会計士の履歴書
内山 貴史

有限責任 あずさ監査法人

アカウンティング・アドバイザリー・サービス事業部 パートナー

内山 貴史

うちやま たかし

グローバルな環境下で高い緊張感を保持し、日々成長と新しい発見があるような時間を大切に過ごす

1971年9月6日生まれ(55歳) 東京都出身 山梨県在住

中央大学大学院 商学研究科 博士前期課程 修了

内山 貴史

01

キャリアサマリー

1998

朝日監査法人(現 有限責任 あずさ監査法人)入社

2007

KPMG LLP(米国) ニューヨーク事務所 M&Aチーム 出向

2010

あずさ監査法人 アドバイザリー部門 M&A・事業再生チーム 帰任

2018

あずさ監査法人 アドバイザリー部門 M&A・事業再生チーム責任者 就任

本記事はすべてインタビュー当時の内容です。

所属・職位に変更があった場合でもインタビュー当時のものを記載しています。

現在、KPMG(監査、税務、アドバイザリーサービスを提供するプロフェッショナルファームのグローバルネットワーク)のM&A・事業再生チームにおいて、主に日本企業のクロスボーダーM&Aに関わる仕事をしています。また、グローバルで活躍できるアドバイザリー人材の育成にも関与しており、海外のKPMGメンバーファームのパートナーとの信頼関係を基礎として、数多くの海外派遣の機会を創出しています。

私が所属するM&A・事業再生チームは、監査法人内のアドバイザリー部門として公認会計士で構成されております。得意とする専門領域、コミュニケーションスタイル、人柄も含め、個性的なメンバーそれぞれが差別化されている点が大きな強みです。クライアントとの相性も含め、柔軟に日々のプロジェクトチームを編成することができ、また、自分自身にとっても居心地のよい組織だなと感じています。

私生活では、2017年11月、家族と一緒に、八ヶ岳の森のなかにある小さな家に転居し、妻と3歳の娘は、自然環境が豊かな場所での生活を楽しんでおります。一方、家族の理解のもと、私は平日単身で東京に滞在し、国内外の出張も含め、日々、クライアントやチームとの時間に専念できています。

高校生の頃、「グローバルな環境の中で、より多くの刺激を受けて、常に自分自身を成長させていきたい」と社会人のイメージをなんとなく描いていましたが、今のような自身の姿や仕事はとても想像できませんでした。

公認会計士の資格取得、法定監査業務、アドバイザリー業務、ニューヨーク事務所での海外駐在経験。これまでのキャリアを振り返ると、私にとって、常に新しい環境への挑戦であり、自分自身の成長にとって、どれも貴重なものでした。今後も、日々の緊張感と高い感度を持ちながら、さらにスピードアップして様々なことに挑戦していきたいと思います。

02

監査法人に入社することを選択したきっかけ

大学院生の頃、公認会計士試験に合格。当初は、会計学を専攻として、海外留学後、大学教授としてのキャリアを考えていました。しかし、大学院の授業のなかで、国際会計基準審議会(IASB)の前身にあたる国際会計基準委員会(IASC)の議長を務め、国際会計基準に関わる活動を主導されてきた白鳥栄一教授とお会いし、彼の包容力のあるお人柄に触れ、実務家としての公認会計士のやりがいや、グローバルで活躍されている様子を伺ったことが、監査法人に入社することとなったきっかけです。
1998年に入社した朝日監査法人は、当時、国内大手監査法人としての勢いを感じることができたことと、大学院の指導教授の北村敬子教授、前述の白鳥栄一教授からの推薦もあり、第一志望としました。入社試験や面談は緊張してあまり覚えていませんが、面談の中で、様々な業種の監査クライアントを有していること、また、グローバルな研修制度や海外ファームとの連携の強さに関する説明が印象に残っています。

