会計士の履歴書
尾崎 智史

尾崎公認会計士事務所

所長

尾崎 智史

おざき ともふみ

TAC講師になり憧れの教師の夢を実現。会計士を目指す教え子らが合格できるように創意工夫を尽くして指導する

1986年1月27日生まれ(40歳) 神奈川県出身 東京都在住

慶應義塾大学 商学部 卒業

尾崎 智史

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キャリアサマリー

地元の公立小学校、公立中学校、公立高校を経て、慶應義塾大学商学部に入学しました。大学は受験をしたわけではなく、指定校推薦です。なんとなく勉強して期末試験のときだけしっかり対策していたら、成績だけは付いてきてしまいました。ですから、それまでの人生、必死で勉強をした経験がなかったのです。人生で一度は、思い切り勉強をしてみたい!との思いから、会計士試験の受験を決意しました。大学1年生の終わり頃から会計士受験をスタートし、大学4年生で合格。そのままTACに入社しました。財務会計論(計算)の講師として教壇に立ちつつ、監査法人アヴァンティアの非常勤として監査業務に従事。ミュージックセキュリティーズ株式会社にてファンドの組成や監査、経理業務も経験します。さらに株式会社アクリアにてベンチャー企業の経理体制構築や、ベンチャー企業の資金調達のための事業計画策定に携わりました。現在は、日本クラウドキャピタルにて株式投資型クラウドファンディングの組成・審査等を行っています。

個人活動として、会援隊(会計士の有志団体)にてMG(マネジメントゲーム)を広める活動も行っています。

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監査法人における経験およびその後のキャリア選択のきっかけ

監査法人の経験としては非常勤のみです。もともと、監査業務に従事するつもりはほとんどありませんでした。会計士の勉強を始めたきっかけも、特に監査に興味を持ったからではありません。思いっきり勉強してみたかったことや、資格を取っておけば無駄にはならないだろうとか、そんな感じです。むしろ昔から教師という職業にはずっと憧れていたため、予備校講師という仕事はまさにドンピシャでした。

監査では、すでにある程度仕組みが完成されている上場企業より、仕組みが未整備な中小企業を見ている方が、向いていると感じることが増えてきました。東日本大震災後には東北地方にも行き、地元の名産品を生み出す中小企業・個人事業主の方々の力になりたいと思い、支援させていただきました。そのとき、自分にできることは何だろうと考えて、中小企業の支援という、自分のやりたいことを見つけることができました。

尾崎 智史さん

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今現在の仕事の内容、特徴、キャリアパス

現在の主な仕事は、TACの講師です。受講生が解く問題を作成したり、テキスト等の作成や改善をしています。もちろん講義も継続的に行っています。特徴としては、直に生徒と触れあうことができ、非常にやりがいがあります。人それぞれ、受験にいたるきっかけも違いますし、受験環境も違います。目的も様々。そんな人たちとふれあい、相談に乗ったり語ったりするのがとても楽しいです。逆に、こちらの意図したことがなかなか伝わらないときは悔しいですし、真剣に悩みます。受験生の人生がかかっているので、魂を込めた講義を意識しています。

日本クラウドキャピタルでは、資金調達をしたいベンチャー企業の経営陣とコミュニケーションをとりながら、事業計画を策定しています。新しいビジネスを思いつき実行に移していくベンチャー経営者は面白い人が多く、刺激を受ける毎日を過ごしています。

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あなた独自の強みと今現在の仕事との関係性

人前で話すことが好きであるため、講師という仕事は非常に向いていると感じています。ただ単に勉強を教えるだけではなく、どうすればモチベーションを高めてあげられるのか、効果的かつ効率的な勉強法はないか、より頭に残る教え方はないかなど、日々考えることがとても楽しいです。受験生にとって模範の存在であるためには、日々自らが成長し続けていなければならないので、プレッシャーは大きいものの、その分得られるモノも大きいです。チャレンジ精神は旺盛であるので、積極果敢にチャレンジしていく姿を通して、会計士に憧れてもらえるような存在でありたいと思い続けています。

尾崎 智史さん

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仕事をしている中で、心が大きく動いた瞬間

TAC講師1年目の最後の作問にて、自分としては会心の出来具合だったにもかかわらず、先輩にほぼ全否定され、作り直しになったことがあります。ミーティング後に、ひっそり一人でトイレに行きました。目から何かがこぼれてきました。悔しかった気持ちもありますが、もっともっと考えて、努力し、成長していこうと決意した瞬間でした。また、毎年の合格祝賀会はひそかに感動しています。自分の講義を受けた受験生が合格して、会計士として羽ばたいていく姿を見られるのは本当に嬉しいことです。

