監査業務に従事しました。将来、独立することを目標にしていたため、中小企業に多く関与したかったことと、公認会計士試験のスタートが周りに比べ遅かったことから、短期間でスキルを身に着けたいという思いで、当時スパルタと噂されていたトーマツのTS部門を希望しました。噂通りで、それなりに苦労もありましたが、大企業に比べボリュームの小さな中小企業に数多く関与できたことで、早めに会社の全体像や監査手続の全体感を理解できたことが大きなメリットになりました。また、上場会社での会計処理や内部管理体制を参考にして、上場準備会社の上場支援に関与しましたが、クライアントに近い立場で問題点を認識し、改善提案できたことが、現在の仕事にもつながっています。
監査法人における経験の中で最も感謝したいのは、当時の尊敬する上司から職業的専門家としての在り方、仕事の進め方、部下への接し方などの手本を見せてもらったことで、専門職としての知識や経験の重要性とともに、人間性やコミュニケ―ション能力の重要性について実感できたことです。大手監査法人で会計士の人数も多く、びっくりするくらい癖のある人間も多かったですが、年月が経った今となっては、監査法人時代の環境が仕事に活かされているなと感じることが多くなった気がします。
シニアスタッフに上がったタイミングで監査法人からの転職を決意しましたが、まだまだ力不足でやり残したことも多いと感じながらの転職でした。しかし、目標である独立を意識した時に、対象になるであろう中小企業の経営者に満足してもらえるサービスを提供するためには、税務の知識と経験が不可欠であると考え、準大手の税理士法人へ転職することにしました。

03
今現在の仕事の内容、特徴、キャリアパス
現在は独立開業し、会計税務顧問、内部管理体制構築支援、IPO支援、M&A支援、会計監査など幅広く業務を行っています。また、上場会社や上場準備会社数社の社外取締役や社外監査役として活動しています。
事務所の特徴としては、社内の公認会計士や税理士の得意分野がそれぞれ異なるため、少人数ですが幅広くクライアントのニーズに答えることができます。また、会計税務分野以外でも、弁護士、司法書士、社労士との連携で、会社経営に必要な業務についてワンストップサービスを提供しております。
私個人では、税務顧問業務とIPO支援業務に関与することが多いですが、監査法人退職後に準大手の税理士法人とコンサルティング会社で5年間ほど税務顧問業務やIPO支援業務に従事することで、現在の基礎を学びました。また、マネージャーとしてチーム運営を行うことで、マネジメントについての経験も得ることができました。
04
あなた独自の強みと今現在の仕事との関係性
会計税務分野に限らず、経営者が企業経営を行う上で直面する様々な問題に対して幅広く相談に乗ることができることと、経営者に近い立場で柔軟に対応できることが強みであると考えています。
公認会計士というと堅苦しいイメージがあるため、何でも気軽に相談してもらえるように専門用語は極力使わず、難しい話も一切をせず、冗談を交えて話をするよう心掛けています。最近では、単なる仕事上の関係ではなく友人のように接してくれる経営者も多くなり、緊張感を持ちつつも、楽しく仕事をさせていただいています。
元々、人と話すのが好きなので、独立後は様々な交流会に出かけてはネットワーク作りを行ってきました。頑張っている経営者から話を聞くのが自分自身のモチベーションアップにもつながりますし、そこから仕事につながることもあります。最近は新型コロナウイルスの影響で、交流会が開催されなくなり、外出も控えているため、新しい出会いの場を模索中です。

05
仕事をしている中で、心が大きく動いた瞬間
独立して新しく仕事が取れたとき、仕事を頑張ってクライアントから感謝されたとき、クライアントが増えて事務所を構えたとき、クライアントが上場したとき、新しく従業員が増えたときなど、仕事をしている中で感動することは多いですが、やはり独立してより一層責任感を持って仕事をするようになってからの方が、やりがいを感じる機会が増えたように思います。
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公認会計士という仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか
基本的に楽観的な性格なので、公認会計士の仕事で深く悩んだことについては記憶に残っていません(笑)。悩みとは違うかもしれませんが、あえて言うなら最近苦労しているのが人材育成についてでしょうか。自分もそんなに出来の良い新人ではなかったのですが、モチベーションだけは高かったので周りの仕事ぶりを見て、盗めるものは盗もうと思ってがむしゃらにやってきました。これまで後輩や部下も同じようなタイプが多く、人は勝手に育っていくものと思っていたのですが、そうではないタイプの場合の育成の仕方がわからず四苦八苦しています…。まだ乗り越えていませんが、モチベーションを上げる話し方、OJTの仕組み作り、チェックリストの作成など自分ができていない課題も多いと感じており、会計事務所の経営者としてより一層努力していく必要があると感じています。
07
人生の目的と公認会計士という資格
人生の目的…。考えたことがなかったですが、基本的には公認会計士でなくても自分の好きな仕事を楽しくやっていければというスタンスです。いまは会計事務所の仕事が忙しくて他の事業に手を出せる状況ではないのですが、もし興味のある事業が出てきたら資格にとらわれずにチャレンジしていきたいです。
監査法人時代の友人も、起業したり、投資家になったり、エステティシャンになったり、ダンサーになったり、フリーターになったり、ブリーダーになったりと様々です。
ただ、公認会計士という資格があるから今の立場があり、公認会計士としていろいろな方に接してきたことで今の発想があるので、もし人生の目的があるのであれば、公認会計士の資格は人生の目的に近づくための重要な道具の一つだと感じています。

08
これから成し遂げたい事、将来の夢
現在は、コンサルティング会社、監査法人、税理士法人の3つのグループ法人で会計税務に関するトータルサービスが提供できるようになってきました。将来は同じ価値観を持つ弁護士、司法書士、社労士などのシナジーのある士業で集まってグループ展開していければと考えています。例えば、DDで弊グループに相談すれば、財務、税務、法務、労務などのDD業務がまとめて実施でき、DD間の連携もとれるため、関連性のあるトピックスについてそれぞれの観点からより深く検証できるなど、グループ展開によって、クライアントの利便性をより高めることができるのではないかと考えています。

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キャリアを模索する会計士、会計士受験生へのアドバイス
公認会計士の資格を活かした働き方を目指すのであれば、監査法人時代から、もしくは公認会計士試験の受験時代から、将来自分が何をしたいのかという具体的目標を立て、それに向けて計画的にスキルを積み上げていくことが重要だと考えています。公認会計士の資格を活かした業務は幅が広いですが、自分が身に着けることができるスキルには限りがあります。例えば、独立したいなら、監査法人で会計の基礎を学び、開業後に特化したい分野からどのようなスキルを身に着ければ良いのかを考えて、それを追求する。事業会社で働きたいなら、自分が行きたい業種のクライアントをアサインしてもらうなど、方法はいろいろ考えられます。まずは自分が会計士として将来、どのような働き方をしたいのかを考えたうえで、少しでも早くその目標に到達できる方法を探すことが大切だと感じています。