内山 貴史さん

03

監査法人での仕事の内容、特徴、キャリアパス

監査人からM&Aアドバイザーへの転換点

シニアの頃、国内事業会社の監査往査中の天気のよいある日。午前中の業務が終わり、ランチに向かう途中、監査チームのエンゲージメントマネジャーからお話がありました。「経済産業省が事業再生人財育成のため、外部研修を予定している。推薦するけど、参加しないか?」 研修期間は3カ月、平日夜と週末の週2回で、弁護士、税理士、会計士、金融機関の方が集まり、研修内容も面白そうです。「でも、この研修を受講するのであれば、監査業務はできなくなるよ。M&Aのチームに入ってもらい、専任メンバーになってもらいたい。」 ランチから戻る前には、M&A専任メンバーとなっていました。未知の分野ではありましたが、自分自身、結局オファーを受けるのであれば、その後よりスムーズに物事が進むように、即断即決、気持ちよく快諾する方針でしたし、それは今でも同じです。
ちょうど監査業務のインチャージ業務が充実しており、監査クライアントの多くの方々とのよい関係が構築できていた時期でしたが、なんとなく自分の気持ちが新しい業務に向かって背中を押してもらっている気がしました。今考えると、この時の決断が今の自分にとっての大きな転機となりました。

クロスボーダーM&A・PMI

現在、私が携わっている仕事は、M&Aアドバイザリー業務となります。具体的にはクライアントのM&A対象企業の財務状況や企業価値を明確にするデューデリジェンス(財務調査)を行い、M&Aの意思決定をサポートするとともに、買収後の経営統合(Post Merger Integration。以下、PMI)支援にも積極的に関与しております。なかでも、日本企業が海外企業を買収するクロスボーダーM&Aにおいては、複数の国に拠点を展開する企業が買収対象となることも多く、全体像の把握が難しくなるため難易度が高くなります。
M&Aを成功に導く過程で、国内の税務や企業価値評価等の専門家チームに加えて、KPMGのグローバルネットワークを活用し、世界各地のKPMGのメンバーファームの協力を得る必要があります。言語、法制度、文化などの垣根を超えたサポートを実現していく過程は、とても貴重な経験となっています。また、M&Aは企業にとって重要な経営戦略であるため、慎重な意思決定が求められ、そうした場面を日々経験できることも醍醐味のひとつと言えます。
現在、私たちのチームの注力領域のひとつであるPMI支援業務は、日本企業や海外の買収対象会社の経営陣や部門責任者との継続的なコミュニケーションが多く、継続的・多面的な信頼関係の構築につながるサービスであり、やりがいも多いと感じています。

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あなた独自の強みと今現在の仕事との関係性

Diversityへの配慮、Respectに基づくコミュニケーションスキル

国内及び海外でのアドバイザリー業務経験やニューヨーク駐在時における公私にわたる経験を通じ、グローバル環境下での厳しい交渉も含め、ある程度柔軟なコミュニケーションができるようになりました。このような経験・スキルは、現在、特にクロスボーダーPMIにおける海外の買収会社の経営陣との対話、経理、その他数多くの部門との調整業務においては、特に重要なものだと感じています。
過去に国内大手保険会社が海外の同業上場会社を買収したときのことです。買収決定後、PMIキックオフミーティングの際、日本本社のメンバー5名とともに、様々な部署や立場を有する海外関係者(外部アドバイザーを含む)30名との数日間にわたるミーティングの進行役を担当しました。保険業務という特殊な業務上、より細分化された業務ごとに会社の部署や専門家が存在するため、海外訪問前の事前準備も大変でしたが、現地でのミーティング進行中にも、休憩時間を使いながら、各部署のキーパーソンとの事前調整を丁寧に行い、買収直後に想定される重要課題の対応策を協議していきました。クロスボーダー案件では、言語による制約や、文化的側面がボトルネックとなることも多く、クライアントやその他関係者の立場を十分理解・配慮しながら進めていく必要があります。当該ミーティング終了時には、参加者より大きな拍手とともに温かい賛辞をいただいたことを鮮明に覚えています。その後、海外との統合準備を進めるなかで、主要関係者との信頼関係の構築に少しは貢献できたのではと思います。