どんな仕事をしていても、やっていてよかったなと思う瞬間は、誰かから「ありがとう」と言ってもらえる瞬間です。つらいことがあっても、面倒なことがあっても、やりたくないようなことがあっても、苦手なことがあっても、最後の「ありがとう」ですべて吹き飛びます。このために仕事をしてきたんだなと思えます。そんな「ありがとう」をたくさんもらえるように、これからも仕事に精を出していきます。

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公認会計士という仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか

自分よりも圧倒的に優秀な人がたくさんいる中で、どう自分の存在意義を見出していくか。これは会計士に合格してから今までずっと悩みに悩み続けていることであり、今でも考え続けています。これはきっと一生乗り越えられるようなものではないのだなと、ある意味で割り切っている面もあるかもしれません。監査法人でじっくり働くべきじゃないのか、予備校講師に専念すべきじゃないのか、もっと平日休日関係なく働きつづけるべきじゃないのか、ワークライフバランスをもっと考えたほうがいいんじゃないのか……、考えることや悩むことは無数にでてきます。

といっても、いま自分にできることを精いっぱいやり切ることで活路は見出せると信じるしかありません。目の前の仕事に真剣に取り組み、目の前にいる人に本物の価値を提供する。期待を超える価値を与えて差し上げる。それだけを考えていれば、自然と乗り越えられるのではないでしょうか。

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人生の目的と公認会計士という資格

人生の目的はまだ見つかっていないのが本音です。今時点でそれらしきことを書くとすれば、“日本の再興”と言えるかもしれません。間違いなく人口が減少していくこの日本で、どう国を維持し、向上させていけるのか。そのために会計士としてできることは何なのか。これを日々考え続けています。

自分は財務会計の講師ではありますが、経営現場でより求められるのは管理会計だと感じています。言い換えれば、意思決定に役立つ会計です。財務会計も管理会計も分かっている会計士が、経営のプロに寄り添って仕事をしていければお互いにとって良いことになるはずです。経営と会計をより身近なものにして、能力のある人にもっと企業の価値を高めるような活動をしてもらって、ひいては日本全体の向上・前進をさせていって欲しいです。

尾崎 智史さん

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これから成し遂げたい事、将来の夢

孫正義氏のように、革命を起こしていきたいです。自分一人では無理でも、革命を起こす人のサポートをし、日本を変革させていきたいです。会計維新。日本を会計側から変えていく。特に、中小企業を育てていきたいという思いが強いです。会計の分からない経営者に会計を分かりやすく伝えることで、儲かるにはどうすればよいかを知ってもらうこと。中小が元気になれば日本はまだまだこれから伸びていけるはずです。

また、会計のプロである会計士が経営側の視点を持つことで、より説得力を持った話ができるようになるはず。経営の分かる会計士、会計の分かる経営者。こういった人を少しでも増やしていけたらいいなと思っています。

あとは、誰でももっとチャレンジできる社会にしていきたい。人の目を気にしてなかなか動けずにいる人を励まし、背中を押してあげられる存在でありたいです。そのためにはまず自分です。会計士には無限の可能性があるはず(会計士に限らずあらゆる人間に無限の可能性があるように)。もう一度みんながそれを思い出し、可能性を開いてチャレンジしていける社会を作りたいです。

尾崎 智史さん

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キャリアを模索する会計士、会計士受験生へのアドバイス

会計士には能力の高い人がゴロゴロいます。本当にびっくりするくらい、レベルの高い人だらけです。いったいいつ寝ているのか分からないくらいバリバリ働いている人もいます。そんな人たちと一緒に仕事をしているだけで、日々気づきがたくさんある世界。それが会計士業界というものだと思います。この世界に入れただけでも価値があることは間違いありません。

大切なことは、とにかくどんどん飛び込んでいくこと。監査法人内で小さくまとまっているのも、それはそれで心地よいかもしれません。知っている人に囲まれ、知っている人だけの世界で生きていくのは、まるで流れる温水プールのようにあったかくてずっと入っていたくて、しかも勝手に流れていくから楽ちんかもしれません。

しかし、あえて外の世界に出て行ってみて欲しいのです。会計士の中でもまったく知らない仕事をしている人もいることでしょう。会計士以外の世界になればなおさらです。世の中にいる面白い人と出会うことは自分の人生に気づきを与えてくれます。気づきだけではなく、仕事を与えてくれることもあるでしょう。会計とはまったく関係の無い世界に足を踏み入れてみると、そこには必ず発見があります。

すべては人が運んできてくれる。そう信じています。そんな人との出会いを増やすことを意識してみて下さい。