お互いの顔が見えるKPMG・社外とのネットワークの存在

日本企業がクロスボーダーM&Aを積極的に展開するなか、これまで数多くのM&A業務を通じて、海外も含め、数多くの信頼できる専門家との人的ネットワークを構築できました。世界各地で活躍しているパートナー陣が、若いころから私と一緒に成長してきた仲間です。私には彼らの心強いサポートがある。だからこそ、多国籍にまたがる難易度の高い複雑なクロスボーダーM&Aであっても、スピード感をもって、高いパフォーマンスで仕事をしていけるのだと思います。
また、日本企業に対するサービス提供体制の強化、及び、中長期的な人的関係の構築の観点から、米国、ドイツ、シンガポール、中国、タイ、ベトナム、メキシコに、私の所属しているアドバイザリー部門の若手メンバーを派遣しています。このような多様な海外派遣の機会があるのは、これまで日々の業務のなかで継続的に構築してきたお互いの顔の見える人的ネットワークのおかげです。

ポジティブな思考、建設的な行動、中長期的な時間軸

中長期的な観点から、クライアントリレーションや人財育成に注力し、忙しいながらも、常に明るく前向きに、将来への投資を自ら楽しむことができる価値観もひとつの強みかもしれません。このような価値観は、現在、M&A・事業再生チームの責任者としての仕事を担当するに際し、さらに重要性が増しているのではないかと思います。
また、私の場合、家族の理解や協力が大前提ですが、ワークライフバランスに関しても、常に仕事とプライベートを平均的にバランスさせるのではなく、中長期的にバランスを確保することを念頭においています。現在、妻と子供とは地理的にも離れた場所で生活していますが、週末半日でも家族と一緒に過ごせるとき、思いっきり密度の高い時間を楽しむようにしています。どちらかというと、これまで仕事の比重が圧倒的に高いにも関わらず、私の現在の仕事を理解し、献身的なサポートをしてくれている妻の存在が私の最大の強みかもしれません。

内山 貴史さん

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仕事をしている中で、心が大きく動いた瞬間

専門外に対してのリスペクトと学ぶ気持ち

パートナーとして、複数のクロスボーダーPMIを担当していたときのことです。海外買収企業が深刻な業績不振となり、数カ月にわたり、日本本社メンバーと共に日本と欧州を往復し、現地事業の立て直しを支援する、難易度の高いプロジェクトがありました。そのとき、一緒に担当した戦略・ビジネスチームのパートナーから次のようなフィードバックをもらったことをよく覚えています。
「常に同じところにとどまらず、常に専門外の領域を学び、人に対するRespectを忘れない。積極的にオーナーシップを発揮し、クライアントも巻き込みながら、仕事を楽しんでいる。常に投資し、結果も出す。仲間やサポーターを累積的に増やしていく」。
上記プロジェクトにおいて、私は日本本社及び現地経営陣とのコミュニケーションを担当し、戦略・ビジネスと会計の混成チームがビジネス調査や事業計画の見直し検討を進めていました。日頃、自分が何人いてもできないような品質の高い業務をチームメンバーと一緒に達成できたとき、「今回の仕事は本当によかったな」と感じることが多いです。私自身にとっても、チームメンバーにとっても、新しい気づきがあり、一緒に試行錯誤した経験が成長の機会となったと実感するからだと思います。本件は、まさにそのような結果を生み出すことができたプロジェクトでした。もちろん、現在でも彼は信頼できる仲間の一人です。

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公認会計士という仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか

ニューヨーク駐在当初の3カ月間

2007年11月、ニューヨーク事務所のM&Aチームでの勤務が始まりました。それから3カ月間、仕事はゼロ。現地ではリストラを検討している時期とも重なり、「着任早々、海外赴任者のうち、本国に戻す海外赴任者リストにも挙がっていたんだよ」と後日聞かされました。私自身も焦りがあったのかもしれません。体重も自然と減少していました。
そんな厳しい状況であっても、常に自分ができることを模索し、できるだけ前に進んでいく気持ちだけは強かったと思います。このデジタル社会において、敢えて日本のインスタントカメラを持参し、ホリデーシーズンに開催されていた様々なパーティーに参加しました。その際、出席者リストを片手に、当日お会いした人の名前を一緒に確認しながら写真を撮り、後日、簡単なメッセージとともに、現像した写真をプレゼントして回った記憶があります。今考えると、ずいぶんおもしろいことをしたものだなと思いますが、ユーモアをもって、誠実に積極的にコミュニケーションをしていたのだと思います。「なんで現像しているの?データをメールに送っておいて」といった反応もありましたが、総じて好意的に受け取ってくれたようです。その後、すぐにアサインが増えることはありませんでしたが、このことが契機となり、ニューヨーク駐在中に困ったことがあると親身にサポートしてくれる仲間を作ることができました。私の試行錯誤の様子を見て、上司である米国パートナーが日本での上司のパートナーと協議の上、無事アサイメントが行われ、現地チームと一緒に継続的に業務を担当することができました。
赴任当初、困難な状況であっても、その時点でできることを真剣に模索し、現地での良好な人間関係を日々構築していったことが、結果として、実際の仕事を一緒にする段階になって、急速にポジティブに仕事が動き始めたのだと思います。おかげ様で、当初予定の任期である1.5年間から現地要請により3年間に延長することができました。今では、当時の現地の仲間はそれぞれパートナーに昇格し、海外で再会するとき、当時のやりとりを懐かしく思い出しています。また、私は、上記のような上司や現地同僚からの配慮やサポートを一生忘れることなく、後進のメンバーに対して最大限のサポートをすることにより、少しでも恩返しできればと思っています。

何とかする覚悟があれば

今、深刻な悩みはありません。いずれも解決できると信じているから。何とかする覚悟を持っているから。引き出しの多さもあるし、これまで自分だけではどうにもならないことも、ちゃんと乗り越えられてきたので。常に明るく、仲間を信じて、冷静に誠実に対処する。そんな根拠のない自信や覚悟だけはできていると思います。今、特に重視していることは、大事な局面で常に的確な判断ができるように、心身ともに健康で、自分がどのような環境であるのか、客観視できるようなバランス感覚や感度を高く保つことです。週末は思いっきり家族と森を駆け回り温泉に浸かる。平日は、早朝か夜、時間を見つけて、事務所の近くのスポーツクラブで水泳をして、体調を整える。いい仕事のためには、そういう時間が欠かせないと思っています。

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人生の目的と公認会計士という資格

人生の目的というほどではありませんが、私は、「グローバルの環境のなかで、高い緊張感を保持し、私自身が日々成長と新しい発見があるような時間を大切にして過ごしていきたい」と思っています。そのためには、KPMGというグローバルネットワークが不可欠ですし、自分自身だけではとても解決できないような難しい課題に対しても、一緒に挑戦していく仲間が必要です。
私は、現在、M&A・事業再生の分野にて、様々な利害関係者の期待や、置かれている環境を理解し、高い緊張感、タイトなスケジュールのなかで、密度の濃いコミュニケーション、きめ細かく厚みのあるアドバイスを提供することを心掛けています。このような時間は、まさに、多様なバックグラウンドを持った方々との相互理解を深めて、自己の視野や経験の幅をさらに広げていくことができる貴重な時間となっています。
また、以前、秘書の方に言われたことがあります。「内山さんはどうしていつも元気で明るく仕事ができるのですか?疲れることはないのでしょうか。でも、内山さんを見ていると、なんか自然と明るく楽しい気分になってきますね」。 私自身、前向きでポジティブな性格であることもありますが、せっかく長時間仕事に時間を使うのであれば、できる限り楽しく明るく前向きに使っていきたいのです。私は、私自身の日々の業務を通じて、より多くの方々にポジティブなメッセージを発信し、できるだけ多くの方々に明るく前向きな環境を提供し、一緒に挑戦できる仲間を増やしていきたいと思っています。
改めて考えてみると、私にとって、公認会計士という資格は、「自分が現在のような役割を担い、多様な経験や能力を獲得できることになったきっかけ」であるとともに、「グローバルな仕事、より様々なバックグラウンドを持った方との仕事の仲間入りさせてもらうための入館証」だと思います。

内山 貴史さん

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これから成し遂げたい事、将来の夢

KPMGのM&A・事業再生チームの更なる成長に向けて

シニアの頃、上司のパートナーが、「パートナーは、各チームメンバーそれぞれの能力や経験のステージをよく理解し、クライアントとビジネスをするだけでなく、それぞれのチームメンバーにとって、何らかの成長の機会になるような仕事を獲得してくる責務がある」とお話ししていました。特に印象的であったことは、「M&A業界で仕事をするのであれば、ある程度の頻度で、業界として代表的なM&A案件に関与していくことが重要」という一言です。
私は、M&A・事業再生チームの責任者として、各パートナー達と密に連携しながら、個々のチームメンバーを理解し、一緒に成長し、今後もM&A業界における一定のプレゼンスを発揮していきたいと思います。

アドバイザリーの視点を有する監査パートナーの存在、KPMGネットワーク内のコラボレーションの更なる活性化

実は、監査人からM&Aアドバイザーへのキャリア変更を勧めてくれたマネジャーは、現在、あずさ監査法人の監査パートナーとして活躍しています。「アドバイザリー業務は、公認会計士としてのどのようなキャリアを構築するにしても、重要な業務だと思う。監査法人内で、そのような業務を身近に感じて、かつ、将来の監査パートナーになる監査業務を担当するメンバーに多様な視野や経験を与えてほしい」そんなメッセージを私に託して監査業務に戻っていかれました。
M&A・事業再生アドバイザリーは、専門性と業務品質の観点から、専任メンバーによる業務提供が行われています。一方、特に将来監査パートナーになっていくような方にこそ、様々なアドバイザリー経験を有し、かつ、アドバイザリーチームとの多様な人的ネットワークを持つことは大切なことだと思っています。監査法人内のアドバイザリー部門の役割として、継続的に、多様な業界知見を有する優秀な監査人財とアドバイザリーチームとの協働、中長期的な人財投資を積極的に推進することにより、監査法人に所属する公認会計士のキャリアの選択肢、あずさ監査法人内の人財の厚み・人的ネットワークがさらに増していくと信じています。また、クライアントの課題に対して、より長期的な視点で、クライアントとの多面的な信頼関係の構築・向上を実現していければと思います。

グローバル環境下における個人・組織の成長機会の創出、多様な経験の獲得

自分自身の視野、英語も含めたグローバル対応スキル、デジタルツールを活用したスピードのある対応、日々挑戦すべき領域はさらに拡大し、要求される水準もより高くなっています。私自身が自ら挑戦し、日々楽しむとともに、組織としても、そのような挑戦をサポートしていければと思います。結果として、KPMGにおけるアドバイザリー領域において、より多様なグローバル人財の育成に貢献していければと思います。

内山 貴史さん

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キャリアを模索する会計士、会計士受験生へのアドバイス

現在、どのようなアドバイザリー業務であっても、グローバル環境下での高いコミュニケーション能力は必須だと思います。どれだけ個人として高度な専門性や経験を有していても、解決すべき課題に対しては、ひとりの公認会計士だけで解決できる領域は限定的です。より謙虚な姿勢をもって、様々な強みを有する信頼できる公認会計士と密に連携し、また、専門外の領域についても、率直に相談できる外部専門家との人的ネットワークを少しずつ広げていってみてください。長い目でみると、アドバイザリー業務は波があるもの。自分が困っているとき、調子がいいとき、どんな時でも継続してぶれないことが重要だと思います。特に相手が困っているときは、自分が大変な状況でも、必ず最大限のサポートをする。どのようなつらい環境にあっても、相手への思いやりを持って、クライアント、仲間、家族に対して、きめ細やかな配慮ができればと思います。そんな覚悟をもって、みなさんもぜひ頑張ってください。